[掲示板: ゼロからスタート!まずは10万語! -- 最新メッセージID: 10127 // 時刻: 2024/11/25(21:16)]
------------------------------
kirinoです。
私も元来数字は苦手で、日本語でも、1,000,000円なんて見た時に、3桁でカンマが
入るのと「〜万、〜億」と4桁で桁の単位が上がっていくのが一致せずに困っていま
した。
入社したばかりの頃、プレゼンテーションの席で、金額を読む際必ず「うっ」と
つまってしまい、よく上司に小突かれました。
当時は高額商品を扱っていましたから、月額ベースでは数百万〜数千万、年額ベース
では数千万〜億単位の金額になるのですが、それまでずっと学生だった身ではそんな
金額にお目にかかったことがなかったのですから仕方ありません。
しかしそれも、仕事を続けるうちに、「このくらいの商談ならこの程度」という金額
感覚と、三桁区切りのカンマの位置が感覚で身について来ました。
同じように、英語でも自分なりの感覚値を作っておくと便利です。
特に向こうの人たちは、"10M"(10,000,000)のように3桁区切りをベースに表記を
よく省略するので、thousand、million、billionなどの3桁ベースの感覚をもって
おくのが非常に有効です。
その際、すごく大雑把に、1$は100円にしてしまいます。
そうすると、$1million=1億円で、よく大金持ちことを、"millionaire"と言うのに
対して、日本語では「億万長者」という感覚が重なります。
millionは、庶民感覚でいう大金、一生遊んで暮らせるくらいの金額、というイメージです。
あとは同じように、生活感覚に結びつけて
10$:昼に定食を食べて、1000円札を出すイメージ
100$:万札を切るイメージ。米国では100$紙幣なんて滅多に見ないイメージも重ねます。
1,000(1T)$:高価な家電を買うイメージ
10,000(10T)$:車を買うイメージ
100,000(100T)$:家を買うイメージ
などです。
当然、為替も変動する上に物価の感覚も違いますし、古典などを読むとまた条件が、
変わって来ます。
そこは、上記の感覚を軸に、「向こうは物価が安いからな」とか「昔は貨幣価値が
違うから」と物語の中で、上記の感覚値を修正するようにしています。
一回この感覚が芽生えてからは、数字のうち金額については快適に読めるように
なりました。
ただ、長さや面積などの感覚はまだまだ出来ていません。
でも日本語でも「身の丈、6尺5寸の大男」なんて表現を見て、センチメートルに
換算するかといったらそんなことはなく、大男の2mくらいを想像するのと同じよう
に、「どうも"6feet"は大男で、"5feet"は一般人」なんて感覚を物語りの中から
拾っていくのではないかと思っています。
換算計算って、多読における辞書のようなものかも知れませんね。
読んでいる途中でするものではなく、ひと区切り読み終えて、それでも頭に残って
いる数字と単位について、換算してみて、読んだ時にぼんやり頭に浮かんだイメージ
と照合することで、はっきりと頭の中に蓄積される。
書き込んでいる自分が、頭を整理できました。
引き続き、Happy Readingで!
▲返答元
▼返答