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お名前: ちんげん斎
投稿日: 2002/9/11(22:37)
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TOEICの功罪(おもに罪の部分)については酒井先生が「快読100万語!」の中で述べられているようにTOEICの高スコアが英語力につながるとは思いませんし、実際私自身も先に書いたように、ネイティブスピーカーが話すのを聞くと、すべて自分の知っている非常に簡単な単語から成る文章なのにさっぱり意味が分からないということが起こってますので、これまでやってきた方法には限界を感じています。あくまでも横道ってことで。
でもミもフタもないけど単に「ひたすら聴く」というだけなんですよ。
書き出さないディクテーションっていいますかね。具体的な方法は、以下の通りです。
(1)まず、前提として英語の正しい発音を勉強します。これには、「30音でマスターする英会話」http://www.uda30.com// などが役に立つと思います。
(2)次に、ラジオでもテレビでもニュースでも何でも良いから自分の興味の持てるもちろん英語の番組を録音します。スクリプトも日本語訳もない方が良いと思います。私の場合は、VOAの「Our world」という番組を使いました。これを通勤時間に繰り返して聴きます。25分の番組で3つから4つの話題を扱っていますから、この内一番興味の持てそうな話題を繰り返して聴きました。
(3)最初は全く内容が判りませんが、もともと自分の興味のある分野なので、わずかに聞き取れるキーワードから内容を想像していきます。繰り返していくうちに聞き取れる部分が増えてきます。わからないところはそのままにして、主題を理解するようにします。何度も聞いていると前後の流れから今まで雑音でしかなかった音が突如として単語として聞き取れるようになることがあります。私の場合、「〜光年」にあたる「light year」などがその例です。(こんな簡単な単語なのにそれまで何度聞いてもわからなかったりするのですよ。)
(3)何度も出てきて耳に残る単語は、つづりを推測して辞書を引きます。
(4)1週間経ったら、次の番組を録音して新しいものをまた繰り返して聴きます。
ということをTOEICで600点を過ぎた頃から1年くらい続けると、それまで稲妻のように早く感じたリスニング問題がとてもゆったりしたものに感じられるようになりました。(「Our world」は、ネイティブスピーカーがゆっくり喋るくらいのスピードです。)
それ以前までは、まともに続いた勉強法はありません。全部挫折しています。
700点を超えてからは映画やテレビドラマ、ドキュメンタリーなどテレビは出来る限り副音声できいています。
正直わたしのレベルでは、さっぱりわからないんで絵本をみるような感覚です。
ドキュメンタリーのナレーションは大抵ゆっくりなので大意はわかります。
いずれにしても私の場合、内容が興味深く面白いものでないと続きません。
そういう意味で楽しみながら読書をしていると力がついていく多読というのは素晴らしい方法だと思います。当分わたしは多読とテレビ視聴でやっていくつもりです。
「快読100万語!」を読んでお勉強するのは捨てることにしました。
まりあさんは、リスニングの習得は人によって習得する時間に差があるとおっしゃいますが、多読を続けて語順の通りに理解できる力(しかも高速に)のある人なら、英語の個々の音とつづりの関係を正しく身につけるだけで一気にリスニング力を伸ばすことが出来ると思います。
シャドウイングはそのための方法ですが、あまり面白くないのが難点です。
わたしは既に挫折しました。続きません。
GRの朗読CDなどを、本を見ずに繰り返して聴くなんてのは、どうでしょうかね。
朗読以上のスピードで読めるものなら全部聞けて当然なので、聞き取れない音、単語が自分の弱点ですよね。もう少し早く読めるようになったらそういうこともやってみたいと思います。
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