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お名前: Ryotasan
投稿日: 2006/10/3(08:17)
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Q4さん、おはようございます。
Shakespeare の文法が通常の英文法と違うというのは、それだけ文法から外れているという意味だと思います。通常の文章より文法の規則が軽視されていますから、それを文法的に説明するのは難しくなります。
念のため付け加えておくと、現在、権威ある出版社から発行されている Shakespeare の原書の中で使われているカンマやピリオドは、後世の学者が推測して付け加えた者です。Shakespeare 本人は文法など考えずに戯曲を書いていたのです。
又、Shakespeare の戯曲は、基本的に韻文で書かれていますね。舞台での上演のために書かれた作品ですが、読者にとっては物語詩のようなものです。そして、Shakespeare が英詩の最高峰だとすれば、Mother Goose は赤ちゃんを背負った人がよちよち歩きの子どもを連れて登ることのできる丘陵です。足を踏み入れてみれば、意外に楽しく、広く、奥の深い公園であることに気づくでしょう。最高峰を目指すための準備として訪れてみるのも良いと思います。
欽定訳聖書から Shakespeare 作品へ直接の引用はありませんが、この本は Shakespeare と同時代の英語で書いてあり、朗読に適しており、今でも読まれている有名な本です。しかも、Shakespeare の英文よりはずっと簡単です。ですから、あの時代の英語になれるために欽定訳聖書を読めば、Shakespeare を読むための準備としても良いです。勿論、背景知識を得ることもできます。
もっと前の時代の聖書に関しては、綴りの違いもあって厄介なので、Shakespeare について現代英語で解説した本を読めるようになってからでも良いと思います。
映画よりは歌の方がとっつきやすいと思います。でも、ここで音楽CDの話題を出すのは脱線のしすぎかもしれませんね(^-^;)。
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