[掲示板: ゼロからスタート!まずは10万語! -- 最新メッセージID: 10127 // 時刻: 2024/11/24(18:00)]
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Learnerさん、こんにちは。
杏樹と申します。今370万語ぐらいです。
〉しかし英語で、しかも読書だけで、そのようなことが起きるのでしょうか。
〉わからない単語はいつまでたってもわからないのではないでしょうか。
多読を始めた人の多くがこういう疑問を持ちます。そのことに対していろいろな回答もありました。
ここでは私が最近感じることを書いてみます。
日本の英語教育は「単語信仰」が強すぎるのではないかと思います。でもいくら「単語」を覚えても本を読んだり映画を字幕なしで見てわかるようにはならないんです。「単語」よりも「文章」がわかるようになることが大切です。ですから現在の自分の文章の理解の度合いに見合った単語でないと、覚えようとしても身につきません。
たくさんの英語を読んでいるうち、見覚えのある言葉が増えていき、それを文章の中で理解できるようになると意味がわかってきます。そういう状況でないと本当に「単語」の意味は「わかる」ようになりません。
そして文章の中で知らない単語の意味がだんだんわかってくる、ということは実際に起こります。多読前に書き込みをして読んでいた英語の本を再び取り出して読んだ経験のある人は、「こんな単語も知らなかったんだ」と驚きます。昔辞書を引いて書き込みした単語を知らないうちに覚えているのです。
それでもすべての単語がそれでわかるわけでないことは確かです。何度も見るのにいつまでたってもよくわからない、ということはよくあります。しかしそういう単語は飛ばしても本を読むのには差し支えありません。少なくとも100万語通過するまでは飛ばして充分です。
もし100万語や200万語越えて、どうしても知りたい単語が出てきたときにのみ「英英辞典」を使うことをお勧めします。英和辞典の日本語は必ずしもその英語の本当の意味や細かいニュアンスを表しませんし、そもそも英単語と日本語はなかなかぴったり意味が対応しませんので、日本語に置き換えて理解するのは危険です。しかし英英辞典だと「英語のまま」理解できます。多読が進んで英英辞典の説明の英語がわかるようになったら英英辞典を引くようにすればいいと思います。それまでは飛ばして読んでいてください。
それではHappy Reading!
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