[掲示板: ゼロからスタート!まずは10万語! -- 最新メッセージID: 10127 // 時刻: 2024/11/24(17:37)]
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こんばんは、近眼の独眼龍です
〉辞書を引かずに多読を続けるという方法に賛同しております。
〉たしかに日本語では、辞書を引きながら本を読むことはあまりなかったと
〉思います。
〉こうして数十冊は読みましたが、わからない単語をそのままに
〉していくことが、不安に感じ始めました。
〉母国語環境では、わからない言葉は親や先生や友達等に聞けますし、
〉日々の生活がその言語に囲まれています。
〉人がある言葉を使っているのを横で聞くことで、かなりの情報が
〉伝わりますから、帰納的に言葉を習得していくと思います。
〉しかし英語で、しかも読書だけで、そのようなことが起きるのでしょうか。
〉わからない単語はいつまでたってもわからないのではないでしょうか。
疑問・不安はよ〜く分かります。実際、私も最初それが信じられなくて、
文句をつけてやろうって思って、その裏づけとして、試しに始めてみた
んですから。
しかし、これが不思議と語彙が増えて行くんですね。実は最初は却って
知っているつもりの単語が分からなくなったりしたこともありましたが、
結局は語彙が増えてる。読んだ語数に比例する感じではありません。
何かの時にはっと気が付くと増えている。
多分、目的地に対して、霧の中を進んでいく感じかな。最初は全体が
ぼやけている。近づくにしたがって、だんだんと濃くはなってくるけど、
まだ目的の建物の部分は明確には分からない。でも、突然にドアも窓も
壁のヒビも、なにもかもはっきり見える。
そんなふうに、日々数語ずつ分かるというより、ぼんやりと分かった
ような気がしないでもない単語がずーっとあって、ある時ポンと突然に
何語かが一度に分かるという経験があります。
Learnerさんが「帰納的に分かる」ってやつです。これを、少しでも
効率的に起こそうと思ったら、周辺情報を多くすればいいんですね。
たとえば、絵の多い本。絵はかなりの情報を持っていますから、大切に
しなくては損をします。あるいは、シリーズもののように、設定の共通
した、あるいは似たものを読む。そうすると、設定の理解がどんどん
進んで、何か新しいものが出てきても、他のものとの位置関係で、すっと
分かったりします。
(この両方の意味から、ORT(Oxford Reading Tree)が最近推奨されて
いるんでしょう)
〉私の場合、グレーディングされたリストに従って読み進んではいませんが、
〉「それが原因でわからない」のでしょうか。
これはあまり関係ないと思いますよ。
〉またTOEIC対策等を考えた場合、試験に出る単語レベルに到達するのに
〉SSSだけでは数十年かかってしまうのではないでしょうか。
語彙と文法については、多聴は多読よりずいぶんと効率が悪いと、今の
私は思っています。でも、その多聴しかやらずに、英検3級に落ちてから
10年もたたないうちに、TOEICで800点以上になりました。
まして、多読なら数十年なんて考えられません。数十ヶ月もかからない
のではないかと思います。
ただし、TOEIC対策"だけ"を考えたら、もっと効率的な方法があるのかも
しれません。これは、私はまったく知りませんので、一応口をつぐんで
おきますね。
どうも、だらだらと書いてしまいました。ごめんなさい。少しでも
参考になればいいんですが。
これはさておき、Happy Reading!
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