世界史入門のために

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7070. 世界史入門のために

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/4/26(01:52)

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いいかげん開き直りで再びレスつけます。

「英語で世界史」はすぐには難しいので、多読とは関係なしに世界史入門者のために今すぐ実行できるおすすめを。

世界史を知る、ということは世界を知るということです。まず世界にどんな国があるかを知ることです。
そのためにはまずテレビ番組を利用するのがいいでしょう。紀行番組とか、ドキュメンタリーとか、世界の国々を紹介する番組は、探してみるとけっこう見つかるものです。

私が欠かさず見ているのはまず「世界ふしぎ発見」。歴史に関係のないテーマの時もありますが、夕べはエジプトでなんとエジプト取材50回記念でした。実際にナマズでミイラを作ってみました。私はエジプトのことは管轄外で本もあまり読んだことはありませんが、けっこう雑学的に知っている自覚があって、多分この50回のうち相当数を見ているからだと思います。

「世界遺産」(日曜夜11時半)。史跡関係のときはぜひ。
「世界ウルルン滞在記」(日曜夜10時)。歴史のある街や伝統の技を学ぶときなど。
「美の巨人たち」(テレビ大阪では土曜夜10時)。これは美術品を毎回ひとつ選んで紹介する番組ですが、アプローチの仕方が面白くて印象に残りやすいです。作品が書かれた当時の時代背景などをのぞくこともできます。

「開運!なんでも鑑定団」(テレビ大阪では火曜夜8時54分)は骨董品が出てくるので当然時代背景の説明も出てきます。日本の骨董が多いのは当然ですが、海外のものもよく出てきますから注目です。特に中国で骨董屋さんの口車に乗せられて買ったものは絶対ニセモノ、良くてお土産品。それが何度か出てきて、中国で骨董を買おうという了見を起こすのはやめましょう、ということがよくわかりました。

あとは単発やミニシリーズがあるときにチェックします。
WOWOWでは最近「古城のまなざし」という番組がありました。ヨーロッパの古城を訪ねてその由来や歴史エピソードを紹介する番組です。再放送はもうないのかな…。
WOWOWでは「鉄道物語」という番組もあります。歴史のある街を通ったりするとそのへんも紹介してくれます。たまに拡大版もあります。そういえば民放で「世界の車窓から」という番組もありますね。

単発で2時間ぐらいのスペシャル番組が放送されることもあります。歴史紀行とか、グルメ紀行とか、遺跡のドキュメンタリーとか。
先日モナリザの謎を探る番組がありました。なぜあの微笑に誰もが惹かれるのか、という詳しい分析もおもしろかったですし、レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯やその発明品なども紹介されました。ルネサンス時代のイタリアってこうだったのか、ということもわかります。当時の肖像画は横顔が普通でした。ですからモナリザの向きは珍しかったんです。

NHKで水曜の夜にやっている「その時歴史が動いた」は、去年の秋頃「これからは世界史も取り上げます」と、華々しくクレオパトラやジャンヌ・ダルクや項羽と劉邦などを取り上げたのに、それっきりぱったり。世界史はどこへ行ったー!

で、そういう番組を見る時も多読と一緒で「楽しんで見る」こと。人名や地名など無理に覚えようとしなくてもかまいません。何度かそういう番組を見ていると同じ物が出てきて「聞いたことがあるような…」と思うことが増えてくると思います。それが何度が繰り返されて、ある時ぱっと「あ、これこの間の…」と結びついたらおもしろくなります。多読と似てますね。

たとえば、私はアメリカ史にはうといですが、マクミランの多読セットで「This is San Francisco」という本がありました。そこで昔サンフランシスコで大地震があったことが書いてありました。その後MGR4で「The Woman of Iron」という本を読んだら、主人公が子供のときにサンフランシスコで大地震に遭いました。また、Magic Tree House#24でもジャックとアニーはサンフランシスコへ行って大地震に遭います。そのへんで、サンフランシスコ大地震は日本で言えば関東大震災波の歴史的大地震だったんだ、ということがわかってきました。
何度か同じ事件に出会うとだんだん実感が湧いてくるようになってくるんです。

あとは映画ですね。
思いつくままに…
「エリザベス」
「ジャンヌ・ダルク」
「恋におちたシェイクスピア」
「太陽と月に背いて」
「グラディエーター」
「ベン・ハー」
「十戒」
「クレオパトラ」
「王妃マルゴ」
「ラスト・エンペラー」
「タイタニック」
「ルートヴィヒ〜神々の黄昏〜」
「三銃士」
「レ・ミゼラブル」
などなど…。


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