Re: 部活中毒 (ちゃんちゃか1件・クラブ宛て連絡1件アリ)

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7053. Re: 部活中毒 (ちゃんちゃか1件・クラブ宛て連絡1件アリ)

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/4/24(01:48)

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akoさん、チクワさん、こんにちは。

まさかこの地下活動のような世界史クラブに注目する人が本当にいるとは…。
チクワさん、ディープな世界へようこそ。

多読系の歴史の本ならとりあえず
OBW1の「Mary, Queen of the Scott」
OBW2の「Henry VIII and his Six Wives」
OBW2の「The Love of a King」
あたりが基本ですが、読みましたか?

あとMTHでも歴史系のお話がいろいろ出てきます。
MTHのReserch Guideも本編より面白いぐらいです。ぜひどうぞ。

それからMGRの「This is Oxford」もおもしろいです。
アマゾンで探したらすぐ届きました。
OFFの「OXFORD」よりおもしろいです。ガイドブックとして役に立ちそうな感じで、「行きたい〜〜」と思いました。
でもまだまだ一般の歴史の本までは手が届きません。秋男さんが紹介しているJean Fritzなど面白いものを書いているようですが、ちょっと難しいです。子供向けの歴史の本の開拓はこれからの課題ですね。でも絵本でも開拓時代のお話など多いので、そのあたりから入ってみるのもいいかもしれません。

Getting To Know The World's Greatest Artists
これは画家・彫刻家など美術家のことを子供向けに書いてある本ですが、いろいろな時代の人が取り上げられていますので、歴史というよりその時代を感じる入り口みたいな感じで読むといいのではないかと思います。…読んでないんですけど、書評で見てからずっと「読みたいー」って思ってます。

〉akoが今日読んだのなんか。。。↓ ついでにちゃんちゃか

〉Find the words BUG. ちゃん・ちゃ、ちゃん・ちゃ、ちゃー
〉Shoo away the B !         〃
〉Here comes an H.         〃
〉Hurray ! Now it is HUG ! ちゃん! ちゃらら・らー!

〉てなもんです(爆)
〉でもBには the なのに、Hには、an って深い、って気づくようになりました。

楽しそ〜♪でもさりげなく深い世界が。

〉では通常の部活に戻ります。

といってもできるだけ手短に…を心がけます。

〉なんかako好みの「境界領域」かも!
〉インドで見つかるギリシア系容貌の仏像なんかサイコーって思う人間ですから。

ガンダーラ仏ですか?いいですねー。昨年はガンダーラ美術展があってうっとりしました。
それから、akoさんが気に入りそうなお話。クチャから出土した仏舎利容器やミーランの寺院の遺跡の壁画には翼を持った天使が書かれているんです。それも眉の太いくっきり濃い顔の。

〉〉ウズベキスタンはサマルカンドがある所です。ウズベク人の国。ウイグル人と同じトルコ系です。

〉これだけ書いてもらうと、「ウ」の国の識別できそうです。

それはよかった。

〉どちらもトルコ系かぁ。トルコ系も因果な民族ですね。
〉ロシアとかモンゴルとか相手にして、壮絶な興亡の連続で・・・。

でも北アジアからアナトリアまで「トルコ」のアイデンティティーを持ったまま何百年も移動してきたのは驚異だと思います。セルジューク・トルコ、オスマン・トルコ…。

〉ユーラシア争奪は、やはり武器を近代化したソ連時代からのロシア人の優勢でしょうかね〜。
〉今の本国トルコは、EUに入れてもらえるかどうかが気になって、何か遠慮がちに見えるし。世界のトルコ人、がんばれ〜(トルコに入れ込んでるわけじゃないんですが、こないだ親切にしてもらったばかりだから、つい)

〉〉それでもトルコでは突厥帝国の建国である西暦551年を建国の年として、ずっと父祖の地を忘れないでいます。

〉おぉ〜〜、こないだのケバブのお兄さんにもう一回聞いてみます〜!!
〉551ですね、トルコにゴーゴー、一番、551。よし、覚えた。

せっかく覚えたのにすみません。「552年」でした…。
年号に弱いんです、私。ぜんぜん覚えられません…。

〉〉新疆はウイグル人中心で、その手前の甘粛省になると漢人中心になります。「西の方陽関を出ずれば故人なからん」ですね。甘粛省のはしっこ、陽関あたりが境目になるようです。(今世界地図を見たら玉門関だけあって陽関はありませんでした。でも近所です。)

〉はぁ〜〜懐かしいヒビキ。玉門勘←1回目の変換でコレですから、まったく。

中国の歴史関連の漢字を出そうと思ったらどれだけ苦労するか…。IMEパッドのお世話になったり、それでも出てこなかったり。

〉〉(よほどその先生が恋しいようで…)

〉そーなんです。もう秘密で授業の録音までしちゃって、テープは宝物です。
〉ちょうど日英同盟のころの世界情勢のハナシなんですが、何度聞いても面白くて・・・ あのあたりで、私は、大学は歴史、と決意したんだなーと、
〉思い出しました。

録音!!授業を!?すごい!

〉杏樹さんが東洋史に決めた動機はどんなことだったんですか?
〉まさか高校時代からタクラマカンですか? かなり渋い高校生だった・・・

また長くなる話題を…
最初は中学の国語で出てきた唐詩です。雄大な風景が目の前に広がりうっとりとし、そこから中国に興味を持ちました。でもフランスも好きだし、世界文学全集も愛読してるし、西洋史にも興味を持ち始めていました。
それで高校へ行ったら図書館が充実していて面白い歴史の本がいっぱいあったんです。それであの時代もいい、この時代もおもしろい〜とフラフラしてました。ですからどこが専門、みたいにしぼれなかったんですが、ある時「中央アジア」という世界があることを知ったのです。その瞬間「ここだ〜〜〜!」と思いました。もう理屈抜きです。私はそこにたどり着くように定められていたのです。
ついでに、唐の時代は外国との交流が盛んで、西域風俗が大流行しました。ちょうど中央アジアのオアシス都市が栄えていた時代でもあり、唐の時代も平行してずっと好きです。
 
〉〉それに受験世界史より一般の、試験に出ないようなことが書いてある歴史の本のほうがおもしろいと思いませんか?

〉正にそのとおおおおりなんです。
〉受験の時に限って、図書館はいりこむと、試験に出なさそう〜〜なマイナーな国の本(例えばアルメニアとか)が気になってしまうというビョ−的症状です。
〉テストの前日に、急に本棚整理はじめて、ついついガラスの仮面読み出して終わらなくなってしまうという、今、思い出しても冷や汗かくような体験もしております・・・

私もマイナーなところが気になる体質です。北欧神話の本を探そうとしたら、神話関係はギリシア・ローマが圧倒的に多く、北欧は少ないな〜と思いました。その後ケルトに興味を持ったのでケルト神話を探そうとしたら…北欧神話よりもさらにもっとありませんでした。最近は増えてきましたけど。
大学の授業で趣味と一致したテキストが用意されたときはどんなにうれしかったか。

〉〉「自治区」というより一部のウイグル人が非合法で独立運動をやっており、たまにテロなども起こします。

〉なんか杏樹さんの冷静な口調だと中世史もさりげなく言えそう。
〉一部の古城では非合法で拷問をやっておりたまに人殺しなども行います。
〉静かにホラーな欧州中世史〜〜(アレ読みました〜?ベルバラ外伝、る・るーちゃんの!)

エルゼベート・バートリ…血の伯爵夫人がモデル、ってヤツですね。
実際ヨーロッパのお城では拷問道具の展示もあるそうで…。

〉〉モンゴルでも以前はソ連の衛星国となっていましたので、チンギス・ハーンは侵略者として悪者にされていました。ソ連がなくなってから民族の英雄として大っぴらに讃えられるようになりました。

〉どこの国に行っても、現地で、誰が英雄かを聞くのは有益ですね。
〉ある英雄が、別の場所では極悪人と見なされるから、
〉歴史の相対性は、実に興味深いものです。

欧州統一教科書でフランスとドイツがもめてたそうですし。
ナポレオンもフランスでは英雄ですけどドイツでは侵略者ですからね。イギリスではナポレオンを破ったネルソンが英雄ですし。

〉〉わー、楽しそう。シシカバブはウイグル人も食べます。北京にもウイグル人が出稼ぎにきているので屋台などで焼いてます。それを見るとついフラフラと近寄ってしまう…。

〉なんか、また杏樹さんの理性が消える場面を見たような・・・
〉行動的には似たようなことをしているかもしれない世界史クラブ部員。

世界史クラブの部員になるような人はそういうものかもしれません。

〉〉〉おぉ・・・杏樹さんの冷静さが消える瞬間を見てしまった!
〉〉よく消えます…。特に○○と××と△△の話題になると…(なんか、怪しい)。

〉オスカル様、ユリウス、としたら、うーん、紫のバラの人!?

うーん。ガラかめにはそこまではのめりこまなかったなー。やっぱり歴史がからんだほうが…。

〉〉〉感激です。え。同世代? まさか・・・ 週マ・・・
〉〉え…?「ベルばら」を週マで読んでいたとか…?コミックスが出るたびに1巻ずつ買っていたとか…?まさか…。いや実はオルフェウスの窓も…2部からはセブンティーンになりましたけど…。

〉え。セブンティーンだったの? いや、そこまでは。。。単行本で・・・
〉私は週マ育ち、表は西洋史、裏はテニス学部テニス学科、人格はつる姫じゃー!とにゃんころりん・・・ako the kitten

テニスなら「エースをねらえ!」ですね。
ちょうど「ベルばら」と「エースをねらえ!」は同時期に週マに連載されて人気を二分していました。私は「ベルばら」派だったのでこうなりました。
つる姫もおもしろかったけど。

〉〉いい動機です。それこそ語学の原動力。
〉〉…でも私はオスカル様しか見えなかった…。

〉ですよね! ですよね!

〉〉ユリウスもロシアへ行ったときはフランス語でしのいでたんですよね〜。そのころロシア文学をいくつか読むと、社交界でフランス語が話されている様子が描かれていました。

〉近代の大陸欧州宮廷の社交界はフランス語必修だったそうですが、今や、かなり英語勢が席捲しつつあるとはいえ、まだまだホントに多国籍の(つまり欧米+アジアだけでなく、アフリカ勢や中東勢も同席するような)場では、フランス語健在と思います。もっとも、凋落に向かっているのは確かなんでしょうが。

でもフランス人はまだまだフランス語が世界語だった時代のプライドがあって、英語をバカにしてるらしいです。だからフランス人は英語の勉強をあまりしたがらないらしい。スペイン人とイタリア人はぐーたら。結局ヨーロッパ大陸で英語が通じるのはドイツ・オーストリア。

〉SSSのおかげで、akoもだいぶ英語が好きになってきつつありますが、
〉世界の言語が英語一色になってしまうのは少々さびしい気もします。

そうですね。エスペラントなどどこへ行ったんでしょう。

〉〉え〜〜〜!アイルランド行ったんですか〜〜!!しかも一人で?!(また理性がふっとんだ)
〉〉ケルト、好きです〜〜〜。アーサー王伝説も好き〜〜〜。でもアイルランドは遠い…。もし英語で語学留学するなら(予定ないけど)アイルランドがいいって思ってるんです。

〉大賛成大賛成! 
〉akoは3月の聖パトリックデーに着くように行って、ケルト十字の墓地めぐり(グレンダーロッホとか)もして、島一周して、アラン諸島も行ったんですよぉ
〉留学するならダブリンのトリニティ大学は素敵でしたよぉ 
〉見物しただけですが。

パトリックデー!アラン諸島まで!
うわぁ〜〜〜…(気が遠くなっている)

〉〉その代わりフランスのブルターニュへは行きました。といっても半島の根元の方だけですけど。でもブルターニュ独特の文化が保存されているのを感じました。なぜかモン・サン・ミシェルでケルト十字のペンダントを売っていたので衝動買い。

〉うわおーー ブルターニュ! 行ってみたい〜
〉まさに境界領域!!!
〉現地の言葉は聞きましたか? かなりフランス語とは違うブルトン語(ケルト系ですよね!)が聞けるという・・・
〉塩田ぐらいしか生業が無くて、相当貧しい地域になっているとか。
〉でも、その塩ってのが、日本で言えば、沖縄の何とか言ういい塩、みたいなものだそうです。

ブルトン語は聞けませんでした。日常はやはりフランス語になってしまっているようです。まあ、ナントとか半島の付け根の都会ぐらいしか行ってませんし。海産物が豊富で、食事も海産物中心でした。苦手なはずの生ガキがおいしかったです。
気候が悪くて小麦が取れないのでそば粉のクレープを食べ、ぶどうが取れないのでりんごのシードル酒を作ってきたのが、今ではどちらも地域の名産です。

〉〉Asterixは日本の書店でもあるんでしょうかね?ハードカバーでオールカラーの本です。英語版もあります。

〉さがしてみます。

〉〉でもアイルランドなら英語圏ですから無理やり多読の話題に持っていくことも…。
〉〉ロード・ダンセイニが好きだからいつかは読みたいと思ってます。
〉〉…1行で終わってしまった。

〉爆! どうか部活さぼってウチで多読してくださいね。

うーん、「いつか」っていつだろう…。

〉〉あ、そうだ。ローズマリー・サトクリフ知ってますか?この人がアーサー王伝説を元にした小説を書いているので、これも「いつか読みたい本」です。これは多読前から日本語訳が「珍訳」だと聞いていて、でも原書なんて読めないし、と悩んでいたんです。でも多読をしたらいつか読めるだろうと思えるようになりました。

〉初めて聞きました。今、アマゾンで見てきました。
〉たしかに面白そうですね〜〜

でしょう?

チクワさん(こんなところまで読んでるかな〜)、サトクリフのリトールドはOBW4で「The Eagle of the Nineth」があります。

〉〉それではいいかげんにします。

〉また長引かせてしまいました。すみません。
〉akoのSSSは、今、ICR類ですから、まだ多読時間が非常に少ないですが、
〉杏樹さんは、部活に出てると、ご自分の多読に支障が出るのではないかと心配です。
〉文化系部活ですから出席自由なサロン形式でまいりましょう。
〉あぁ、でも幸せ・・・世界史ばなし、ホントにありがとうございます。

こちらこそつい夢中になってしまって。
でもこうやってツリーをのばし続けていいのか少々気になります。
部室を移動したほうがいいのではないかと思うのですが…
いかがでしょう。よろしかったらこちらへたずねてきてください。
xinshu@oak.dti.ne.jp
…でもチクワさんのように入部あるいは見学希望者がいたらどうしましょう。
チクワさんが上記の本をどれか読んで感想を書いてくれたらそちらにぶら下がるとか。

とりあえずこのへんで…。


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