Re: はじめまして

阿部圭宏さん、はじめまして、fiddleと申します。
投稿を読んで、いくら単語を辞書で引いても全体の意味がわからない文章が出てくるたび、
あ〜わたしって英語苦手なんだ〜とため息ついていたウン十年前の高校時代を
思い出してしまいました。
高校生で多読に巡りあうなんて、阿部さん、ラッキーですね。

〉はじめまして。僕は、高校1年生です。多読についての本を読んで、ぜひ多読をやりたいと思ったのですが、学校ではサイドリーダーがあり、自分にはレベルが高く辞書を何回も何回もひいて、何回も手放してしまいました。
〉しかも、サイドリーダーのテストが必ずあり、しっかり読んでいないと点はとれず、先生に何回もちゃんと読めと言われました。本当は、できるものならちゃんとやりたいと思っているのですが、辞書をひいているだけでほんとうに意味はあるのかと悩みました。そして、多読についての本を読み、こういう読み方でいいのか！
〉と思ったのですが、それではとてもじゃないけど内容を読み取れず、また挫折しかけています。
〉どうすれがよいでしょうか？教えてください。

辞書の使用については、それだけでスレッドがてんこ盛りになるぐらい
みなさん、ご意見があるようなので、ここでは書きませんが、
辞書をひいているだけでは、もちろん、英語読書能力は身につきません。

自分が日本語読書能力を身に付けてきた過程を振り返ると、
最初は絵から内容が推測できるような絵本から始まり、
だんだん文字が増え、内容も難しくなっていき、
一般の本が読めるようになってきたわけですが、
その途中、辞書を引きながら読書した、という記憶はありません。
（宿題で意味調べとかやらされたとき以外は）
それでも本を読むだけでいつのまにか、
くすくす笑う、にやりと笑う、豪快に笑う、凄絶に笑う、
といった違いが身についています。
これって、よく考えるとすごいことですよね。
こういうことを英語でもできないか、というのが多読です
（と、私は理解しています）。
ですから、多読についての本を読んだだけでは、
サイドリーダーが読めないのは当然ですから、
落ち込まないで。
どんなに薀蓄のある人でも、ヴァイオリンを始めるときは
キラキラ星から始めるのと同じです。
ブッククラブに通えるところにいらっしゃるのでしたら、
GRや絵本などたくさんありますから、
自分が楽に読めるレベルをまず見つけて、
そこから徐々にレベルアップしていけばよいと思います。

とはいっても、高校生だと学校との問題がありますね。
残念ながら、今多読を始めても、3学期のサイドリーダーのテストには
その効果が反映されないかもしれません。
でも、読み続けていれば1年後、2年後には必ず効果があるはずです。
とにかく、まず簡単な本から読み始めてみてください。