Re: ずぼら多聴・・・英語発音の法則の体得方法は?(とっても遅レス)

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4507. Re: ずぼら多聴・・・英語発音の法則の体得方法は?(とっても遅レス)

お名前: minami
投稿日: 2003/6/24(19:50)

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i9347さん、みなさん、こんにちは。minamiです。

「英語発音の法則」は書きっぱなしにしていた所だったので、
指摘して頂いてよかったです。

法則の「体得」と書いたのは、たくさん聞いて、自然に会得するものと思ったからです。

「発音の法則」も「文法」に似ているような気がします。
たくさん聞いた(読んだ)後に、説明を受ければ納得がいくけれど、
説明を聞いたからといって「体得」とはほど遠い。

教師になってから、発音の本や、音声学を学びましたので、
一応、「説明」「指導」をやってみますね。
今、後ろで Frog and Toadのテープを流しているので、そこからの例。
なるべく用語を使わずに、法則 Ruleを書いてみます。

..., asked Toad. (アーストウ)
Rule 1) 文末のp, t, k, b, d, gは口で発音の形だけつくって、息を出さないので、聞こえない。 Toa(d)
Rule 2) 単語の最後の音と、次の単語の最初の単語が同じ音だと、一つになる。ask(ed)-Toa(d)
Rule 3) sks, stsという音のkは消える。sktも同様で、askedは as:t
という「法則」によって、astoeという音になる。

と、法則は確かに説明できるのですが、その説明やルールを知ったからといって
聞けるようになるかが、正直、疑問に感じます。

聞ける場合、アーストウの音でasked Toadだとすぐ分かるわけで、
案外、音が省略されていたり、連結されていたりに気がつかないんですよね。

いかがでしょう? 

結局、多読と同じで、回り道に見えて、多聴が一番のような気がします。

でも、文法も、ある程度(100万語?)読んでから、 Grammar in Useのような本で、
頭の中で整理することが推奨されていますから、発音も同じとすると、
お勧めなのは、(以上の「法則の説明」の種本)

_Sound Advice: A Basis for Listening_
by Stacy A. Hagen (Prentice Hall Regents)

です。アメリカ英語です。TOEFL対策にもなっています。
自然なスピードの英語会話発音の特徴を解説していて、
説明が簡潔なのがいいです。

でも、この本で聞けるようになるかは分かりませんよ。
理屈を説明する教師業には役立ちましたけど。

法則(の多分、一部)を理屈で知るまでは、Where did he go? の
did heの部分がディーとなっていることに気がつかなかったけど、
分かりました。ネイティブ語感(?)でいくと、ちゃんと did heと言っている、
プロブリーではなく、probablyと3音節でちゃんと言っている、ような気がするから
英語には日本人に聞こえない音がある、という変な説が出てくるのでしょう。

聞こえないんじゃない、言っていないんだ! と気がつくのが
発音の法則を知るメリットでしょう。
でも、やっぱり、実際に大量の英語を聞かないと役に立たない。

〉これについてお教えいただきたいのですが、英語の発音が出来るようになると、リス
〉ニング力が格段にアップする、または、自分が発音できない音は聞き取れない、と
〉いうようなことを聞きますが、「英語発音の法則を体得する」には、どうすればいい
〉のでしょうか?お勧めの方法などありますか?

そうすると、SSSのシャドーイングはいいでしょうね。

あくまで私一人の限られた経験なので、
どなたか、これで英語が聞こえるようになった、というのがあったら、
教えて頂けると助かります。

minami


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