Re: 他の勉強法との併用について

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4385. Re: 他の勉強法との併用について

お名前: しお
投稿日: 2003/6/17(13:57)

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わかちんさん、はじめまして。しおと申します。

〉具体的にはNHKのラジオ講座についてなのですが、
〉1 併用しても構わない 時間が許すならラジオ講座も聴いた方がよい
〉2 併用してもよいが、そんな時間があるなら、
〉  その時間を多読に割いた方がよい
〉3 併用すべきではない むしろ有害である

私の意見は2で、ポロンさんと同じ意見です。
二重になってしまいますが、自分でも、もう少し書きたくなって
でてきました。というのは、わかちんさんと私は、NHKのラジオ講座を
同時期に学習していたと思われるからです。

〉35歳になってNHKラジオ講座のファンになり、突然猛勉強を始めるようになりました
〉『英会話入門』と『英会話』を毎日かかさず聴き、『よりぬき英会話入門』全5冊と『まるごとラジオ英会話』『たっぷりラジオ英会話』を50回くらいは聴き、50回以上は読んだと思います

「まるごと」と「たっぷり」はちょうど98年、99年のマーシャ先生のとき
の「英会話」ですよね。私もちょうど5年前英語の勉強をはじめ、カセット
を何回も聞き、音読していました。「英会話入門」も勿論聞いていました。

わかちんさんの質問にある「ラジオ講座を聴いてもよいか」というのは
「放送・CDを聴く」+「音読数十回」を意味しているのでしょうか。
いったんNHKラジオの学習を「毎日音読○回」というふうに習慣化して
しまうと、それを止めたら英語力が急激に落ちるのではないかと
心配になるかもしれませんね。もしそうでしたら、そういう心配は
しなくて大丈夫と思いますよ。

わかちんさんの英語歴を考えると、GRはほとんど大きな壁を感じる
ことなく読んでいけるのではと予想されますし、例えば分速120語
だったとしても、1時間で7200語、100万語読むのに約140時間
で読めます。
(快適な速度で読めるレベルをたくさん読むのが鉄則なのであせってレベル
をあげないでくださいね)
もし、わかちんさんがいまでも1日5時間英語に時間を割くことが
できるなら、なんと28日間で達成できる数字です。

〉この頃は毎日30回くらいは辞書を引き、毎日の勉強時間は優に5時間を超えていたと思います

1日5時間はいま現実には不可能としても、1日1〜2時間なら3〜5か月で
達成です。その間ラジオ講座を休んでいたとしても、それを補ってあまり
ある英語の蓄積・新しい発見ができると思います。

そして、100万語を過ぎて、いけそうと思ったらSSSの書評で
評判のよい易しい児童書にも手を出してみてください。
するとそこで「まるごとラジオ英会話」「たっぷりラジオ英会話」に
出てきた表現によく出会うことに驚かれると思います。
例えば、99年「たっぷりラジオ英会話」の「公園でオペラ」に
でてきた、"Pipe down,you guys!"「日常生活の中のスポーツ」の
"Holly smokes!"、例を挙げればきりがありませんが、ラジオ講座では
何年に一回しかでてこないような単語でも、多読をして一年たたずにまた
出会えました。そういうときは、バチッと頭に意味が焼きつきます。

わかちんさんの「読むのが遅く、もっとすらすら読めるようになれたら」と
いう願いは、GR,児童書、一般PBなら多読で楽しみながら十分達成できます。
学術論文については専門語彙がどれだけあるかが読みの速さを左右すると
思うので、SSS方式でそれがはやくなるかどうかは私には分かりません。

あと、わかちんさんのラジオ講座の勉強の仕方を読んでひとつ疑問に
思ったのは「音読中、常にテキストをみているのではないかな?」
ということです。

(わかちんさんの書き込み)
〉『英会話入門』と『英会話』を毎日かかさず聴き、『よりぬき英会話入門』全5冊と『まるごとラジオ英会話』『たっぷりラジオ英会話』を50回くらいは聴き、50回以上は読んだと思います

声に出すとき、いつもいつもテキストを見ていたとしたら、たとえCDに
あわせて読んでいたとしても、目で見た文字にひきずられて、耳がさぼって
しまうので、そっくり真似るということが難しくなります。
(もし違っていたら失礼な物言いで申し訳ありません。)

多読の合間に鈍らない程度にラジオ講座をやる、ということであれば、
ラジオ講座をテキストを買わずにながら聞きして、「聞こえたままを
繰り返す」というのをやってみてはどうでしょう?
耳を鍛えるよい機会になりますし、口がさびつくこともありません。

一番気軽なのは、「新基礎英語1・2・3」です。
スキットもわかちんさんが今まで学習してきた内容に比べればずっと楽
でしょう。
ネイティブ講師の後を復唱するのも、ポーズをたっぷりとってありゆっくり
なので、テキストなしでも抵抗が少ないと思います。
(どうしても気になる場合はテキストを買ってください。)
テキストを買わなければ費用はゼロ、特別時間もかけずにすむ、
発音もよくなるし、シャドウイング入門にもなりおすすめです。
基礎1、2が簡単すぎるようだったら、基礎3だけでもいいですね。
すると、もっと時間をかけずにすみます。
わかちんさんが現在注文中のレベル0の本がCD付きのものでしたら
それをリスニングしたり真似したりするのはとてもよいと思います。

*「レッツスピーク」などNHK上級講座をやっても別にかまわないと
思いますが、聞き取れない部分や新出単語などが基礎英語に比べて段違い
に多いと思われるので、やっぱりテキストを買って丹念に勉強しなくては
ならなくなり、どうしても時間がかかってしまうと思います。

私自身、昨年一年間は時間の捻出が難しく、多読をすると他のことに
時間がとれないので、朝支度をする間ラジオをつけて基礎英語1・2・3
を真似していました。ネイティブ講師の雑談なども真似すると面白いです。
今年はウォークマンで好きなラジオ番組の録音や、朗読テープなどを
聴いています。

もし、よければ、1〜3か月の間だけでも、多読に集中してみてください。
それでわかちんさんの英語力が落ちることは絶対にないと思います。
そして、読書で困ったことがあったら、いつでも掲示板に書き込んで
くださいね。100万語通過する頃には、わかちんさん自身でどういう
ペースでいけばいいか見えてくると思います。そこで、多読のペースを
さげて、NHKラジオ講座で音読をやってもよし、多読メインで続けてもよし、
わかちんさんの手ごたえで判断してみてください。

もっと短く書くはずだったのが、書きはじめるとつい長くなってすみません。

それでは。


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