ずぼら多聴

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3714. ずぼら多聴

お名前: minami
投稿日: 2003/5/11(12:51)

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秋男さん、みなさん、こんにちわ。minamiと申します。英語教師です。
詩、笑えました。確かに内容が不適切になる予感、、、

秋男さんの発言に賛成です。
〉 TOEICにかかわりなく普段でも、楽しめる素材で楽しく続けていけさえすれば、
〉 リスニングも「ドーピング」という悪名にとどまらない、着実に力のつく
〉 良い学習法になるのでしょうね。

TOEICについて、顰蹙かも知れませんが、
初挑戦で930点近くをとった経験を書かせて下さい。
20年近く前で、私もまだ大卒後1年、修士1年目でした。

TOEIC問題集、参考書の類いは一切やりませんでした。
面倒だったからで、まずは受験してから、対策を考えようと。
受けてみて、楽しい試験だなあ〜というのが感想でした。
結果には自分でも驚き、ラッキー! 勉強しないでいいや!!

TOEICの英語(とくに会話)を理解するには、
きままに読んでいた洋書(やさしめのベストセラーもの)の
多読、乱読は力になったはずです。
授業や講義は全く関係のなく、間違っても、
英文科の授業で精読した難しい本で英語力はついたとは思っていません。
(逆に英語力が落ちるような、、、)

それが今、SSS多読法に賛同した理由です。

そして、リスニングに関しては、ずぼら多聴、乱聴で力をつけたと思います。

洋楽が好きで、高校時代からFEN(時代が分かりますね?)を
BGMがわりにほぼ毎日つけっぱなしにしていました。
途中でニュースやドラマに変わるのですが、
いつヒット曲に変わるか分からないので、そのまま。

そうしたら、ただの雑音だったのが、少しだけ単語が聞こえ、
それが語句になり、ついに、文章単位で聞こえ始めたのです。

意味など知ろうとも、分かるとも思っていませんから、
ああ、今は○○の話題かなと分かると少し満足。
○○がどうしたか、は分からなくても平気。
それが、年月がたって、「知っている言葉なら」
ほぼ全部聞き取れるようになりました。
数年はかかっていますが、多読が出来ていれば、
この期間は相当短く済むはず。

わらますぽーつとぅどぅー What am I supposed to do? はラジオから覚えた表現でした。
 
知らない言葉や表現は分かるはずがありませんから、
リスニングの向上の前提として、多読は必要です。
そして、リスニングも「わからないところはとばす」の原則で、
また、「全く分からなくても」、十分に効果があると思います。
数回聞いても分からなくても、数十回聞けば、分かるようになる、、、多読と一緒。

TOEICでは満足のいく点が取れましたし、その後、アメリカの大学院の授業でも、何の問題も感じませんでした。とにかく分かる。私が聞き取れない英語は、たいていのネイティブが分からない英語。

ですから、分からなくてもただ聞いているだけでいいと私は考えています。
リスニングもリーディング同様、量が大切だと。
(違うのは、リスニング能力は英語発音の法則さえ体得すればいいこと。)

でも、この、ずぼらな多聴方法は、英語が雑音にしか聞こえない人向けです。
意味が分かると、同時に他のことは出来なくなってしまいました。
当時は、英語のラジオを聞きながら、日本語の本を読んでいました。


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