[掲示板: ゼロからスタート!まずは10万語! -- 最新メッセージID: 10127 // 時刻: 2024/11/24(05:43)]
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古川さん,ご返信ありがとうございます。一読して大変安心いたしました。
酒井先生が言われるとおり,洋書を読むに当たって辞書を引きながら日本語の訳語を求めて(和訳まではしなくとも訳語で理解して)逐一読解していくというのは,拷問とまでは行かずとも極めて不自然な作業だと思います。何より洋書を読むことではなく,辞書を引くことが目的化してしまいます(そうしてこまめに辞書を引くことが英語力をつけるのにいいのだと言う人もいますが…)。
私がたくさんの英和辞典を持つようになってしまったのは,一つの辞書では納得できずにいろいろな辞書を試してみたからです。使いやすくてフィットする英和辞典を求めて,またよい英和辞典が自分の英語力の進歩に役立つことを信じて,英和辞典を次々と求めたのです。
でも結局,納得できる英和辞典には出会えませんでした。酒井先生の言われるとおり,使いやすい英和辞典などありえないのだと,最近やっと気づきました。訳す作業では英和辞典は格好のツールとなるでしょうが,「英語を理解する」ツールとしては不適当なのでした。
私が辞書を「読む」のは,少年時代の体験からです。親が買い与えてくれた学習漢和辞典と百科事典を,私は毎日むさぼるようにめくって読んでいました。いろいろな漢字に興味を持ったし,歴史の出来事,歴史上の人物,世界の国々の事情,さまざまな社会制度を知りたかった。知的好奇心が旺盛だったのでしょう。そのころの習慣が,今にも残っているものと見えます。
私はずっと身体が弱っていて,今は厚い本を読む気力がありません。そんな私にはGRはピッタリです。そして純粋な「読み物」としての英英辞典をブラウズするのは,気楽な気晴らしです。定義が分からなくても一向に構わない。読解に利用しようとしたり,完璧に理解しようとするから苦しむのです。楽しみだから,それでいいのです。
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