第57回 SSS大阪絵本の会 活動報告

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[報告] 8937. 第57回 SSS大阪絵本の会 活動報告

お名前: Kaako
投稿日: 2006/4/1(17:39)

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春だというのに雪が降ったりとややこしい天気が続いていますが
一雨ごとに本当にあたたかくなってきました。
新学年、入学の季節ですね。  Kaakoが報告します。

3月23日(木)参加者 5名

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★絵本紹介★

もうすぐ4月、新入学の季節。
学校へ初めて行く日をテーマにした本を2冊紹介しました。

■Off to School Baby Duck! / Amy Hest,
Illustrated by Jill Barton

今日はベビーダックが初めて学校へ行く日。
でも なんだか食欲がない。元気がない。
すてきなスクールバックに、一番好きな本も
お弁当も、妹のプレゼントの黄色い鉛筆も入れた。
だけど ベビーダックは食卓の下にもぐってしまった。

初めて学校へ行く日の緊張と不安がイラストにあふれてます。
心配して待っていたおじいちゃんもすてき。
かわいい妹の泣き顔もキュート。(ヨム象)

■Froggy Goes to School / Jonathan London,
Illustrated by Frank Remkiewicz

かえるのフロッギーの初めて学校へ行く日。
あっ寝過ごした!と飛び出したら服を着てない。
わっ大変と思ったら、夢だった。
さあ、元気一杯、ハエシリアル(!)を食べて
学校だ。

いつも明るいけど、かなりおっちょこちょいのフロッギー。
愛すべきかえる君の楽しい学校の一日です。(ヨム象)

■The Gift of The Magi / O.Henry, Script by Michael Neugebauer,
Illustrations by Lisbeth Zwerger

『賢者の贈り物』の絵本です。
一応、簡略化されているようですが、
文章はかなり長くなっています。

水彩画のイラストがとても美しい、大人向きの絵本です。(ぷーさん)

■The Pied Piper of Hamelin / Poem by Robert Browning,
Illustrations by Kate Greenaway

おなじみ「ハメルンの笛吹き」です。
雰囲気を盛り上げる効果音のはいったCDを聞きました。(ヨム象)

★Bernadette Wattsの絵本

英国の絵本作家Bernadette Wattsの作品を3作紹介します。
Wattsは美術学校を卒業後、Brian Wildsmithに師事し、
グリムやアンデルセンの童話を基にした作品を多く描いています。
素朴なイラストがとても素敵です。
著者のHPのsample workコーナーより作品の一部を見ることが出来ます。
Amazonでは手に入れにくい作品も多いですが、
図書館に所蔵されていることも多いので一度ごらんになってみてください。

[url:http://www.bernadettewatts.com/index.html]

■Snow White / Bernadette Watts

おなじみ白雪姫です。
一瞬、子どもっぽいように感じる白雪姫のイラストです。
ディズニーのアニメのイメージもありもう少し大人だと思っていましたが、
よく考えてみると、まだ子どもだったのです。
とてもかわいらしい白雪姫です。(ぷーさん)

■Little Red Riding Hood / Jacob Grimm, Wilhelm Grimm,
Illustrations by Bernadette Watts

こちらは赤ずきんちゃんです。
狼の絵が不思議にかわいいです。(ぷーさん)

■St. Francis and the Proud Crow / Bernadette Watts

金の籠に入れられたカナリアがうらやましくてたまらないカラスは
St. Francisに「わたしも籠に入れて」と頼みます。
籠に入れてもらえたカラスは喜びますが、
ある日、空を飛ぼうと羽ばたいたところ羽が籠に絡みます。
そんなカラスの姿を見たツバメは
「わたしが代わりに籠に入るから、カラスを籠から出してあげて」
とSt. Francisに頼みます。

思いやる気持ちの大切さが伝わるとてもよいお話でした。
登場する動物達の表情がとても素敵です。(ぷーさん)

■Miss Suzy's Easter Surprise / Miriam Young,
Illustrated by Arnold Lobel (書評あり)

リスのMiss Suzyは背の高いoak treeの我が家がお気に入り。
Easter bonnetの飾りを集める最中も仕切りにoakを褒めます。
けれども、嵐の中で4匹の子リスを助けたSuzyは、
あまり好きではなかった柳の木に住み、子供達のお母さんになる決意をします。
oakの我が家と湖に映る星を眺めながらつぶやく言葉に大きな愛と強さを感じます。
(Fuuko)

■A Tale for Easter / Tasha Tudor

 小さな女の子に、いい子だったらイースターの前の夜に
 こんな楽しい夢が見られるかもしれないよ。
 朝、目が覚めたらこんなすてきな物が見つけられるかもしれないよ。
 と語りかけます。
 絵がやさしくて、かわいいです。   (Kaako)

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★読み聞かせ★

■Silly Tilly and the Easter Bunny / Lillian Hoban(書評あり)
(I Can Read)
SillyなモグラのTillyさんがイースターの朝をむかえました。
イースターバスケットを届けに来てくれたウサギさんをお茶に招待しようと
ベッドから起きようとしますが、メガネが見あたりません。
メガネはどこ? ボンネットはどこ? 私は何を、誰を捜しているの?
と、SillyなTillyさん。
ウサギさんと楽しいティータイムは出来るのかな?

物忘れの激しいTillyさんの繰り広げるまぬけなドタバタ劇は、愉快で笑えます。
でもね、冷蔵庫開けた。あ、何のため?何が欲しいの? もう一度テーブルに戻って
考えよう。さっきサラダを食べようとしてたんだよね。あ、思い出した。マヨネーズ
だーーー!とかいうことが日常的にある私は、Tillyさんを笑ってばかりいられない
な〜〜〜。(テレジア)

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★シャドーイングで落語★

■英語で笑う落語(CD付き)/ 中山幸男、高橋プリシラ
”The Terrifying Bean Cakes"『まんじゅうこわい』

この世でいちばん怖いものは?とみんなでわいわい言い合ってました。
そこへ、源さんが「この世でいちばん怖いのはまんじゅうだ!」と言うではありませ
んか。
まんまとみんなを一杯喰わせた源さんが、たらふくまんじゅうを食べるというお話。

古典名作50話(20話がCDに入っている)その中でいちばん
わかりやすそうな、3分ぐらいのお話を選んでみました。
簡単そうでも”おち”のあるお話はむずかしいです。
絵本とは関係ないものでスンマヘーーーン!<m(_ _)m> (テレジア)

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今回はオランダからのリポートです。最強コンビですねー!

★しお&Kianのディック・ブルーナ・ハウス探検記 その1★

Miffy・うさこちゃんを始めとする、Dick Brunaの絵本が
大好きなみなさんへ、しお&Kianが、オープンしたばかりの
ディック・ブルーナ・ハウスに行って来たので報告です!
(ディック・ブルーナ・ハウスの公式HPはこちら)
[url:http://www.holland.or.jp/dick_bruna_huis/]

オランダ中部にある、古い町、ユトレヒトに
ディック・ブルーナ・ハウスはあります。
古い立派な建物の入口を入ると、すぐ目の前に楽しそうなショップが!
だけど、お買い物はちょっと我慢して、まず展示物を見ることに。

奥の展示の方に向かって行くと、ナント!
大きな金のMiffyのお人形が出迎えてくれます。
全身、金色!すごいMiffyだなぁ。
(すごく大きいので、純金ではないと思われます:笑)
そのすぐ奥の小さな部屋は、壁中がブルーナさんの絵本!
オランダ語、英語、日本語、他にも世界中のありとあらゆる言葉に
ブルーナさんの絵本は翻訳されているんだなぁと思うほど、
色々な言葉の絵本が飾ってありました。
絵本の朗読が聴けるヘッドフォンがいくつかあり、
オランダ語、英語、日本語が選べるようになっています。
これだけではなく、館内の案内やHPなど、すべてが
オランダ語と英語と日本語で表記されています。
Miffyの絵本が最初に翻訳されたのも日本語。
ブルーナさんは、日本が大好きだそうです。

次の部屋は、子ども達が楽しく遊べるようになっています。
子どもがもぐりこめる小さな家。
DVDを見たり、ゲームを楽しんだりできるテレビ。
大きなはめ込み型の積み木などなど。
世界中からブルーナさんに届いた手紙や、手作りのMiffyの
お人形などを展示しているコーナーもありました。
日本からの手紙が圧倒的に多かったです。
そして、壁に大きくMiffyのミュージカルを写していました。
音声はなかったので、よく分からなかったのですが、
テイストはどうも「吉本新喜劇風」。
うさぎのかぶりものをした人たちが、歌って踊っているんです。
大阪絵本の会のメンバーKianは、当然のように、帰りに
ショップでこの「吉本風味Miffyミュージカル」のDVDを購入。
音声はオランダ語のみですが、オランダ語が分からなくても
十分楽しめました♪はい、確かに、吉本風味でした〜。

Miffy・うさこちゃんのオランダ語の本名は
nijntje(ナインチェ)といいます。
オランダ語で「うさぎ」は「コーナイン」。
オランダ語では、ちいさいもの・かわいいものの語尾に
「チェ」や「ヒェ」などをつけます。
かわいいうさぎだから「コーナインチェ」
短くなって「ナインチェ」なんですよ!

しお&Kianのディック・ブルーナ・ハウス探検記その2は、
Hanahou倶楽部の4月の活動報告で!
どうぞお楽しみに!(しお&Kian)

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次回のSSS大阪絵本の会の例会は
4月11日(火)、4月25日(火)を予定しています。
「絵本の会に参加してみたい」というあなた!
この活動報告に【参加希望】の形で返信していただいて、
sss_ehonnokaiあっとinfoseek.jp までメールを送付してください。
お待ちしています。


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