【Hanahou 倶楽部】第６回活動報告

こんにちは。ポロンです。
９/１５日のHanahou 倶楽部（洋書絵本の会）の報告にやってきました。

今回は酒井先生が初参加！
重たーい、しかもなかなか手に入りそうにない貴重な本を
持ってきてくださいました。
どんな本かって？
それは、ずずずーっとスクロールしてご覧になってくださいね。

Hanahou倶楽部の１０月以降の活動予定は、以下のとおりです。
みなさん、どうぞお気軽にご参加ください。

　１０/４（火）　　　１０：３０〜
　１１/１７（木）　　１０：３０〜
　１２/８（木）　　　１０：００〜　　
　場所は、いずれも横浜駅近辺です。

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第６回　Hanahou 倶楽部　報告

　日時：９月１５日（木）１０時３０分ー１２時３０分
　場所：横浜駅近辺
　参加者：１０名
　　（あおむし、アトム、酒井先生、しお、成雄、hiro、夜行猫、やす、る〜る、ポロン）

以下、紹介された絵本です。（BT:ブックトーク、ST:読み聞かせ）

■Gruffalo / Jane Donaldson (ST)
ISBN: 0333710932

とーっても機転のきく、賢いねずみのお話です。
森の中でねずみを食べてやろうと待ち構えている動物たち、
あらゆる誘惑を差し出しますが、このねずみくん、なかなかのしたたかもの。
でも、このしたたかさ。。人生には必要じゃん！
ウソって、自分を守るために存在するものなのさっ
と、妙に納得してしまったのでした。
（やす）

■The Stray Dog / Marc Simont (BT)
ISBN: 0064436691

ある家族がピクニック先で出会った野良犬と仲良くなります。
Willyと名づけて別れるのですが、家族全員Willyで心がいっぱいで毎日何も手につきません。
次に出会った時、Willyは野犬を保護している役人に追われていました。
それを見た子供達がWillyを助けるために奮闘します。
なんて可愛いんでしょう！！
絵も優しくて心が暖かくなる一冊です
（hiro）

■Storm Cats　/　Malachy Doyle , Stuart Trotter (BT)
ISBN: 0689844646

女の子が白ネコを飼っていました。
男の子が黒ネコを飼っていました。
それまでは会ったことがない二人でしたが、嵐の夜にお互いの飼いネコが行方不
明になっていることを知り、一緒に探しはじめました。すると、、、というお話
し。
絵に特別のメッセージが込められている絵本です。
（夜行猫）

■Hello, Arctic / Theodore Taylor , Margaret Chodos-Irvine (ST)
ISBN: 0152015779

長い長い冬が終わり、やっとやってきた北極の夏！
柔らかな色彩ではありますが、
大きく伸びやかなその絵は夏の喜びを力強く表現しています。
※初めてSTをしました（照）。といっても総語数は１００語。
（アトム）

■From Slave Ship to Freedom Road / Julius Lester , Rod Brown (BT)
ISBN: 0140566694

黒人たちが奴隷としてアメリカへ船で連行され、その後奴隷制が廃止されるまでを描いています。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008683]
私は最近、南北戦争 (1861-1865年)にいたる動的な過程がとても興味深く、
この時代を描いている本・絵本を読んでいます。この１冊もそうです。
なお、さらに情報を補充する意味で何冊か紹介します。

Escape North!: The Story of Harriet Tubman　/ ISBN: 0375801545
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001408]
SIR4 の本です。これはぜひ読まれることをお薦めします。私は多読で初めて知りました。

The Drinking Gourd: A Story of the Underground Railroad　/ ISBN: 0064440427
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002477]
ICR3 の本です。当時、逃亡を手助けする白人家族を描いています。

Civil War Days (Hitty's Travels)　/ ISBN: 0689846711
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000007590]
人形に語らせる、南部・奴隷州での白人と黒人の少女の友情を描いています。

Meet Addy: An American Girl　/ ISBN: 1562470752
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003943]
American Girls Collectionシリーズの、この時代の少女Addyが逃亡して新しい生活を始めます。

The Underground Railroad　/ ISBN: 0516261401
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009663]
総合的に Underground Railroad の話を解説する児童向け学習本です。

（成雄）

■The Art of Maurice Sendak / Selma G. Lanes (BT)

酒井先生がご持参くださったのは、
モーリス・センダックの生い立ちからこれまでの仕事を、
写真、イラスト、評論でよくぞここまでまとめあげたという、分厚く重い大型本。
センダックの世界を心ゆくまで楽しむことができる、驚異的な本です。
原書は図書館でも所蔵しているところが少ないようですが、
邦訳でも、その写真、イラストを存分に楽しむことができます。
センダック・ファン必読（必見？）！！　

邦訳　『センダックの世界』　セルマ・G．レインズ著　渡辺茂男　訳　岩波書店
（文責　ポロン）

■When the Wind Stops / Charlotte Zolotow , Stefano Vitale (BT)
ISBN: 0064434729

板の木目を利用して描かれている絵がステキ。
Zolotowの文章もステキ。
子どもが寝静まったあとの安らぎの１冊。
明日はこんな風に子どもと語り合いたいと
本日のオニ母ぶりを反省しつつ。たはは。(^^;;　
（あおむし）

■Frog in Love / Max Velthuijs (ST, BT)
ISBN:1842702254

Frog、Duck、Hare、Pig、Ratの5人をめぐる人間模様（といっても、人じゃないんですが・・）
を描いたFrogシリーズの１冊です。登場人物それぞれが個性的、愉快で、ときどきしみじみ
とさせられます。このFrog in Love　では、Frogが急に妙な感情におそわれて、胸がドキドキ
するところからはじまります。これはきっと「恋」！でも、Frogは一体誰に恋したのでしょうか。
最後の一文が気に入っています。
（ここに紹介したISBNはハードカバーですが、１４センチ角と小さい本です。）
（しお）

■Frog and the Stranger / Max Velthuijs (ST, BT)
ISBN: 0862646251

このFrogシリーズの重要登場人物、Ratが初めてFrogたちの前に現れたときのお話です。
絵本にでてくる「Rat」って、「Mouse」と比べるとあまり良いイメージがありませんよね。
例にもれず、Ratも動物たちから警戒されます。しかし、Ratは何をいわれても、静かに
落ち着いた態度を変えません。FrogはそんなRatに興味を抱きます。
（しお）

■A Chair for My Mother / Vera B. Williams (BT)
ISBN: 0688040748

女の子、おかあさん、おばあちゃんの３人の一家のお話です。
火事で焼け出された貧しい一家を支えるおかあさん、疲れてます。
女の子は、おかあさん、おばあちゃんのためにいすを買おうと、
毎日ガラス瓶に小銭を貯めつづけます。
働くおかあさんの姿がリアル。
鮮やかな色彩のいすの絵と、各ページの縁取りが素敵な
胸きゅんの絵本です。
（ポロン）

■My Beautiful Child / Lisa Desimini & Matt Mahurin　（ST)
ISBN:0439458935

わが子に、空の広さ、緑の美しさ、お日さまの温かさ、そんな周囲の自然の素晴らしさを
伝えたい、その瞬間を分かち合いたいという愛情にあふれた本です。
（しお）

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