【Hanahou 倶楽部】第3回活動報告

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[報告] 6810. 【Hanahou 倶楽部】第3回活動報告

お名前: しお
投稿日: 2005/5/17(11:40)

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みなさん、こんにちは。しおです。

第3回の Hanahou 倶楽部(洋書絵本の会)の報告をします。

今回は参加者12名、大阪絵本の会からKianさんも参加してくださり、
とても賑やかな会となりました。
バラエティに富んだ絵本がたくさん集まり、紹介しきれないほど。
また、The Giving Treeを2人の方が紹介され、同じ本でも、
読む人によって、世代によって、違った印象を受けるだろうと
話が広がりました。(40周年記念版には著者による朗読CDが
ついているそうです。詳しくは下の報告をご覧下さい。)

いろんな絵本を見るのも楽しいし、同じ絵本を語り合うのもまた楽しい!
みなさん、お時間があうとき、ぜひHanahou倶楽部にいらしてくださいね。
次回Hanahou倶楽部は6月14日10時半からです。
掲示板での募集開始は6月1日頃を予定しています。

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第3回 Hanaho 倶楽部 報告

 日時:5月12日(木)11時ー12時40分
 場所:横浜駅近辺
 参加者:12名(Ditto、hiro、s-barba、Kian、アトム、ポロン、
         メリーベル、まりあ、る〜る、あおむし、しお、古川)

 以下紹介順です。(BT:ブックトーク、RD:読み聞かせ)

■The Giving Tree / Shel Silverstein (RD)
 ISBN 0060256656

  リンゴの木から、少年への無償の愛。
 娘 「木が優し過ぎるんだよぉ、いつまでたってもBoyのままだし・・・」
 母 「お金が欲しいですって?木をほったらかしにして、木がかわいそう」
 祖母「いい話だねぇ〜」 親子3世代の感想です。
 (Ditto)

■Zin! Zin! Zin! a Violin / Lloyd Moss, Marjorie Priceman (RD)
 ISBN 0689835248

 舞台にトロンボーンが登場、トランペットが加わり、次はホルン・・・。
 次は何の楽器がでてくるのかな?
 うきうきとオーケストラのコンサートを待っている気分になれる、
 楽しい絵本です。 
 (Kian)

■George and Marthaシリーズ / James Marshall (BT)

 多読通信78号でもご紹介した、仲良しのカバふたり組
 George と Martha が織りなす友情物語のシリーズです。
 ほのぼの系が好きな方には絶対おすすめ!
 ふたりのキャラが最高で、可笑しさに思わず
 吹き出してしまうこと請け合いです!
 絵も表情豊かで、遊び心たっぷりでとってもいい♪

 1冊だけでなく、まとめて何冊か読んだ方が、
 このシリーズのおもしろさがよくわかります。
 私はすっかりはまってしまい、何度も繰り返し読んで
 心癒されました。
 以下の7冊が出ています。

 George and Martha (シリーズ第1作)
 ISBN 0395199727

 George and Martha Encore 
 ISBN 0395253799

 George and Martha Rise and Shine 
 ISBN 0395280060

 George and Martha One Fine Day 
 ISBN 0395329213

 George and Martha Tons of Fun 
 ISBN 0395426464

 George and Martha Back in Town 
 ISBN 0395479460

 George and Martha Round and Round 
 ISBN 0395584108

 (ポロン)

■It's Disgusting and We ate it / James Solheim, Eric Brace (BT)

 ISBN 0689806752

 ゲテモノ食いの本。自分の評価は★です(爆)。
 この本では「カエルの足」や「ガラガラヘビ」と並んで、「お寿司」も
 槍玉(?)に上がっています。
 お寿司がカエルの足と同じ扱いだと知ったとき、他所の食文化にケチを
 つけてはいけないな、と思いました。
 少し語彙が難しいのですが、興味のある方はどうぞ。
 読んだあとは食欲をなくすという点で、ある意味ダイエット向き(笑)。
 (アトム) 

■The Quarreling Book / Charlotte Zolotow, Arnold Lobel (BT)
 ISBN 0064430340

 外は雨。仕事にでかけるのがゆううつなダンナは
 おくさんに行ってきますのキスを忘れた。
 外は雨だし、そんなこんなでおくさんはふきげん。
 ふきげんなおくさんは息子にあたる。
 外は雨だし、そんなこんなで息子はふきげん。
 ふきげんな息子は姉さんにいちゃもんをつける。。。
 さて、この負の連鎖、どこで好転するのやら?
 いさかい、ケンカ、闘争、対立の原理を学べる絵本?(笑)
 Zolotowさんのここちよいリズムがある文章がヨイです。
 (あおむし)

■The Library / Sarah Stewart, David Small (RD)
 ISBN 0374443947

 第2回で紹介した、本好きな女性Elizabethの一生を描いた本です。
 そのときは、軽いブックトークだけで、文章が詩のようになって
 いることなどうっかり紹介し忘れていたので、今回はあたらめて
 読み聞かせをしました。
 また、あおむしさんが第2回の掲示板報告で言っていた
 「The Libraryで気づいたすごいこと」とは?
 ここはあおむしさんに語っていただきましょう。
 (しお)

 第2回で紹介された時はいささか「読書フェチで偏屈な女の一生?」
 と感じもしたこの絵本。よくみると、随所に主人公のお気に入りの
 テディーベアがさりげなく登場。ある時は主人公のポケットに、
 そしてある時は主人公と一緒に本を読むポーズで。
 きっと主人公は心豊かで物を大切にする素敵な女性だったんですね。
 第二のElizabethを彷彿とさせる人物もさりげなく描かれていて、
 すっかりこの絵本のファンになりました。
 (あおむし)

■The Red Book / Barbara Lehman (BT)
 ISBN 0618428585

 この本は文字ナシ絵本で、表紙にはタイトルも描かれていません。
 お話は女の子が雪の中に赤い本をみつけるところから始まります。
 その本の中には砂に埋もれた赤い本をみつける男の子が描かれています。
 そしてその男の子の本の中には・・・・

 とても夢がある、すてきなお話です。大人にも子どもにもオススメ。
 2005年コルデコット賞オナーブックです。
 (s-barba)

■A Zoo for Mister Muster/ Arnold Lobel (BT)
 ISBN 0060239913

 動物の大好きなMister Musterと、Mister Musterが大好きな
 動物たちのお話。
 動物園の動物達が大好きなMister Musterに会いに行きます。
 動物のいなくなった動物園は大騒ぎ!
 ストーリーも絵も可愛くてニコニコしてしまいます。
 (hiro)

■A Holiday for Mister Muster / Arnold Lobel (BT)
 ISBN 0060239565

 Mister Musterは、いつも檻の中に閉じ込められている動物たちの
 運動不足解消のために海辺へ連れて行きます。
 あんまり楽しくて帰りたがらない動物達にMister Musterは・・・
 とにかく楽しくて癒される1冊です。
 (hiro)

■The Giving Tree / Shel Silverstein (BT)
 ISBN 0060586753

 与える喜びを知る「木」と、「男の子」の物語。
 「木」の健気な姿に涙を搾り取られた後、
 ふと沸き上がった 「・・・でも、これでいいの?」という釈然と
 しない気持ちを持て余し、 手元に置かない訳にいかなくなった、
 いわば「物議ハナホー本」。
 40周年記念版は、作者による熱い朗読CDがついて、
 限定品に弱い人(私)には嬉しい一品になっています
 (る〜る)

■A Treeful of Pig / Arnold Lobel, Anita Lobel (BT)
 ISBN 0688841775

 怠け者の農夫と健気な奥さん(こういうとき"おかみさん"の方が
 ぴったりくるけど、差別的かしら?)のお話。
  
 「ぶたがりんごみたいに木に成ったら働くよぅ」と怠け者の夫に
 言われたおかみさんはついにきれた!
  
 たわわに実る?ぶたさんが可愛い。

 (まりあ)

■Cathedral/ David MacAulay (BT)
 ISBN 0395316685

 聖堂のあの高い屋根や尖塔をどうやって建てていたのか、
 長いこと不思議だったんですが、これを読んでわかりました!
 SSS書評あり:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_110.jsp
 (メリーベル)

■Thorn Rose / Brothers Grimm, Errol Illus Le Cain (BT)
 ISBN 014050222X

 ルネサンス絵画のような(?)挿絵がとてもきれいです。
 (メリーベル)

■Polar the Titanic Bear / Daisy Corning Stone Spedden, Laurie McGaw (BT)
 ISBN 0316806250

 ぬいぐるみの白熊の目を通して語られた、エドワーディアン時代の
 裕福な家族の旅行記。当時の写真もふんだんに載っていて、歴史物
 好きや、シュタイフベアマニアにもお薦めです。
 タイタニックの救命ボートに忘れられた白熊は、船乗りに気づいて
 もらって、持ち主の少年ダグラスと再会。ふたりの絆はよりいっそう
 深まりました。
 (Ditto)

■Fairy Shopping / Sally Gardner (BT)
 ISBN 1842551949

 妖精用の女性雑誌?お洋服や杖、羽根から靴、シャンプー
 年をとらないナイトクリーム(欲しいいいいっ)などの記事...
 クイズがあったり、おとぎ話の最後にある王子様との結婚、その
 結婚式の実際なと、ちょっと雑多なテーマで妖精関連のたくさんの
 イラストがぎっしり。眺めて楽しむ本で読み聞かせはできません!
 (まりあ)

■Fairy Catalogue / Sally Gardner (BT)
 ISBN 1858816939

 妖精の町のお店屋さん案内。ケーキ屋さん・靴屋さん・ねこの帽子屋さん
 マーケットもレストランもあります。細かく描き込まれたイラストの
 お店の看板を読むのが楽しくなります。
 
 上記二つの妖精本、同じ作者なのに本のサイズが違うのがちょっと
 残念。
 
 2冊とも書評がありませんね。後で書きます...どうやってこの本を
 買ったのだろう?店頭で買ったのではなくAmazonから買ったはず
 ですから、どなたかが掲示板で紹介していたのかなぁ??
 (まりあ)

■Swimmy / Leo Lionni (RD)
 ISBN 0394826205

 真っ赤なきょうだい達の中で一匹だけ真っ黒な小さな魚スイミー。
 ある日、大きな魚が来て、きょうだい達が食べられてしまい、
 スイミーはひとりぼっちに。それから独り広い海を彷徨うスイミーですが・・・。
 賢く勇気があるスイミーが大好きです。
 (Kian)

■Click, Clack, Moo Cows That Type / Doreen Cronin, Betsy Lewin (RD)
 ISBN 0743461517

 ブラウンさんの農場の牛たちは、なんとタイプライターを打つのです!
 牛たちは文書を納屋に貼り出しブラウンさんに要求をつきつけます。
 面白くて、リズムがよくて、声にだして読むと最高に楽しい1冊です
 (しお)

******以上*******


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