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お名前: Kaako
投稿日: 2004/4/5(09:23)
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3月23日、第13回SSS大阪絵本の会を行いました。
今回は、しおさん、間者猫さんの特別参加がありました。(報告 Kaako)
出席者13人
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☆絵本の紹介☆
Arnold Lobel特集第2弾(Kian紹介)
Arnold Lobelのちょっと変わった本(すべて書評あり)
■Fables / Arnold Lobel
見開きが動物の絵と風刺の効いた文章になっている短編集。
20話収められています。
笑える話、ほのぼのできる話、にやにやしてしまう話、
ちょっとイライラ(?)してしまう話など、Arnold Lobelらしい話がつまっています。
The Caldecott Medal受賞作です。
■The Quarreling Book / Charlotte Zolotow, Pictures by Arnold Lobel
ある雨の日、朝から機嫌の悪いお父さんがお母さんにプンプン。
気分が悪くなったお母さんは、子どもにプンプン。
子どもはお姉ちゃんに、お姉ちゃんはお友達に・・・。
機嫌の悪さはどこまでつながっていくのでしょう?
けんかの話でもほのぼのできるイラストで、ニコニコして読めます。
■Tyrannosaurus Was a Beast / Jack Prelutsky, Pictures by Arnold Lobel
恐竜の詩集です。Arnold Lobelが14の恐竜のイラストを描いていますが、
それぞれちょっととぼけていて楽しい絵になっています。
ポエムはもちろん恐竜のポエム!言葉は少し難しいですが、
恐竜の詩なんて、珍しくて嬉しいです。
■Nightmares : Poems to Trouble Your Sleep /Jack Prelutsky, Pictures by Arnold Lobel
題名どおり、怖がりの人は寝る前には読まないほうがいい詩集です。
魔女、トロル、吸血鬼などが詩になっています。ちゃんと韻を踏んでいて、
リズムよく読めるところがまた怖い・・・。
Arnold Lobelの絵も怖い〜(でもちょっとユーモラス)。
■The Headless Horseman Rides Tonight : More Poems to Trouble Your Sleep /
Jack Prelutsky, Pictures by Arnold Lobel
Nightmaresの第2弾!今度は、ミイラ、ゾンビ、ポルターガイストなどが詩になっています。
前作よりパワーアップ!
Arnold Lobelのミイラ、怖い〜。
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■ The Bug in Teacher's Coffee and Other School Poems (ICR2)
/ Kalli Dakos, Pictures by Mike Reed (書評あり)
しおさんが紹介してくださいました。
学校にある「物」の気持ちになって、子ども達が作ったポエムです。
鉛筆の気持ち、ドアの気持ち・・・
どれも、微笑ましく、楽しい詩になっていて、「センスいいな〜」と
思わせてくれました。そして、笑わせてくれました。 (Kian)
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■SNOW / Uri Shulevitz (書評あり)
(邦題:「ゆき」)
"DAWN"のUri Shulevitzの作品。
灰色の空から雪がひとひら、ふたひらと舞い降りてきました。
男の子は犬と一緒に外に飛び出します。でも大人たちは無関心です。
やがて雪が街をすっぽりと覆います。 絵が素敵な絵本です。(ぽんた)
コールデコット賞オナーブック
■I'll always love you/ Hans Wilhelm (書評あり)
(邦題:「ずーっと ずっとだいすきだよ」)
男の子と犬のElfieは赤ちゃんの頃から何をするのも一緒。
でも男の子が成長するにつれElfieはどんどん年をとって体は丸くなり、
眠っている時間も長くなってきます。
家族は心配してElfieを獣医さんに連れて行きますが・・・
男の子の犬に対する気持ちが素直に伝わってきます。(ぽんた)
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■The 12 Days of Christmas / Robert Sabuda
(邦題:クリスマスの12日)
サブダのポップアップ絵本。
歌の一節一節に溜息が出るほど美しい作品が添えられています。
何度も読みたくなる珠玉の絵本。(はまこ)
■Alice's Adventuers in Wonderland / Robert Sabuda
(邦題:不思議の国のアリス)
サブダのポップアップ絵本。
ポップアップの部分は本の角度をいろいろ変えて見ても楽しいです。
各ページに小冊子がついていて、アリスのお話を読むことができます。
その小冊子の中にもいろいろな絵が描かれています。
工夫が凝らされていて、ボリュームもあり、たっぷり楽しめます。(はまこ)
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■Because I Love You / Pictures by Mitchell Heinze
■You Are Special / Pictures by Sergio Martinez (書評あり)
■All You Ever Need / Pictures by Douglas Klauba
■Just the Way You Are / Pictures by Sergio Martinez
以上4冊はMax Lucadoのお話にそれぞれ別の人が絵をつけています。
どの本も あなたのままでいいんだよ と語りかけられているようで心の落ち着く絵本です。
(ユニコ)
■A Fine, Fine School / Sharon Creech
fine fine schoolと気持ちよくリズムにのって読んでいたら
だんだん大変なことに・・・ (ユニコ)
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■Would You Rather... / John Burningham (書評あり)
幼い男の子が、さまざまなとんでもない状況にまきこまれる絵が描かれ、そ
のたびに「どれがいい?」と質問されます。まるで、「究極の選択」のよう
です。子どもに読み聞かせたところ、きゃーきゃーと大喜びした、との声が
メンバーからありました。(こりんご)
■PIGS from A to Z / Arthur Geisert
エッチング作家がアルファベット26文字を楽しい隠し絵で表現しました。
7匹のこぶたたちが木の家を建てるまでの絵のあちこちにアルファベットが
隠れています。一枚一枚の絵をじっくり見ていくとたくさんの発見があります。(こりんご)
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■Walter the Baker/Eric Carle (書評あり)
昔々、Walter the Bakerというおいしいパン屋さんがいました。
ある日、パンに使うミルクがひっくりかえされて大変なことになります。
色がとってもきれいです。 (Kaako)
■The Winter Hedgehog/ Ann And Reg Cartwright
小さなHedgehogは「冬ってどんなかな?」と冬眠をするはずなのに出かけてしまいます。
きれいな絵で秋、冬、春の風景や動物たちが描かれています。(Kaako)
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☆有志による読み聞かせ☆
■Big David, Little David / S.E.Hinton, Pictures by Alan Daniel (書評あり)
Nickは幼稚園から帰ってきて、お父さんに聞きます。「お父さんの名前はDavidだよね。
幼稚園にもDavidって名前の子がいて、髪の色もお父さんと同じだし、眼鏡をかけてるところも同じなんだ。
あの子、お父さんじゃないよね?」。お父さんは答えます。
「いや、お父さんだよ」。親子の攻防が楽しい絵本です。
■Little Mouse's Big Valentine / Thacher Hurd (書評あり)
第10回絵本の会活動報告にて紹介されています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3455]
■LOVE YOU FOREVER/ Robert Munsch Illustrated by Anthony Lewis
(邦題:「ラヴ ユー フォーエバー」)
おかあさんが赤ちゃんを抱っこして寝かしつけながら歌います。
赤ちゃんが大きくなっても、おかあさんは変わらずに夜、眠っている子供を
抱っこして優しく歌います。
親の子どもに対する愛情を静かに描いています。
大人に読んで欲しい絵本です。
(書評にある本とは挿絵がちがうものでした。)
■SNOW BEAR/ Piers Harper
ある冬の天気のいい日にシロクマの子供が冒険に出かけます。
遠くに行っちゃだめよっておかあさんグマに言われていたのに
初めて目にするものにわくわくしていたら、そんなことすっかり忘れてた・・・
シロクマの毛皮の部分が指で触って楽しめるのもうれしい絵本です。
■WHISTLE FOR WILLIE / EZRA JACK KEATS
(邦題:「ピーターのくちぶえ」)
男の子が口笛を吹いて犬と遊んでいるのを見て
ピーターは自分も口笛が吹けたらいいのになぁと思います。
でも、ほっぺたが痛くなるまで練習してもうまく吹けません。
子供の表情がとてもかわいらしい絵本です。
■I Know an Old Lady Who Swallowed a Fly / Nadine Bernard Westcott
(邦題:ハエを飲み込んだおばあさん)
英語圏で古くから歌われている、ナンセンスな歌の絵本。
ハエを飲み込んでしまったおばあさんが、
そのハエを追い出すために蜘蛛を飲み込み、
その蜘蛛を追い出すために鳥を飲み込み、その鳥を追い出すために・・・
と、飲み込む動物がだんたん大きくなっていくのですが・・・
カラフルな絵でユーモラスに描かれていて、歌いながら楽しめます。
■Who Can I Be?
Am I 〜〜? No.
のくりかえしの絵本です。
ユーモラスな絵に助けられて低年齢でも楽しめるのでは?
■Kitten for a Day / EZRA JACK KEATS
語数がとっても少ないのですが
それでいて、違っていても仲良くなれるんだよって
しっかり教えてくれる本です。
■Where Are You Going? To See My Friend! /どこへいくの? ともだちにあいに!
Eric Carle & Kazuo Iwamura (書評あり)
Eric Carleといわむらかずおの共同制作の絵本です。
本の左からEric Carle、右からいわむらかずおが同じ話を書いていますが、
もちろん絵も違うし、左は英語、右は日本語です。
本の真ん中で2人の絵が出合います。歌もついています。(Kianの書評より)
どこへいくの?ともだちにあいに!私も連れてって!とだんだんお友達が増えてゆきます。
繰り返し出てくる言葉がリズムがあって楽しいです。
今回は、日本語のペ−ジと英語のペ−ジを交互に2人で読みました。
日本語の味わい、英語の味わい、読み聞かせした2人の声など、
とても楽しめる読み聞かせでした。
ぶっつけ本番だったので、最初は2人の調子が少しぎこちなかったものの
だんだんノリがよくなって、最後には拍手喝さいでした!
■Animals should definitely not wear clothing.
/ Judy Barrett, Pictures by Ron Barrett (書評あり)
「動物は服を着てはいけない!」ということを
これでもか、これでもかと、例をあげて教えてくれます。
ページをめくるたびに爆笑!
■The Snowy Day / Ezra Jack Keats (書評あり)
ピーターが朝起きると、雪!
楽しくて、嬉しくて、お外で遊ぶピーターの冒険です。
雪がこんなに嬉しいものだという気持ちを思い出させてくれる本です。
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原書と翻訳本を比べてみました。
■Miss Rumphius / Barbara Cooney (書評あり)
■ルピナスさん / バーバラ・クーニー かけがわやすこ(訳)
ある女性の一生を描いた大河ドラマのような絵本です。
主人公の女性の名前と花の名前が原書と翻訳本で
何と書かれているか、みんなで読んでみました。
主人公の名前はAlice Rumphius アリス・ランフィアスです。
花の名前はLupine(s) ルピナスです。
(Lupine(s)の発音は’ルーパイン(ズ)’です)
Alice Rumphius アリス・ランフィアスは
Miss Rumphius ミス・ランフィアスと呼ばれますが、
最後にはLupine Lady ルピナスさんと呼ばれます。
本の題名が原書と翻訳本とで違うので、
しっかり比べるまでは、みんな「???」でした。 (Kian)
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