Re: 大阪講演会&親睦会の参加者の皆様、お疲れ様でした

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3314. Re: 大阪講演会&親睦会の参加者の皆様、お疲れ様でした

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/2/16(00:40)

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今回の講演会は、子どもに英語を教えている人が多いという状況でした。
今までの講演会でお話したのと重なる部分もありましたが、結局はいかにインプット量を増やすか、ということがカギだということです。
多読はまず社会人がやってみて、100万語達成する人がどんどん出てきて効果を上げている。しかし中学・高校生は試験があるなどして、なかなか多読にはなじみにくい。そこでこれからは小学生ぐらいに多読をさせていく。多読で本物の英語を身に付けたら、中学に入って教科書の変な英語や先生の変な英語(中学・高校の先生、いますか?と聞きながら遠慮がちに)に触れても影響されなくなるだろう、そして社会人と小学生の挟み撃ちで中学・高校の英語を変えていこうという壮大な計画を話されました。

あと印象に残ったのは、ヘタクソな水槽とひしゃくの絵を書いて、水槽の上のほうに水の線を引き、水がいっぱいはいってると水を汲むのも汲みやすい。そしてその線を底に近いギリギリに書き直して、これだけしかないと汲もうとしても汲めない。
英語がいっぱい体の中に入ってきたら、自然にあふれて出てくるものだというお話でした。学校英語では、教科書の語数を見てもどうしてもインプット量が足りません。また、子供向けの英語教室でも、楽しくゲームなどをして子どもを引きつけて「あー楽しかった」と言ってまた来る。しかしインプット量が少ないと、単に楽しかった、だけで終わって英語が身につくわけではありません。という指摘もありました。

私は語学を身に付けるには、大量インプット以外に方法はないんだという思いを強くしました。
それで、その後酒井先生に、この間から掲示板で「多読は効率がいい」ということを話題にしていますが、そのことをどう思うか問いただしてみました。そうしたら…酒井先生は最初っから多読は安上がりで効率がいい方法だと思っていた、って言うんです。でも他人を納得させるデータがないので、遠慮してたんですって…。早く言ってほしかった…。

これはタドキストの広場で言ったことに通じますが、語学の勉強は、たとえ従来型の文法や訳読や単語を覚えたりするような勉強であっても、結局は繰り返し繰り返しその言葉に触れ続けてインプット量を増やしていくしかないんです。だったらやっぱり多読で楽しくたくさんインプットするのが一番効果的ではありませんか。


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