[掲示板: 〈過去ログ〉オフ会参加募集・報告 -- 最新メッセージID: 14793 // 時刻: 2024/11/24(05:43)]
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kirinoです。
●読むだけで聞く・話す力はつくのか
古川さんのまとめに全く同感です。
そこで、具体的な私の体験談を補足させていただきます。
〉1)読むだけで聞く・話す能力も一定程度伸びる
〉 これは、英語の語順で英語を処理する英語脳ができたため
〉 (といってもとても不完全なものですが)と思います。
【聞く】
SSSの多読の前に一年半程度、延々英語教材を聞き続けていました。
開始して一ヶ月程すると、連続して流れていた音がちゃんと単語が識別できるよう
に音が切れて聞こえてくるようになりました。
それが嬉しくて聞き続けたのですが、そこからなかなかリスニングが上達しません。
要は、音が聞き取れてもそれを解釈する英語脳が出来てないのが原因でした。
多読を開始し、100万語を過ぎた頃、多読を開始する前に聞いても早すぎて意味が
全く取れなかったテープも、60%程度ですが意味が取れるようになっていました。
今は、VOAのSpecial Englishのニュースを毎日聞いていますが、全く基礎知識の
乏しい国際ニュースを除けば、何とか意味が取れます。
それもこれも多読で曲がりなりにも作り上げた英語脳のお陰だと思います。
【話す】
これは「聞く」よりもささいな出来事なのですが...
会社の研修で英会話のグループレッスンを受けていた時(丁度200万語を超えた頃)
自分の趣味を語るショートスピーチがあって、昔はやっていたけど今はやってない
趣味のことを説明するのに"not active"という表現が口をついて出たものの、講師
は理解したが、日本人生徒は全く理解できなかったことがありました。
日本人生徒が言うには、「activeとは活動的ということだから、スポーツのような
体を動かすような趣味を表すのではないか」と言うのに対して、講師は、「確かに
activeにはそういう意味もあるけど、この場合も文脈で分かるから、決して間違い
ではないよ」と言ってくれたことがあります。
この時、「active=活動的」という風に辞書を丸覚えするような勉強が、どういう
弊害を生むのか実感として理解できると同時に、多読が文脈の中で、語の持つイメ
ージを大切にしている意味がよくわかりました。
まだまだ話せるというレベルではありませんが、表現を選ぶ時、たまに感覚で言葉
が出てくることが多少ありました。
〉2)一方、読むだけでは、聞く・話す能力の伸びに限界がある
この点についてはまだ聞く・話すとも十分に出来るわけではないので自明でしょう。
〉SSSの掲示板ができてから、まだ、100万語以上耳から入れた
〉という人はおそらくいないので、模索状態であるというのが
〉現状ではないかと思います。
多分、SSS開始前に1000時間以上聞いていますので、100万語はおろか数百万語は
耳から入れていますが、上記の通りです。
●聞く力・話す力をつけるには何をプラスアルファするのがよいのか
シャドウイングはまだやれていないので、その点は何も言えません。
個人的には、日常的に使用頻度の高い決まり文句をシチュエーションとセットで
覚えこむことが有効ではないかと考えています。
自分の子供達が日本語を修得していく過程を見ていると、一つの言い回しを馬鹿の
一つ覚えのように繰り返すことがあるように思えるからです。
(それで言うと、オウム返し遊びは、まさにシャドウイングか?)
例えば、Why don't you join us? のような言い回しは、「どうして〜しないのか
〜しようよ」という反語イメージよりも、直接、顔に笑みを浮かべながら親しそう
に微笑みかけて(私の場合、女性が両手を広げている絵が浮かぶのですが)言う
誘い言葉として脳に焼き付いています。
同じように、How do you know that! も英語のラジオドラマで芝居がかった台詞
回しとともに脳裏に焼き付いています。
こういった基本文が、いくつか反射神経的に口をついて出てくれば、簡単な日常
会話は出来てしまうのではないかと思っています。
事実、really? という合いの手だけで、そこそこ会話が成り立つのも事実ですから
こういった表現を身に付ける上では、GRで行けばLevel 2〜3を数多く読むのが
有効なのではと最近思いはじめているところです。
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