【Hanahou倶楽部】第17回活動報告

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[報告] 10028. 【Hanahou倶楽部】第17回活動報告

お名前: しお
投稿日: 2006/10/2(18:01)

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みなさん、こんにちは。しおです。
Hanahou倶楽部9月例会の報告です。秋の夜長にぴったりの絵本がたくさん
集まりました!

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第17回 hanahou倶楽部 報告

日時:2006年9月19日(火)10:30〜12:30
場所:横浜駅近辺
参加者:NATSU, Julie、ポロン、メイ、メリーベル、おーたむ、しお、
たんぽぽのわたげ、はらぺこあおむし、葉っぱ、夜行猫

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紹介した本(BT:ブックトーク、ST:読み聞かせ)

■One Fine Day/ Nonny Hogrogian (ST)
ISBN: 0027440001
きょうはよい天気。のどが乾いたキツネはおばあさんのミルクを飲んでしまいまし
た。怒ったおばあさんはキツネの尻尾を切り落としてしまいます。 ミルクを返せば
尻尾も返してくれるというので、キツネは牝牛にミルクをもらいに行きます。すると
牝牛は、草をくれたらミルクをやると言い、草をもらいに行ったら水をくれと言われ
・・・・。
英語のリズムがいいなー。声に出して読むと楽しい本です。(NATSU)

■A Lion in the Meadow 
/ Margaret Mahy Jenny Williams (BT)
0140506306
このお話は1969年に発表されたのですが、1986年に書き改められ、そのときに絵
も変わりました。私の絵本は1986年版ですが、1969年版の文章だけが"Animal
Stories For 6 Year olds"(ISBN:0330368591)にあったので比べながら紹介しま
した。
「おかあさん、はらっぱにライオンがいるよ」と男の子が言います。おかあさん
は「ナンセンス」と一喝します。男の子が何度も言うので、おかあさんも対抗し
て作り話をしたところ…
ライオンは本当にいたとも、いなかったとも解釈できるラストです。
(夜行猫)

■The Big Sneeze / Ruth Brown (ST)
1842700901
日本では「風が吹けば桶屋が儲かる」などといいますが、農夫がくしゃみをした
ら何が起こるでしょう?
(夜行猫)

■Clue School: The Case of the Missing Cat
/ Cathy Hapka Richard Torrey (BT)
1584764791
innovativeKids Readersは手を使って読む(!)子供向けLRです。
("innovativeKids"はタイプミスではありません)巻頭言はHappy Readingで締
めくくっています。
レベル4の本書はネイティブの2年生以上レベルで、読者参加型のミステリに
なっています。
Clue Schoolでは読み書き算数のほかに探偵学を学びます。今日はテストです。
いつも教室に居るSchool Mascotの黒猫のAgathaがいません。クラスのみんなで
協力して手がかりを探し、聞き込みをして推理します。
読者のみんなはAgathaの居場所が分かったかな?答えはCMの後で!じゃなかっ
た、巻末の箱に入っている64ピースのジグソーパズルに描かれています。
(夜行猫)

■The Widow's Broom / Chris Van Allsburg (BT)
0395640512
魔女のホウキが古くなると、性能が落ちてきて使えなくなってしまうなんて、
奇抜な着想のお話です。 ホウキから下界に墜落してしまった魔女。
そして、そのホウキを偶然手にした未亡人。 そのホウキが引き起こした事は・・・
モノトーンの絵が、私たちをその不思議な魔法の世界へといざなってくれます。
(葉っぱ)

■The Tunnel / Anthony Browne (BT)
0744552397

やんちゃなおにいちゃんと 静かに本を読んだりするのが好きな妹は
いっしょになんて遊ばない。よると触るとけんかばっかり。
ある日、たまりかねたおかあさんが
「二人で外であそんでいらっしゃい!お昼にはもどるのよ」と二人を外へ。
おにいちゃんはイジワルを言って、そばにあったトンネルにもぐってしまいます。
妹はこわがって「そんなとこに入らないで!」というのに。

妹が意を決して、なかなか帰ってこないおにいちゃんをさがしにトンネルに
入ります。向こう側には森がありました。
おにいちゃんをさがす妹の こわくてたまらない心を映すように
森の木々には おそろしい者たちがいっぱいかくれています。

妹はおにいちゃんをみつけることができるでしょうか。
最後にはにっこりするいいシーンがまっています。

アンソニー・ブラウンにしてはめずらしく「ゴリラ」はでてきませんが
森にいっぱい隠し絵があって、やっぱりアンソニー・ブラウンらしい絵本です。

この絵本をみて「もりのかくれんぼう/末吉暁子さく・林明子え」を思い出しました。

おにいちゃん追って妹が生垣をくぐると、そこには森があって、
たくさんの動物たちが隠し絵になってひそんでいる、というのがそっくり。
ただ、こちらは兄妹がなかよしで、森のなかも楽しく描かれているところは
正反対ですが。比べるとおもしろいです。
                          (たんぽぽのわたげ)

■Hansel and Gretel / Jacob Grimm, Anthony Browne (BT)
0744598338
上の「The Tunnel 」の中で、妹が読んでいるのは
どうやら フェアリーテイルみたい。よーく見ると
「しらゆきひめ」や「ジャックと豆の木」や「ヘンゼルとグレーテル」
らしい絵がみえます。

「The Tunnel 」に描かれたのとそっくりな森がここにあります。
まるで「The Tunnel 」からでてきたみたいな「ヘンゼルとグレーテル」
のお話です。
ストーリーそのものは正当な昔話どおりですが、絵がアンソニーらしく、
ただの「ヘンゼルとグレーテル」ではないたのしみがたっぷりです。
                          (たんぽぽのわたげ)

■Math Curse / Jon Scieszka, Lane Smith (ST)
0670861944
学校を卒業して、算数・数学にはもう悩まされずにすむ!
と思っていたのに、こんなところで苦しめられるとは、トホホ……

算数の時間、フィボナッチ先生から
「すべてのことは、算数の問題として考えられますよ」
と言われた女の子。
その日から彼女の苦しみが始まります。
さぁ、あなたには絵本に出てくる問題の答えがわかるでしょうか?
フィボナッチ数列やN進法まで出てきます。
難しいんだけど、これって英語の問題?それとも私がアホなのか?!
(ポロン)

■Vote for Duck / Doreen Cronin, Betsy Lewin (ST)
0743483898
"Click Clack Moo: Cows That Type (Caldecott Honor Book)"、
"Giggle, Giggle, Quack" に続く、口腹絶倒の 3作目です。
農場にいたアヒルくん、経営改革を求めて選挙に立候補します。
僅差の投票結果に、再カウントが行われ……
どこかの国の大統領選挙のような話です。
(Julie)

■Girl Wonder: A Baseball Story in Nine Innings (BT)
/ Deborah Hopkinson Terry Widener
1416913939
「女の子が野球なんて」と言われた時代に、ピッチャーとしてセミプロの
チームで活躍したAlta Weiss(1890〜1964)の物語。
2歳でニワトリをいじめるネコめがけてトウモロコシを投げつけ、見事に
命中させたところから、Altaの野球人生が始まります。
一方で当時はまだ女性が少なかった医科大学で学び、野球の後は
医師として生涯を送りました。
自分の生き方を自分で決め、いつも全力投球したAltaは、人生の9イニングを
立派に投げぬいた人でした。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011478]
(メイ)

■The Scarebird /Sid Fleischman, Peter Sis (BT)
0688131050
人里離れて住み、たった一人で農業を営む老人がいました。
トウモロコシを鳥から守るために案山子を立てますが、だんだん愛着が増し、
朝に晩に話しかけるようになります。
そこにある日、日雇いの少年がやって来て・・・ 孤独な人生が
少しずつ変わっていきます。
畑の風景は、時間により、朝、昼、夕暮れなどの光がそれぞれに変えて描かれ、
老人の心を映しているかのようです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011526]
(メイ)

■Spooky Hour / Tony Mitton Guy Parker-Rees (BT)
0439603730
ハロウィーンの夜のお話です。
言葉遊びが入っているおかげで、ちょっと難しく感じる
こともありますが、声に出して楽しみたい絵本です。
CDもあり(残念ながらamazonでは売ってません)効果音が
またとーってもよい雰囲気をかもし出していて楽しさ倍増です。
CDをお聞かせできなかったのがとっても残念。
次回があったらぜひ聞いてみて欲しいです。
(おーたむ)

■Drummer Hoff / Barbara Emberley, Ed Emberley  (ST)
067166249X
6人の兵士がやってきて、砲台を運び、大砲を運び、火薬を運び、
火薬をつめ、砲弾をつめ、「打て!」と命じ、
そしてDrummer Hoffがぶっ放しましたとさ。
リズムのある積み重ね歌、デザイン性の高い色鮮やかな版画が
明るく無邪気なようでいて、Drummer Hoff は世界を救うヒーローなのか、
あるいはただのイワンのバカか、読むほどに毒気にあてられます。
1963年のコルデコット金賞。
(あおむし)

■ Chrysanthemum / Kevin Henkes   (BT)
0688147321
大好きなお父さんとお母さんがつけてくれた、素敵な名前、Chrysanthemum 。
Chrysanthemumは自分の名前が大好きでした。でも、初めて学校に行った日、
クラスのお友達みんなにからかわれてしまいます。
名札からはみ出してしまうほど長い名前、13文字もある名前、花の名前なんて!
(あおむし)

■Yo! Yes? / Chris Raschka (ST)
0531071081
ふたりの子ども、それぞれのバックグラウンドが全く違うことが絵からよく分かる。
でも、ふたりの子どもが心を通じあう様子がありありと表現されています。
題名のYo!  Yes? のように、簡単な言葉だけでお話が展開していきます。
声に出して読むと、とても心地よい本です。(しお)

■Umbrella / Taro Yashima (ST)
0140502408
この著者の「Crow Boy」に感動して、この絵本も買ってみました。
ニューヨークで暮らす小さな女の子 桃ちゃんが主人公。
傘を買ってもらって嬉しくて、さしたくてたまらないのに晴れ続き。
早く雨が降らないかな!
ページをめくるうちに幼い頃の気持ちが呼び覚まされました。
しっとりした色彩が、お話とぴったりです。(しお)

以上


▼返答


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