[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/11/23(06:58)]
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お名前: MOMA親爺
投稿日: 2005/6/15(20:11)
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最近言葉に凝っています。多読だけで単語が増えていくことが不思議で、自分なりにいろいろ考えて
いたのですが、児童書やPBを読んでいて、いろいろ気がつくことがあったの書いてみます。
気がつかされたとき、それまでの違和感が一挙に、鮮やかに変わっていくわけです。この「気づき」が
たまらなくイイのです。一挙に何かがふくらむ感じがする。早い段階で辞書を引いてもこの感じは得られ
ないんです。あるいは「気がついたとき」辞書を引いても、自分の頭は出来上がっているので、もう
動じない。「そうかな、辞書君。君はそう思うかね?」
たびたび話題になるclimbもそうです。climb downって何よ?から始まるのね。
山なんかなかなか出てこない。丘なんかなかなか出てこない。私が読む本では、車の乗降、馬の乗り降り
なんかが主なシーン。だから随分困る。困るけど、気がついたら、そこからはそんなものです。むしろ
積極的に使ってみたくなる。なんで降りるのにclimbなのよ?ふふふ・・・それが英語なんだよね。
児童書読んでいて少しこだわったのがpokeという言葉でした。
例えばこんなシーンを思いだします。教室で授業が終わります。放課後遊ぶ約束をしていた隣のクラスの
Josh君が、教室の後ろの扉を半開きに開けてpokeします。なんなんだろう?poke。こんな時、挿絵が
一枚あるといいですね。たいてい顔だけのぞかせている。あら、引っ込めた。また出したぞ!私にとって
最初の頃はこんなイメージだった。
別の本で、お母さんが七面鳥をオーブンで焼いている。いいにおいがしてきます。早く焼けないかな。
おかあさん、焼き加減が気になるようです。そこで金串が登場します。お母さん金串を七面鳥にpoke
します。えっpokeするの?金串を伝わっておいしいジュースが流れ出てきます(このジュースもずいぶ
ん面白いイメージですよね。juiceってなんでもイイみたい)
私にとってpokeのイメージはこの二つの場面で充分みたいです。とはいうもののこの二つの場面は結び
つくようで、結びつかない。結びつかないが、結びつく。ビミョーな世界なんです。これが私の今の英語
の世界です。ここで無理して日本語で「要約」してしまうと、折角のイメージが台無しです。まさに
「そうかな、辞書君。君はそう思うかね?」なのね。
教えて貰って感心したし、辞書見たらたしかに「群れ」と書いてある。でも思ったわけだ。幼児の発達段
階で最初にSchoolって言葉に出会うのは「うわ〜、いっぱい!」であり「群れ」のイメージなんですね。
彼らはここから始まるんでしょう、かの国では。彼らはそのうち小学校に行きますが、その学校ーSchool
は「群れ」であり「うわ〜、いっぱい!」に「なにかが」彩られ、くっついたイメージだと思うのです。
これが高校生になると「the School of Aristotle」なんていうのが出てくる(と思う)。
英語ウンチク本には「これをアリストテレスの学校と訳す素人がいるが、これはアリストテレス学派
のことですから、よーく気を付けるように!」と書いてあるんです。昔これを読んだボクも「へ〜」と
思っていたわけです。「漱石一門」も「吉田学校」もみなスクールなんだ。外務省にもあるよね、china school
ってのが。
この一見簡単な言葉にいろいろな日本語を付加していくことが、これまでのお勉強だったわけです。
日本の学習者はまず「学校」を習い、運が良ければ「群れ」を知り、「学派」を知る。エライエライ。
でも多読を始めてみて、また考えが変わったのね。これ皆Schoolでいいじゃん。無理に日本語に直さ
なくてはいけない人(翻訳家、受験生)は日本語としての単語を選ばなくてはいけないから、そのなかで
「群れ」「学校」「学派」なんていろいろ知っていなくてはいけませんが、でも私はSchool一本で充分で
す。最近は「同好の士が群れているイメージ」で充分ですわよ。むしろSchool=学校なる疑惑のイメー
ジを振り払うのに成功したことに・・ああ快感!
ここでいいたい。強くいいたい。
「単語にもunlearnがあるのよ」って事を!だってSchool=学校はかなり強烈なイメージとは思いませ
ん??振り払うのは大変だ。
余談ですけどテレビに出てくるsingerのchemistryってどんなイメージでつけたんでしょね?
まさか「化学」じゃないよね。相性?・・・・「あなたと私の結びつき」「親和力(これゲーテからネ)」
「みんなの和!」エトセトラ・エトセトラ・・こんなところにも、謎はあるんだなーー。
私たちが絵本やORTや児童書やGRで、ある程度欧米の子供達の発達段階をまねすることがいかに大事か、
私は多読で学ばせて頂いたと思うんです。面白いよ、これは。イメージの組上がり方が違うんだもの。
日本だとある段階から飛んじゃうのね「わかんない」から「理念」へと・・・
英語圏ではそうではなさそう。
あるいはまったく英語を知らない日本の子供達が、多読をとおしてどんな世界を作っていくのか楽しみ
なんです。アンラーンがいらないからな、やつらは!!schoolなんか絵本じゃ良く出てくるんだろうな
なんて、思ったりしています。
英語の単語が織りなす世界というのは日本語の世界とは違います。
やはり英語は英語だなと思う。世界が違う。言葉が違えば、世界の切り取り方が違う。
これが面白い。多読をやって初めて気がついた。
という、お話でした。多読で単語が増えていくことにとても興味があるMOMA親爺でした。
おそまつ。
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お名前: 久子
投稿日: 2005/6/16(23:56)
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MOMA親爺さん こんばんは 久子です。
私も、多読だけで単語が増えてきて、不思議だなーと思ってます。
MOMA親爺さん の解説にすごく納得です。
自分だと説明できないんですよ〜 解説していただいて ありがとうございます。
中に溜まってて ゆらゆらしていたものが形になったって すっきりした
感じです。
・辞書嫌い
・学校の授業は聞いていない
で過ごしてきたので、School = 学校 とか climb = 登る とか 日本語にする
ことが苦手で、自分の中の School や climb って 何なんだろ?
って考えると School は School 、climb は climb としか思えない。
「そうかな、辞書君。君はそう思うかね?」
そうそう 私の英和辞書に対する思いと一緒!
これが、あるから学生時代 辞書引きたくなかったんですよ〜
引けば引くほど 意味不明になってしまって、だって英語では1つの単語で
表していることが、日本語では、複数の言葉にバラバラ分かれてて
それぞれ へんてこな例文がちょこっと書いてあるだけ。
私の使っていた英和辞書が悪かったのかもしれませんが、引くとどうにも
気持ち悪くて 落ち着かなかったです。
中学生の時 make を引いて 英語と日本語は、1つ1つ対応しない
としみじみ思って、単語帳つくるのが いやになったものです。
おかげで、学校英語の成績は散々でした。
そんなわけで、対応する日本語が覚えられなかった私はアンラーンがいらない、
もしくはごく少しで済んでしまったのでは? と思ってます。
ではでは
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久子さん、こんばんはMOMA親爺です。
〉私も、多読だけで単語が増えてきて、不思議だなーと思ってます。
〉MOMA親爺さん の解説にすごく納得です。
久子さんに納得されると、なんだか面映ゆい。ありがとうございますネ。
〉自分だと説明できないんですよ〜 解説していただいて ありがとうございます。
〉中に溜まってて ゆらゆらしていたものが形になったって すっきりした
〉感じです。
こんなもんでイイですか?おだてるとあと3倍くらいは書きますよ(笑)
〉・辞書嫌い
〉・学校の授業は聞いていない
〉で過ごしてきたので、School = 学校 とか climb = 登る とか 日本語にする
〉ことが苦手で、自分の中の School や climb って 何なんだろ?
〉って考えると School は School 、climb は climb としか思えない。
これおっしゃる方が多いんです。giggleはなんのかんの言ってもgiggleとしか言い
ようがないよね・・とか。子供に「訳」を教えるときって難しいです、最近。
子供が聞いてくることって、極々まれなだけに、何とかしたくなるんです。
「まあ、なんというかそんなものよ」とか、ずいぶんいい加減に答えている自分
がいたりしますね。
〉「そうかな、辞書君。君はそう思うかね?」
〉そうそう 私の英和辞書に対する思いと一緒!
〉これが、あるから学生時代 辞書引きたくなかったんですよ〜
うちにも同じタイプがいるのです。中三の娘です。せっかく「ジーニアス」なんて
立派な辞書を買ってあげたのに、綺麗なものですわ。あっぱれものです。
〉引けば引くほど 意味不明になってしまって、だって英語では1つの単語で
〉表していることが、日本語では、複数の言葉にバラバラ分かれてて
〉それぞれ へんてこな例文がちょこっと書いてあるだけ。
〉私の使っていた英和辞書が悪かったのかもしれませんが、引くとどうにも
〉気持ち悪くて 落ち着かなかったです。
この感覚を既に持っておられたというのがすごいな・・と思います。普通は
なんだかんだイイながら、折り合いをつけてしまいがち・・少なくとも私はそう
だったナア。
〉そんなわけで、対応する日本語が覚えられなかった私はアンラーンがいらない、
〉もしくはごく少しで済んでしまったのでは? と思ってます。
これが本道でしょう。そう思います。アンラーンに2種類あるみたいです。
英語だけで(多読流で)身に付けたイメージの更なるアンラーン・・というか
変形。イメージの変化、増幅とでもいいますかね。これも面白いです。
こっちのほうがもっと面白い。適当な例が見つからないけど、多読でもやっとつかん
だイメージが、その後変化していくのも経験するなあ。ともあれ、私の数倍読まれて
いる久子さんに言うことではないけど、大体図々しいから勘弁してくださいね。
久子さんのお宅のボクちゃんも、頼もしそうで結構、結構、多読ライフですね。
ではでは
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お名前: アトム http://abookstop.blog8.fc2.com/
投稿日: 2005/6/15(23:58)
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MOMAさん、こんばんは!
アトムです。
いやー、面白かったです。
(まったく引用しなくてすみません)
多読していて「はっ」と思う瞬間っていいですよね。
無性に嬉しくなりますよね。
私はMOMAさんみたいに、その感じを言葉にしたことはないですが、
(っていうか、うまく言葉にできません)
きっとそんな風に蓄積されているんだなあ、と思いました。
再読のときに1度目より鮮明に読めるのは、自分の中の言葉が深みを増している証拠。
辞書なんて薄っぺらいですよね(笑)
ではでは!Happy Reading!(久しぶりにこの言葉を使いました)
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アトムさん、こんばんは!
〉いやー、面白かったです。
〉(まったく引用しなくてすみません)
なんだかね、SSS多読にはまってしまったような気がする(今さら何を・・!)
これ、理屈や説明なんて偉そうなものではないです。戯れ言・・・ね。
〉多読していて「はっ」と思う瞬間っていいですよね。
〉無性に嬉しくなりますよね。
皆さんあると思うんです。私にね絵本をまとめて読ませたら、大変ですよ!
こんな戯れ言を毎日書くかも。「ねーねー聞いて聞いて」ってなもんだ。
絵本で英語に入っていくというのは、おそらく、予想以上に意味があることでは
ないかと私、最近思っている・・・それを文章にしたかったのかもね。
もう私には無理ですが絵本で100万語くらい読んで、次の段階に進んだらどんな
多読ライフ、英語の世界になるんだろう?興味あるなー。
〉私はMOMAさんみたいに、その感じを言葉にしたことはないですが、
〉(っていうか、うまく言葉にできません)
〉きっとそんな風に蓄積されているんだなあ、と思いました。
〉再読のときに1度目より鮮明に読めるのは、自分の中の言葉が深みを増している証拠。
いや、言葉にすることなんて大したことではないです。分業、分業です。
アトムさんの「絵本報告」は後世に残る偉業ですからね。私の場合、単にこんなことを
雑文にまとめるのが好きなだけですから。まとまってるかどうか分からないけど、
ある種経過報告のようなものでもあるのです。200万語あたりで、こんなことに
気がついた(よーな気がする)から書いとこ・・かな。
〉辞書なんて薄っぺらいですよね(笑)
おー大胆。でもそうかも。自分の頭の辞書の方が頼りになるかな?
〉ではでは!Happy Reading!(久しぶりにこの言葉を使いました)
ではではHappy Reading!
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お名前: ペギー双葉山(^^)
投稿日: 2005/6/16(00:22)
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MOMA親爺さんこんばんは。ペギー双葉山です。
〉今私は、アンラーンをしながら単語で世界を切り取っていく。そんな感じ。
〉面白いんだ、これが!
かっこいい
〉英語の単語が織りなす世界というのは日本語の世界とは違います。
〉やはり英語は英語だなと思う。世界が違う。言葉が違えば、世界の切り取り方が違う。
やっぱり、異文化を学ぶ、ということなんですよね。
最近感じたのは、
room というのは、壁に囲まれた、四角い空間だと思っていたんですが、
どうもそうじゃないようで・・
そういえば、シロナガスクジラは、blueホエールらしく、
青白い色は、欧米の人は、青にしてしまうようで。
日本人の方が、白に対する許容範囲が広そうですね。
そうかと思えば、虹はアメリカでは6色らしく、
その辺は日本の方が細かい?
roomといえば、前にも書いたことがありますが、
スイートルーム、これは、男女がいちゃいちゃする、
甘い部屋、と思っていたんですが、
つづりがsuiteのようで、sweetじゃないんですね。
(話が逸れました)
異文化を知る、というのは面白いですね。
ではでは
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ペギー双葉山さんはこんばんは。
掲示板で差しで会話をするのは久しぶりではないでしょうか?
〉〉今私は、アンラーンをしながら単語で世界を切り取っていく。そんな感じ。
〉〉面白いんだ、これが!
〉 かっこいい
でしょ?ちょっと気取りすぎですが、まんざら大げさでもないんです。
〉〉英語の単語が織りなす世界というのは日本語の世界とは違います。
〉〉やはり英語は英語だなと思う。世界が違う。言葉が違えば、世界の切り取り方が違う。
〉 やっぱり、異文化を学ぶ、ということなんですよね。
もっと言えば、そして日本語に戻るということでもあるんです。
〉 最近感じたのは、
〉 room というのは、壁に囲まれた、四角い空間だと思っていたんですが、
〉 どうもそうじゃないようで・・
それよそれ!このroom っていうのが実にやっかいな奴ですよね。もっとしっかり
しているかと思いきや、軟弱な奴で、境があるのやら無いのやら・・ですよね。
〉 そういえば、シロナガスクジラは、blueホエールらしく、
〉 青白い色は、欧米の人は、青にしてしまうようで。
〉 日本人の方が、白に対する許容範囲が広そうですね。
そうなんだ! それは知らなかった。そういえば昔掲示板でgreen論争ってのがあり
ましたね。覚えてますか?ずいぶん我々と感覚が違うという御はなし。
〉 そうかと思えば、虹はアメリカでは6色らしく、
〉 その辺は日本の方が細かい?
これはとても面白い話題のようで、昔からよく語られているようですね。私の最近読んだ
本にもこのことが書いてあり、そこでは
『日本語では「紫、藍、青、緑、黄、橙、赤」の七色であるものが、英語では「purple、
blue、green、yellow、orange、red」の六色、ローデシアのショナ語では三色、
ウバンギのサンゴ語やリベリアのバッサ語では二色となります。』
というようですよ。「初めに言葉ありき」は多分真実ですから、リベリアのバッサ語
(?)を話す人たちには、虹は二色にしか見えない、認識されないはずです。どんな
大人も子供もそんなものだと思ったが最後、そうとしか見えないはずです。単語で
世界を刈り取る、切り取るというのはそんな意味でして、そういう言語世界では、
世界はそう見える、そうとしか見えないということみたいです。面白いですよね。
〉 異文化を知る、というのは面白いですね。
知識として知るのと、多読中に思わず実感するのは、また面白さが違うと思いません?
ではでは!
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お名前: ピアノ
投稿日: 2005/6/16(21:11)
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MOMA親爺さん 今お話を一気に読んで感動しています。ピアノです。
あんまり感動したので、初めて「親子・こどもの広場」以外にも出てきてしまいました。
おっしゃる意味がとってもよく理解できて感動してばかり!
そうそう!絵本を読んでいてそんな感じの時がいっぱいあります。
具体的な場面がなかなか思い出せないのですが、
無理やり思い出したのがcruise。
わたしのイメージではcruiseは海の話だけに使う単語と勝手に思っていたんです。でも空の場面でも道を歩いている場面でもcruiseが出てきてびっくり!「cruiseって船のクルーザーのイメージしかもっていなかったのに・・・そういうイメージのことなんだー!」
あと・・・たくさんあったはずなのに・・・。rollも使いかたにびっくりしたことがあったような気がするのですが、場面が思いだせません。rollは日本語のロールケーキのイメージが強くて「巻く」という感じに覚えていた単語だったのに、涙を流す場面にroll downが使われていてへっ??と思ったこともありました。
共感して感動して出てきたのに、なんかたいした体験を書けなくてなさけないす。わたしは現在やっとこさの20万語くらいなので、まだまだ修行が必要ですね。
げっ!!なんだか急に不安になってきました。
私の書いた単語との出会いの話とMOMA親爺さんのお話・・・ピントは合ってますか?!!
まあいいや!とにかく、rollもcruiseも他の人にとっては、当たり前の知識だったのかもしれませんが、わたしにとっては驚きの出会いでした。
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ピアノさん、こんばんは!
〉MOMA親爺さん 今お話を一気に読んで感動しています。ピアノです。
〉あんまり感動したので、初めて「親子・こどもの広場」以外にも出てきてしまいました。
ありがとうございます。いやーー冷や汗ものですね、そこまで言われると・・。
〉おっしゃる意味がとってもよく理解できて感動してばかり!
〉そうそう!絵本を読んでいてそんな感じの時がいっぱいあります。
ですよね、ですよね。
〉わたしのイメージではcruiseは海の話だけに使う単語と勝手に思っていたんです。でも空の
〉場面でも道を歩いている場面でもcruiseが出てきてびっくり!「cruiseって船のクルーザー
〉のイメージしかもっていなかったのに・・・そういうイメージのことなんだー!」
そうなんだ!それは知りませんでした。面白いですね。特に「日本語化」されたような
英語は妖しいですね。いろんな「色」がはげ落ちているのでしょうかね?
〉あと・・・たくさんあったはずなのに・・・。rollも使いかたにびっくりしたことがあった
〉ような気がするのですが、場面が思いだせません。rollは日本語のロールケーキのイメージ
〉が強くて「巻く」という感じに覚えていた単語だったのに、涙を流す場面にroll downが使
〉われていてへっ??と思ったこともありました。
涙を流す場面にroll downというのも気がついていないです。この辺は、もう個性です。
それぞれが、それぞれの頭に作っている辞書(もどき)を飼い慣らしながら、ときに
反発を受け、感動し、受容する・・とでもいうのでしょうか。
〉共感して感動して出てきたのに、なんかたいした体験を書けなくてなさけないす。わたしは
〉現在やっとこさの20万語くらいなので、まだまだ修行が必要ですね。
〉げっ!!なんだか急に不安になってきました。
〉私の書いた単語との出会いの話とMOMA親爺さんのお話・・・ピントは合ってますか?!!
もちろん、ピントはあっておりますとも!こんな体験・経験は意識され、記憶に残る
以上に頻繁に起こっていると思いますよ。「修行」はいけません!いけません!
あくまで、happyに読むことが大事かと・・。
〉まあいいや!とにかく、rollもcruiseも他の人にとっては、当たり前の知識だったのかもし
〉れませんが、わたしにとっては驚きの出会いでした。
多読は誰のためのものでもありません、ピアノさんご自身のものですから、ヒトのことは
「どーでもよございます!」で行きましょう。ハンドルネームがある限り、強気で責めま
しょう。ご自分が驚いたら、MOMA親爺のように(・・ここまで図々しくなくてもよろしい
が・・)どうどうと喜びを語ってください。少なくともMOMA親爺は喜びます(仲間が増え
たと安堵することもあるのですが。。。)
ピアノさんありがとうございました。
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345. Re: 「Sherlock HolMOMA 名推理集!」
お名前: チクワ
投稿日: 2005/6/16(23:28)
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推理・・・っていうのもヘンかな。
あ、こんばんは。チクワです。ちょっと風邪をひいたようで息苦しく朦朧としております。
しかし、その朦朧としたアタマだからこそ、このご投稿の重大な隠された真実に気づきました!
この、すばらしい名推理!(だから、推理じゃないような・・・>自分)
投稿者はMOMO親爺さんじゃないでしょう!
投稿したのは・・・辞書君!君だ!
辞書君とSherlock HolMOMA氏は実はよい友人で、HolMOMA氏の活躍を書き記し、
掲示板市民に知らしめてくれている・・・実はイイひと?
辞書君もなかなか有能な人なんだけど、HolMOMA氏はじめ少年タドキス団には
かなわない♪
(あれ、違うお話が混ざってる?)
なんちて・・・
そろそろ破綻しそう。
MOMA親爺さんも反応にお困りでしょうし。
チクワのテーマのひとつは「old」です。
ORTによく出てきます。(他でも見たことが・・・)
辞書君は(というより学校英語で教わるのは)「古い、年をとった」
でも、ORTで
Kipperにも、まだまだオンナざかりのMumにも(Floppyにもだっけ)
oldをつけています!
で、私は、適当にほぇ〜、こういうモンなんだー、と納得していますが
正直言って、今まで子どもたちが誰も何も聞いてこないのはなぜだろう?
とも思っているんです。
ま、なぜ?と思っているというより、聞かれたらどううまく対応できるのか?
と考えているのですが。
で、今回(このレスをしようと思って)初めて辞書君を使ってみました。
あ〜、だいぶ下のほうだけど、年月を感じさせないイミが載ってるじゃん〜。
辞書君もやるねー。
でも、本を読むのにはもちろん、勉強、研究するときにも、
そーんな下の方まで見ようという人はそんなに多くない・・・、いや、ズバリ、少ない!!
ゴメン辞書君。
あ、そういうば、もうひとつ脈絡なく思い出したのが・・・
知人で、「kill」は「殺す」と思っていた人。
どうも be killed in the accidentみたいな言い方が納得いかないらしいです。
事故のニュースのリスニングなどで、その表現が出ると
とたんにイメージが、人vs人で、凶器にナイフか銃が浮かんでしまい、
そこでその事故の全体のイメージがとれなくなってしまうんだそうです。
リスニングしながら高速和訳してるのかな?「殺す」で。
こういう感じになってしまうかどうかは人それぞれなのかもしれないですし、
しかも、ある一人のひとでも、意味の広がりをとれる言葉と、とりづらい言葉があるのかも、とも思いますが。
「be killed in + 事故、戦争」をイディオムとして習って、それで大丈夫、
っていう人もいますよね。
日本語の対訳語をぽんっとひとつ見せつけられるより先に
たくさんの英語に触れたいもんです・・・
あ〜、書いていたら調子よくなってきたかも。(掲示板健康法?)
では〜。
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〉あ、こんばんは。チクワです。ちょっと風邪をひいたようで息苦しく朦朧と
〉しております。
チクワさん、こんばんは!風邪の具合はいかがですか?
朝晩冷えることの多い、変な季節ですから、ご自愛ください。
〉この、すばらしい名推理!(だから、推理じゃないような・・・>自分)
〉投稿者はMOMO親爺さんじゃないでしょう!
〉投稿したのは・・・辞書君!君だ!
見破られるとはおもわなんだ・・世の中には鋭いヒトがいるもんだ!
〉辞書君とSherlock HolMOMA氏は実はよい友人で、HolMOMA氏の活躍を書
〉き記し、掲示板市民に知らしめてくれている・・・実はイイひと?
〉辞書君もなかなか有能な人なんだけど、HolMOMA氏はじめ少年タドキス団
〉にはかなわない♪(あれ、違うお話が混ざってる?)
最近ちまたで評判の悪い辞書業界からの回し者である拙者ではあります
るが、まあ誉めて頂いているからよしとしませう(笑)。
〉なんちて・・・
〉そろそろ破綻しそう。
〉MOMA親爺さんも反応にお困りでしょうし。
いえいえ、解熱剤の代わりになると思えばなんの南野。
〉チクワのテーマのひとつは「old」です。
〉ORTによく出てきます。(他でも見たことが・・・)
〉辞書君は(というより学校英語で教わるのは)「古い、年をとった」
〉でも、ORTでKipperにも、oldをつけています!
〉で、私は、適当にほぇ〜、こういうモンなんだー、と納得していますが
〉正直言って、今まで子どもたちが誰も何も聞いてこないのはなぜだろう?
〉とも思っているんです。
これなんですが、深いですね!いろいろな方のお返事の中でも一番面白いと
思いました。子供達が、自然に受容しているからではないでしょうか?
oldの正しい受け取り方をしているからでしょう。やはり順番があるんです
よ、きっと。「聞くまでもないこと」なんですよ、悔しいことに彼らには!
〉ま、なぜ?と思っているというより、聞かれたらどううまく対応できるのか?
〉と考えているのですが。
おそらく聞いてこないんじゃないでしょうか?正しい順番で、受け取って
いけば・・・。
〉で、今回(このレスをしようと思って)初めて辞書君を使ってみました。
〉あ〜、だいぶ下のほうだけど、年月を感じさせないイミが載ってるじゃん〜。
〉辞書君もやるねー。
このあたりは、大人の悲哀すら感じるナア(ごめんなさい、私を含めてで
す)辞書には過去の全てのヒトの知恵が載せてあるあるけど、残念ながら
ヒトが生まれて大きくなる過程で、その言葉に出会う順番(のようなもの)
には無頓着だからなー。今思いついたんですが、重要な意味の順番ではな
く、人生で出会う可能性のある順番でリストしてくれている辞書というの
があれば面白いかもしれませんね。
〉あ、そういうば、もうひとつ脈絡なく思い出したのが・・・
〉知人で、「kill」は「殺す」と思っていた人。
〉どうも be killed in the accidentみたいな言い方が納得いかないらしいです。
〉事故のニュースのリスニングなどで、その表現が出ると
〉とたんにイメージが、人vs人で、凶器にナイフか銃が浮かんでしまい、
〉そこでその事故の全体のイメージがとれなくなってしまうんだそうです。
〉リスニングしながら高速和訳してるのかな?「殺す」で。
〉こういう感じになってしまうかどうかは人それぞれなのかもしれないですし、
〉しかも、ある一人のひとでも、意味の広がりをとれる言葉と、とりづらい言
〉葉があるのかも、とも思いますが。
よくわからないけど、一つには「神の視点」というのがあるのかも。
事故で死ぬのにも「神の意志」なんていうのが働いていると思っちゃう
のかもしれませんね。日本語で「生まれて死ぬ」というのとエライ違いだ。
そういえば、あちらでは生まれることも「受け身」でしたね。
be killed in the accident (by God)なのかも・・・・
ちょっと大胆な今晩のMOMA親爺ですね。
〉日本語の対訳語をぽんっとひとつ見せつけられるより先に
〉たくさんの英語に触れたいもんです・・・
ほんとにそうですね。レベル0〜3でも充分楽しめます。もっと先に行けば
どうなるんでしょうね。
〉あ〜、書いていたら調子よくなってきたかも。(掲示板健康法?)
おっ!それはよかったです。重ねてご自愛を!
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お名前: islaverde
投稿日: 2005/6/17(21:23)
------------------------------
MOMA親爺さん、掲示板ではお久しぶり、です。
islaverdeです。
久々に感動の掲示板に出会いました。思わず2,3回そのまま読み返してしまいました。
気になって考えはじめたらとまらなくなるんだけど、どうもうまく文章にできなかった
ことを、MOMA親爺さんが鮮やかに切り取って分かりやすく見本を見せてくださった、
そんな感じがしています。
「同じだけど違う」「違うけど同じ」
この言葉ってこういう意味なんだ!って体感する瞬間は多読の醍醐味のひとつだと
思います。これは、日本語ではどうがんばっても言い表せないだろうなあ、原文で読めて
よかった・・・と、もう、自己陶酔そのもの。
学校では絶対習わない意味を知ったときなんか、有頂天です。これは一般的に知られてい
るこれこれ以外の意味もあるんだぞー(そして私は知ってるんだぞー)とか思ってしまう
わけです。(beamしてるわけです、でも陰でこっそりと)
でも、これはわりと分かりやすいし、人にも納得もしてもらいやすいのかな。
でも、しばらくすると、いろんな意味もあるけど、ひとつの単語なんだ、ということが気
になってきたんです。
(元をたどれば、話の発端は実は高校時代に通っていた塾で聞いた話なんですけど、
ofという単語には受験的に4つの意味がある、そして〜の、と訳す問題なんてまず出ない、
だから他の用法をきっちり覚えておくように!という説明のあとで、先生が、でもね、と。
ofはひとつの言葉で、ネイティブがofっていうときに、これは所有のofだ、こっちは主格
のofだ、ということは絶対考えないだろう、ofは彼らにとってはofというひとつの単語で
しかない、最終的にはofの全体的な意味をつかんでおかないと自然な日本語にすることは
不可能だ、という意味のことをいわれて、それがずーーっとひっかかっていたんです)
この、最終的にはひとつの単語、というのにはてこずっています。Schoolやrepeatもそう
だし・・・。
日本語だって、たとえば「遊ぶ」という言葉を、playの意味以外にも、使っていない、と
いう意味で言ったりしますが、これを違う2つの意味がある、という考えもあると思うし、
おそらくそれで正しいんだろうな、と思うのです。でも私はひとつの単語、というのに
こだわってしまうんです。果たしてネイティブは違う2つの意味のうちの1つ、という
意識を持って使ってるのかなあ・・・と。
なんだかだらだらと書いてしまいました。スミマセン。
まだまだ実は書きたいことが・・・と上のほうでおっしゃっていたような気も。
第2弾なんてあったりするのかしら(とっても楽しみ〜)。
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お名前: MOMA親爺
投稿日: 2005/6/18(13:04)
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islaverdeさん、掲示板ではお久しぶり(笑)。
〉久々に感動の掲示板に出会いました。思わず2,3回そのまま読み返してしまいました。
〉気になって考えはじめたらとまらなくなるんだけど、どうもうまく文章にできなかった
〉ことを、MOMA親爺さんが鮮やかに切り取って分かりやすく見本を見せてくださった、
〉そんな感じがしています。
そこまでのものかどうか、分かりませんが、でもありがとう。
〉「同じだけど違う」「違うけど同じ」
おっ!いきなり結論ですね。これが言いたかったんです、私。
islaverdeさんのこれ、するどい切り口。
ちょっと、失礼してちょきちょきしますね。
〉でも、しばらくすると、いろんな意味もあるけど、ひとつの単語なんだ、ということが気
〉になってきたんです。
〉(元をたどれば、話の発端は実は高校時代に通っていた塾で聞いた話なんですけど、
〉ofという単語には受験的に4つの意味がある、そして〜の、と訳す問題なんてまず出ない、
〉だから他の用法をきっちり覚えておくように!という説明のあとで、先生が、でもね、と。
〉ofはひとつの言葉で、ネイティブがofっていうときに、これは所有のofだ、こっちは主格
〉のofだ、ということは絶対考えないだろう、ofは彼らにとってはofというひとつの単語で
〉しかない、最終的にはofの全体的な意味をつかんでおかないと自然な日本語にすることは
〉不可能だ、という意味のことをいわれて、それがずーーっとひっかかっていたんです)
〉この、最終的にはひとつの単語、というのにはてこずっています。Schoolやrepeatもそう
〉だし・・・。
〉日本語だって、たとえば「遊ぶ」という言葉を、playの意味以外にも、使っていない、と
〉いう意味で言ったりしますが、これを違う2つの意味がある、という考えもあると思うし、
〉おそらくそれで正しいんだろうな、と思うのです。でも私はひとつの単語、というのに
〉こだわってしまうんです。果たしてネイティブは違う2つの意味のうちの1つ、という
〉意識を持って使ってるのかなあ・・・と。
私も同じ事を考えていたのね。こちらの方がもっと実用的で面白い話になるんです。
私は英語はもちろん専門ではないし、言語学なんてまるっきり知らないから、素人の戯れ
言と思って聞いてください。
islaverdeさんの疑問にまともにお答えしようとすると、どうしても「語源」というも
のを持ち出したくなるわけです。しかし私はこの「語源」というのもが賦に落ちない。
多読をしていくのに、そこまでいるのかと思ってしまいます。私には不要ということで
すね。
正当・正統な辞書を作ろうとするとき、見出しを別に立ててある単語というのは、
おそらく「語源」の専門家がそうしなくてはいけないと判断していると思うのですが、
正直つきあってはいられません。(専門家の皆さんごめんよー、素人の戯れ言)
islaverdeさんは「個体発生は系統発生を繰り返す」という言葉をご存じでしょうか?
ひとつの生き物が一個の卵から多細胞生物になっていく過程で、あるときはウニのようで
あったり、カエルのように指の間に薄い膜があったり、成長するに従い、地球上でこれ
まで生まれた生物の形態をすべてなぞらえるように変わっていくことなんですが、これは
人間のあかちゃんも同じです。言葉もそれに似ているんではないかと思うのです。
英語の系統発生なんてよく知りませんが、おそらく語源を研究している専門家はよく
ご存じのことだと思うのです。そのおそらく膨大な知識を、僕らが知る必要はおそらく
ないけど、でも一人の赤ちゃんが生まれて言葉を学んでいく過程というのは、多分にその
系統発生に似たところがあるのではないかと思うのです。
僕らが語源を知る必要がない、と思う由縁は、これも独断ですが言語の系統発生なんて、
論理的なところもあれば、まったく歴史のいたずらにすぎないようなものでしかないもの
もあると想像するからです。ある単語の根本にラテン語、ギリシャ語があるとしても
「へー」てなもんだ。schoolっていうのは、もともとギリシャ語で「暇人」という語源を
持つらしいですよ。これ聞いて「へー」でもいいけど、現実的に私たちが今使われている
意味の世界を連想できるかどうか、私の興味はそこだけです。できないこともないけど、
これはヒトに教えることではないよね。まったく自覚的なことであります。それでもここ
にはかすかな論理があります。そうとう情緒的だけど。この場合、私にはschoolの意味
の章立ては消散します。とりあえず、「暇人の群れ」でもいいやね。
ここでまた、個人的な経験なんだけどアメリカで魚屋さんに言ったときに、「お〜い、あの
サーモンをもらえるかな?」ってきいて「おっ!今日のサーモンはいいぜ。ところでHow
about scale・・・?(正確ではありません、耳は余りよくないので)」って聞かれたこと
があるんです。
一瞬「なにいってるんだろ?」と思いましたが、なんか違和感を覚えながら”大きさ”の
ことをいってるんだなと思い、「左から2つ目の中くらいのやつ・・お願い」とか答えたら、
そこで会話がとぎれたんですね。お兄さんはなんだかしょうがないといった顔をしていた
かも。
決まりの悪さとサーモンを抱えて、家に帰り、しょうがないから辞書引いてみたんです。
「うろこ」なんですよ!えっ?てなもんだ。あのお兄さん「鱗はどうする?」って聞いて
くれていたわけだ。この”事件”は相当面白くて、10年くらい経つ今も、こうやって
鮮やかに思い出せる。(余談ですが、その”事件”からしばらくしてscaleはちゃんと絵本
に登場した、schoolとともに。)
私の中では、schoolと違ってscaleはひとくくりには出来ません。これが同じ範疇に入る
とはとても思えない。もちろん素人の浅知恵ですから、ホントのところはよく分からない。
しかし、もし語源の専門家に「MOMAおやじ。これは元は古代ノルマン語の船乗りの言葉
でね・・・」とか言われても、なんだかね。自分ではこれ以上考える気力がなくなる。
むしろ歴史のいたずらもあるのではと想像したりします。民族が征服されたり、融合した
りするとき、「音」だけは似ているという理由で、まったく違った言葉が、同じ表記になり、
ともに生き残ってしまった、なんてことあるんじゃないでしょうか。
こんな言葉もあるので、同じ綴りで2つの意味を持つ単語は欧米人にもあると思いますよ。
まったく概念が重ならない、2つの独立した意味を持つと意識されるひとつの単語・・あ
ると思います。
ただ、私がこないだから書いている言葉達とは、おそらく違うのではないかと思います。
あいつらは日本語にするといくつもの日本単語を用意しなければならない言葉だけど、
実体はもっと単純素朴なものだったから。
「個体発生は系統発生を繰り返す」の話だったよね。なぜこんな話を持ち出したかという
と、系統発生の方はボクはどうも願い下げ(辞書あるいは語源にたよること)だけど、
個体発生のほうはかなり信用できると思うからです。幼児が言葉を学んでいく時系列と
いうのは、ある程度言語の発生を模倣していると思えてしょうがない。
幼児・初めての言葉達 生まれたばかりの人類・初めての言葉達
ミルクが欲しい 食べ物をどうする?水はどうする?
寒い 寒い
暑い 暑い
不快 怖い、不快
いやなヒト 敵・猛獣
パパ・ママ とうちゃん・かあちゃん・じじ・ばば・酋長
近所のまことくん 近所のキンタクンテ君
お医者さん 巫女さん、シャーマン
ネコ・イヌ イヌ・ヒツジ・ウシ・ウマ
おばけ ゾンビ
おうち・近所 わらぶき屋根の家・集落
当たり前だけど、似ているわけですから、そして絵本はこの世界に他ならないわけでして。
絵本や幼児の世界を模倣することのほうが、辞書・語源などに依拠する言語学の成果
(これが英語教育法の基盤かな)よりも現実的かな、早いかなと・・・。
あっ、ちょっと言い過ぎた。教育法というのは、個人の発達(心理学・社会学)を踏まえ
て作られているとは思いますよ。
でも、中学校なんかの英語教育を見ていて、そこにはっきりとした見通しがあるとは、
残念ながら思えないのね。やはり言語学の成果(長い経過を一挙にまとめ上げてしまった、
その結果だけ・・という意味に取ってください。)が、相当介入しているのだと思えて
ならない。素人が好き勝手いって・・とお思いでしょうね。
ボクが多読をしていて感ずることとは、相当隔たりがあるような気がしてならないのです。
大胆にしていい加減な、仮説。
〉一つの単語に2つの意味があるという認識は、その単語が同じ綴りをしている限り、
〉かなり困難なことだと思う。
これは、歴史的存在である私たちの宿命。いい加減で偶然な発達、それが故に面白い
言語世界。と割り切ることで、精神衛生上救われるのでは・・?
〉第2弾なんてあったりするのかしら(とっても楽しみ〜)。
あれよあれよという間に、第2弾になっちゃいました。第三弾はあるのかな?
islaverdeさん代わりに書いてくださいよ!!
それとofのことですけど、ちょっと考えてみても難問です。よく分からない。
多読して、答えをつかんでよ(笑)・・・と逃げておくか・・・。
ではでは。
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お名前: islaverde
投稿日: 2005/6/19(15:34)
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MOMA親爺さん、こんにちわ。
個体発生と系統発生なんて発想、すごいです。
いったいどこから・・・(笑)
英語は、たまたま同じになっちゃった、っていう単語多いんじゃないでしょうか。
(もちろん、素人の発想です)それと、やたら助動詞の守備範囲が広い(様な気がする、
だけかもしれませんが)。
I have a dog.というのと
I have been there.のhaveが同じものとはとても思えません。
でもこれは、ここでいう多読的単語の話とは別の話でしょうね。個人的には興味のある話
ですが・・・。
同様、scaleなんかも「違うけど違う」の範疇になるのかな。
またまた同じだけどちがう、違うけど同じの話になりますが・・・
気になるのは、sisterなんか「英語では姉と妹を区別しません」とずいぶん乱暴に書いて
ある本もあるけど、児童書で、ある登場人物がが主人公の姉か妹か分からなかったことは
ないぞ!(ハリポタの訳者は苦労したらしいですが・・・)とか、
学校で、「現在完了形は、完了、経験、継続を表します」なんて習いますよね。
私は日本語の字面だけをとって、じゃあ継続ってのは進行形とどう違うの?と思っていた
わけなのです。その前にまず完了形って何?過去形じゃだめなの?と。(だけど3つの
用法、ていってもネイティブにはひとつのhaveという認識しかないんでしょうね。)
でも、多読をして2年とちょっとたった今では
I did it.
I have done it.
I was doing it.
は、重なるところがないくらいかけ離れた表現なんだ、ということが分かってくるんです
ね。(会得、までは行かないにしても、体感くらいはできている、はず)
私と単語の関係っていうのは単語を通して従来の固定観念が覆されたり、新しい知識を
得たりしながら英語の本質に近づいていく、というものなのかもしれません。楽しいです。
(あれ、単語の話からちょっとずれたかも)
ofは、まだまだ。私にも全然。気になり始めてから何年でしょうか。あと10年くらい
かかるかも(笑)。でも、ofっていうときは絶対ofでなければならないわけで、そこには
厳しい言葉のルールがあるに違いないんだけど、それを説明することは不可能。もう体感
していくしかないんでしょうね。この場合は多読っていうか、文字を媒体にするほうが
よさそうな気がしています。aとtheもそうですけど、会話だと多分消えてる(笑)。
ではまた。続きはいつに・・・・
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お名前: 近眼の独眼龍
投稿日: 2005/6/24(00:09)
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素晴らしいやり取りに感動しつつ、
すごい時期はずれなピンポイント横レスです。
〉I have a dog.というのと
〉I have been there.のhaveが同じものとはとても思えません。
えぇっ? 私は おんなじものとしか思えませんです。
I は、a dogを haveしている。
(私は犬を飼っている)
I は、been thereということを haveしている。
(私はそこに行ったことがある)
あれ〜? おかしいのかなぁ?
------------------------------
近眼の独眼龍さん、こんにちは!
〉素晴らしいやり取りに感動しつつ、
〉すごい時期はずれなピンポイント横レスです。
どうも、どうも。
〉〉I have a dog.というのと
〉〉I have been there.のhaveが同じものとはとても思えません。
〉えぇっ? 私は おんなじものとしか思えませんです。
〉I は、a dogを haveしている。
〉 (私は犬を飼っている)
〉I は、been thereということを haveしている。
〉 (私はそこに行ったことがある)
〉あれ〜? おかしいのかなぁ?
ひとそれぞれということで(笑)
ちなみに、私はそんなこと考えたことなかった!(暴露)
単語にはこだわるMOMA親爺ですが、文章にはとんと無頓着!
いいかげんだなあーーー。おそまつ。
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近眼の独眼龍さん、こんにちは!
〉素晴らしいやり取りに感動しつつ、
〉すごい時期はずれなピンポイント横レスです。
どうも、どうも。
〉〉I have a dog.というのと
〉〉I have been there.のhaveが同じものとはとても思えません。
〉えぇっ? 私は おんなじものとしか思えませんです。
〉I は、a dogを haveしている。
〉 (私は犬を飼っている)
〉I は、been thereということを haveしている。
〉 (私はそこに行ったことがある)
〉あれ〜? おかしいのかなぁ?
ひとそれぞれということで(笑)
ちなみに、私はそんなこと考えたことなかった!(暴露)
単語にはこだわるMOMA親爺ですが、文章にはとんと無頓着!
いいかげんだなあーーー。おそまつ。
------------------------------
MOMA親爺さん、islaverdeさん、真夜中に横レスでお邪魔致します。
独〉素晴らしいやり取りに感動しつつ、
ほんとです、MAMO様(爆)、isla様!
ああ、このやりとりの続き、いや、全部をもう一度、一番上から、
九州大陸にて直接お話いたしたい〜〜〜〜 来週なのね…。いいなあ…。
さて本題の横レスです。
近眼の独眼龍さん、下記の件、ako、まったく同じ〜〜〜!!!と思いまして、
ビックリの雷マーク付けたい衝動を耐えて地味に横れすいたします。
独〉I は、a dogを haveしている。
独〉 (私は犬を飼っている)
独〉I は、been thereということを haveしている。
独〉 (私はそこに行ったことがある)
独〉あれ〜? おかしいのかなぁ?
いや、もう、ako、まったく同じに思いました。
近眼の独眼龍さんが「オカシイ」なら、akoも「オカシイ」ことになるので、
この際オカシイと言われてもいーでーす。
とにかく、近眼の独眼龍さんが書かれたような感じ、
あまりにまったく同意なので、かえってビックリしちゃいました!
ではこれにて!
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お名前: たまこ
投稿日: 2005/6/17(22:34)
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MOMA親爺さんの投稿読みました。
思わずプリントアウトして何度も読み直しました。
分からない単語に出会うとついその場で意味を知りたくなりますが、
MOMA親爺さんのお話を聞くと、多読だけで身に付ける単語の
すごさと快感を体験したくなりました。
(beamは気づかなかったです…)
私は多読をしていてstudy=勉強だけではないらしいと密かに思って
いるのですが。
(勝手にそうじゃないかと思ってほくそ笑んでいたのですが)
しかし学校英語が全く苦手で成績も悪かったので、英語の事には全然
自信がありません。
でも今日ついに公の場で言ってみました。
多読って本当に面白いですよね。
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たまこさん、こんばんは!
〉分からない単語に出会うとついその場で意味を知りたくなりますが、
〉MOMA親爺さんのお話を聞くと、多読だけで身に付ける単語の
〉すごさと快感を体験したくなりました。
〉(beamは気づかなかったです…)
たまこさんの楽しみを一つ奪ってしまったようで・・・・
「ネタバレ」マークを付けておかないと、いけなかったかもしれませんね。
〉私は多読をしていてstudy=勉強だけではないらしいと密かに思って
〉いるのですが。
〉(勝手にそうじゃないかと思ってほくそ笑んでいたのですが)
これ、私も疑惑ですよ(笑)。らしい、らしいです。
〉しかし学校英語が全く苦手で成績も悪かったので、英語の事には全然
〉自信がありません。
〉でも今日ついに公の場で言ってみました。
どんどんいいましょう。
〉多読って本当に面白いですよね。
やったね!
英語のことに自信がある人って、そんなにいないと思います。
だって、日本語とこれだけ違う言葉じゃないですか。
これだけ違っても、なんとか本が読めるというのが面白い。
また、お会いしましょう!
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お名前: ありあけファン
投稿日: 2005/6/18(14:19)
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MOMA親爺さん こんにちは
ありあけファン@213万語(多読)/3万3000語(多聴)です
私も大変興味あるテーマについてのMOMA親爺さんのお話,とても楽しく読ませていただきました.
久々に,オフ会でお会いしてお話ができたような心境です.
多読だけで単語が増えていくことは,最初は不思議で不思議で仕方がありませんでした.
しかし,
〉いくつかの単語達
私もあるんですよ,このような単語たちが!
friend,angry,fetch,...
たぶん,英和辞典では(そして英英辞典でも),説明しきれないような
ニュアンス!
あるシーンで出てきたイメージと,全く別のシーンで(辞書的には)異なる意味で使われていたときのイメージが,本当はひとつながりなんですね.
それまで,別の意味だと(勝手に)解釈していたのが,単に別の方向から光を当てたに過ぎない,ということがある日突然,わかってしまうことが時々あります.
おそらく,それは氷山の一角で,自覚できないところでは無意識にそのような認識が進んでいるのだと思います.
こうして,未知の世界の探検のように,新しい世界がどんどん広がっていくのでしょう!
本当に,多読ってすばらしいですね.
これからも楽しく続けましょう.
またいつか,福岡でお会いできる日を楽しみにしています.
HAPPY READING!!
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ありあけファンさん、こんばんは!
〉私も大変興味あるテーマについてのMOMA親爺さんのお話,とても楽しく読
〉ませていただきました.
〉久々に,オフ会でお会いしてお話ができたような心境です.
最後はどこでしたっけ?博多の喫茶店でしたよね。
〉 多読だけで単語が増えていくことは,最初は不思議で不思議で仕方があ
〉 りませんでした.しかし,いくつかの単語達
〉私もあるんですよ,このような単語たちが!
〉friend,angry,fetch,...
これは私には意外です。面白いですね。たとえが悪いけど、よそ様の
晩ご飯のおかずをのぞいているみたいです(失礼!)
いつの日か、私にもビビッとくる日が待ち遠しい。
〉たぶん,英和辞典では(そして英英辞典でも),説明しきれないような
〉ニュアンス!
〉あるシーンで出てきたイメージと,全く別のシーンで(辞書的には)異なる意味で使われていたときのイメージが,本当はひとつながりなんですね.
〉それまで,別の意味だと(勝手に)解釈していたのが,単に別の方向から光を当てたに過ぎない,ということがある日突然,わかってしまうことが時々あります.
〉おそらく,それは氷山の一角で,自覚できないところでは無意識にそのような認識が進んでいるのだと思います.
〉こうして,未知の世界の探検のように,新しい世界がどんどん広がっていくのでしょう!
まさに氷山の一角ですよね。islaverdeの言われた
「同じだけど違う」「違うけど同じ」がこれかな?
〉本当に,多読ってすばらしいですね.
〉これからも楽しく続けましょう.
はい!ありあけファンさんも。
〉またいつか,福岡でお会いできる日を楽しみにしています.
大分でもよろしいですよ!
HAPPY READING!!
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お名前: Deno
投稿日: 2005/6/22(21:53)
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言われてみてなーるほどと思うことがたくさん書かれていて
おもしろく読まさせていただきました.
ただ多読しているときには,気づかないかもしくはへんとは気づいても
何がかはわからないままに,飛ばせ飛ばせって感じで読んでる状況です.
概念的にはっきりしているような単語で
多読だけで増えていった単語は例えばscabとかで,確かにあるんです.
写真や絵があると相当に助けられています.
気づいていないだけで本当は間違って理解してたりするかもしれないんですが.
でも,酒井先生は「いいのいいの」って言ってくれそうな気がするんです.
MOMAさんのようにニュアンスの違いを発見するところまでには
もうちょっと時間がかかるかもしれませんが,
そういう体験がどんどん出てくるようになると
読書がもっともっと楽しくなるんでしょうね.
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Denoさん、こんにちは!
〉言われてみてなーるほどと思うことがたくさん書かれていて
〉おもしろく読まさせていただきました.
ありがとうございます。
〉ただ多読しているときには,気づかないかもしくはへんとは気づいても
〉何がかはわからないままに,飛ばせ飛ばせって感じで読んでる状況です.
〉概念的にはっきりしているような単語で
〉多読だけで増えていった単語は例えばscabとかで,確かにあるんです.
〉写真や絵があると相当に助けられています.
〉気づいていないだけで本当は間違って理解してたりするかもしれないんですが.
気がついていないだけの言葉って多いんだと思います。ホントは
最後まで気がつかずにいくのも極意かもしれませんね。
意識しちゃう・・・というのは私の欠点だと思ったりもしますから。
〉でも,酒井先生は「いいのいいの」って言ってくれそうな気がするんです.
きっと、いわれることでしょう。間違いなく!
〉MOMAさんのようにニュアンスの違いを発見するところまでには
〉もうちょっと時間がかかるかもしれませんが,
〉そういう体験がどんどん出てくるようになると
〉読書がもっともっと楽しくなるんでしょうね.
これは、余興のようなもので・・と。
多読の本筋とは関係なさそうですよ。
でも、時に気がつくときは面白いと思います。
特に多読で初めて出会い、ようやくつかんだと思っていた単語に
裏切られた時なんか、最高です。なんでやねん!!
ではでは。
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2005/6/25(23:20)
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MOMA親爺さん、みなさん、すばらしー投稿をありがとー!
〉最近言葉に凝っています。多読だけで単語が増えていくことが不思議で、自分なりにいろいろ考えて
〉いたのですが、児童書やPBを読んでいて、いろいろ気がつくことがあったの書いてみます。
多読をしながら、「言葉に凝る」人たちもきっと出てくると
思います。慈幻さんなんかもまた別の凝り方をしていますよね。
ぼく自身の凝り方はMOMA親爺さんと似ているような気がします。
〉いくつかの単語達
〉気がつかされたとき、それまでの違和感が一挙に、鮮やかに変わっていくわけです。この「気づき」が
〉たまらなくイイのです。一挙に何かがふくらむ感じがする。早い段階で辞書を引いてもこの感じは得られ
〉ないんです。あるいは「気がついたとき」辞書を引いても、自分の頭は出来上がっているので、もう
〉動じない。「そうかな、辞書君。君はそう思うかね?」
そうです、そうです!
英語に親しみはじめると、翻訳や英和辞典や英英辞典に齟齬を感じる
ことがありますね。それをMOMA親爺さんはうまーく言い表したと
思うな。
〉たびたび話題になるclimbもそうです。climb downって何よ?から始まるのね。
〉山なんかなかなか出てこない。丘なんかなかなか出てこない。私が読む本では、車の乗降、馬の乗り降り
〉なんかが主なシーン。だから随分困る。困るけど、気がついたら、そこからはそんなものです。むしろ
〉積極的に使ってみたくなる。なんで降りるのにclimbなのよ?ふふふ・・・それが英語なんだよね。
ぼくは慈幻さん風のところもあるので、climbには一つの「答え」を
仮定してるんですけどね、まだ言わない・・・
〉児童書読んでいて少しこだわったのがpokeという言葉でした。
〉例えばこんなシーンを思いだします。教室で授業が終わります。放課後遊ぶ約束をしていた隣のクラスの
〉Josh君が、教室の後ろの扉を半開きに開けてpokeします。なんなんだろう?poke。こんな時、挿絵が
〉一枚あるといいですね。たいてい顔だけのぞかせている。あら、引っ込めた。また出したぞ!私にとって
〉最初の頃はこんなイメージだった。
〉別の本で、お母さんが七面鳥をオーブンで焼いている。いいにおいがしてきます。早く焼けないかな。
〉おかあさん、焼き加減が気になるようです。そこで金串が登場します。お母さん金串を七面鳥にpoke
〉します。えっpokeするの?金串を伝わっておいしいジュースが流れ出てきます(このジュースもずいぶ
〉ん面白いイメージですよね。juiceってなんでもイイみたい)
このjuiceのイメージはその通りだと思うな。とにかくいろんなことに
使いますねえ。Michael Connellyにもいっぱい出てきた!
〉私にとってpokeのイメージはこの二つの場面で充分みたいです。とはいうもののこの二つの場面は結び
〉つくようで、結びつかない。結びつかないが、結びつく。ビミョーな世界なんです。これが私の今の英語
〉の世界です。ここで無理して日本語で「要約」してしまうと、折角のイメージが台無しです。まさに
〉「そうかな、辞書君。君はそう思うかね?」なのね。
pokeも、英和辞典は引かない方がいいと思うな。
引くと、非常にせせこましい「訳語」に一気に収斂してしまって、
取り返しのつかないことに成りかねない。少なくとも、取り返しが
つくまで、えらく長い時間がかかってしまいます。
〉アメリカでの経験と、最近になって気がついたこと(自分では大発見のつもり)
〉ボルチモアという町で経験した実体験です。水族館に行きます。子供が大はしゃぎです。幼児も大はしゃ
〉ぎです。「School of fish!」「School of fish!」 と大はしゃぎです。「ほほ〜。メダカの学校はアメリカ
〉にもある訳か」と感心するMOMA親爺。でもこれ違うのね。単に「お魚さんがいっぱい!」っていってる
〉だけ。敢えていえば「お魚さんの群れだよ!」ということみたいです。
〉教えて貰って感心したし、辞書見たらたしかに「群れ」と書いてある。でも思ったわけだ。幼児の発達段
〉階で最初にSchoolって言葉に出会うのは「うわ〜、いっぱい!」であり「群れ」のイメージなんですね。
〉彼らはここから始まるんでしょう、かの国では。彼らはそのうち小学校に行きますが、その学校ーSchool
〉は「群れ」であり「うわ〜、いっぱい!」に「なにかが」彩られ、くっついたイメージだと思うのです。
〉これが高校生になると「the School of Aristotle」なんていうのが出てくる(と思う)。
〉英語ウンチク本には「これをアリストテレスの学校と訳す素人がいるが、これはアリストテレス学派
〉のことですから、よーく気を付けるように!」と書いてあるんです。昔これを読んだボクも「へ〜」と
〉思っていたわけです。「漱石一門」も「吉田学校」もみなスクールなんだ。外務省にもあるよね、china school
〉ってのが。
〉この一見簡単な言葉にいろいろな日本語を付加していくことが、これまでのお勉強だったわけです。
〉日本の学習者はまず「学校」を習い、運が良ければ「群れ」を知り、「学派」を知る。エライエライ。
〉でも多読を始めてみて、また考えが変わったのね。これ皆Schoolでいいじゃん。無理に日本語に直さ
〉なくてはいけない人(翻訳家、受験生)は日本語としての単語を選ばなくてはいけないから、そのなかで
〉「群れ」「学校」「学派」なんていろいろ知っていなくてはいけませんが、でも私はSchool一本で充分で
〉す。最近は「同好の士が群れているイメージ」で充分ですわよ。むしろSchool=学校なる疑惑のイメー
〉ジを振り払うのに成功したことに・・ああ快感!
そう、そのことです! climbも、pokeも、そういう風に
「疑惑のイメージ」を振り払うのが楽しいのですね。
その意味では学校英語に感謝しなきゃ。
(相当屈折した感謝だけど・・・)
〉ここでいいたい。強くいいたい。
〉「単語にもunlearnがあるのよ」って事を!だってSchool=学校はかなり強烈なイメージとは思いませ
〉ん??振り払うのは大変だ。
〉MOMA親爺の説明は突飛すぎるという方へ第二弾、第三弾もあるのよね。
突飛すぎると感じる人もいるでしょうね。
でもそういう人はぜひ「どうして英語が使えない?」と
来年3月出版の「多読的文法論(仮題)」を読んでください。
〉例えばideaという単語。chemistryという単語。あの英語の世界の人々は
〉「わかんな〜い」というI have no idea.と「民主主義の理念」idea of democracy
〉「なんつーか、相性がイイ」I have good chemistry with her.
〉と
〉「化学結合論」chemical bond
〉を区別していると思いますか?学校で「理念」なんていう高尚な概念を学ぶ前に「わかんな〜い」が先に
〉来るだろう。そもそも同じ言葉だけに「高尚」さなんてみじんも感じないだろうな、あの国の子供達は。
〉ちょっと「お化粧」がつくだけで、素顔は変わらないですものね。
〉あるいはThe chemistry between you two has gone sour.「あなたたち二人の相性はこじれてきてん
〉じゃない。」なんて、おませな小学生高学年か中学生同士で話しをしている、その世界に「科目としての
〉chemistry」が登場する。そんな世界だと思うのね。
〉余談ですけどテレビに出てくるsingerのchemistryってどんなイメージでつけたんでしょね?
〉まさか「化学」じゃないよね。相性?・・・・「あなたと私の結びつき」「親和力(これゲーテからネ)」
〉「みんなの和!」エトセトラ・エトセトラ・・こんなところにも、謎はあるんだなーー。
〉私たちが絵本やORTや児童書やGRで、ある程度欧米の子供達の発達段階をまねすることがいかに大事か、
〉私は多読で学ばせて頂いたと思うんです。面白いよ、これは。イメージの組上がり方が違うんだもの。
〉日本だとある段階から飛んじゃうのね「わかんない」から「理念」へと・・・
〉英語圏ではそうではなさそう。
〉さいごに
〉それで、私たちも日本語を介さない方がいいとは思いません?・・と改めて思うのです・
〉辞書を引かないことには、こんな意味があるんだと・・・私はそう思います。
〉今私は、アンラーンをしながら単語で世界を切り取っていく。そんな感じ。
〉面白いんだ、これが!
そう! そう!! そう!!!
〉あるいはまったく英語を知らない日本の子供達が、多読をとおしてどんな世界を作っていくのか楽しみ
〉なんです。アンラーンがいらないからな、やつらは!!schoolなんか絵本じゃ良く出てくるんだろうな
〉なんて、思ったりしています。
〉英語の単語が織りなす世界というのは日本語の世界とは違います。
〉やはり英語は英語だなと思う。世界が違う。言葉が違えば、世界の切り取り方が違う。
〉これが面白い。多読をやって初めて気がついた。
〉という、お話でした。多読で単語が増えていくことにとても興味があるMOMA親爺でした。
〉おそまつ。
おそまつじゃないです。
みなさんの「琴線」に触れたと見えて、たくさん返信がありましたね。
すべて次の本の参考にさせてもらいます!
みなさーん、ありがとー!!
もっともっといろいろなunlearnの例を教えてくださいねー!
(akoさんからはじまったカメとウサギの話もすごかった!
ああいうのがたくさん増えてくると、今後、英和辞典を作っている
人たちはこの掲示板に来て材料を探すようになると思う。)
------------------------------
酒井@快読100万語!さん先生、おはようございます。
〉多読をしながら、「言葉に凝る」人たちもきっと出てくると
〉思います。慈幻さんなんかもまた別の凝り方をしていますよね。
〉ぼく自身の凝り方はMOMA親爺さんと似ているような気がします。
畏れ多くもかしこくもです。昨日「どうして英語が使えない? 」を
再読(おそらく5回目くらいでしょう)して、同様の事が一杯
書いてある(headのことなど・・)のに改めて感じ入りました。
〉そうです、そうです!
〉英語に親しみはじめると、翻訳や英和辞典や英英辞典に齟齬を感じる
〉ことがありますね。それをMOMA親爺さんはうまーく言い表したと
〉思うな。
ここに英英辞典まで入っているのが味噌ですね。ところでこないだから
秋男さんを見習って、「英英辞典」を初めから読んでみています。
まだ最初の方だけですけど、これはこれで面白いです。ampleなんて
「へーー」と思いました。「英英辞典」も辞典によって説明が様々
であるのが面白い・・・といいますか、たよりないといいますか、
こんなものかとも思います。
〉ぼくは慈幻さん風のところもあるので、climbには一つの「答え」を
〉仮定してるんですけどね、まだ言わない・・・
おもしろそー・・ですね。お待ちします。
〉このjuiceのイメージはその通りだと思うな。とにかくいろんなことに
〉使いますねえ。Michael Connellyにもいっぱい出てきた!
やつらは、やはり狩猟民族なんですね(答えになっていない?!)
〉pokeも、英和辞典は引かない方がいいと思うな。
〉引くと、非常にせせこましい「訳語」に一気に収斂してしまって、
〉取り返しのつかないことに成りかねない。少なくとも、取り返しが
〉つくまで、えらく長い時間がかかってしまいます。
そうじゃないかと思っています。こんな言葉、実は山のようにありそう
です。私のライフワークは「笑い」なんですが(笑)、これを多読だけで
極めてみたい。今7〜9個は意識できますが、このあとが大変みたいです。
なかなか登場しそうにないから・・目に止まらない・・・10回くらいは
目にしないと意識できない(・・・ん・笑ってるのか・・?)・・そして
そのあと5回くらい意識しないと、違いがわからない。
「笑い」は面白いです。
〉そう、そのことです! climbも、pokeも、そういう風に
〉「疑惑のイメージ」を振り払うのが楽しいのですね。
〉その意味では学校英語に感謝しなきゃ。
〉(相当屈折した感謝だけど・・・)
実は「その意味では学校英語に感謝しなきゃ。」という言葉を書こう
かと思ったわけですが、余りに自虐的で・・(トホホ)
〉突飛すぎると感じる人もいるでしょうね。
〉でもそういう人はぜひ「どうして英語が使えない?」と
〉来年3月出版の「多読的文法論(仮題)」を読んでください。
おお!そんな刺激的な本が待っているのですか。これは面白そうです。
でも来年3月は待てないなあ・・!これはでもひと味違いそうだな。
〉おそまつじゃないです。
〉みなさんの「琴線」に触れたと見えて、たくさん返信がありましたね。
〉すべて次の本の参考にさせてもらいます!
そうですね。投げて、当たって、音がして、反響が届く。これは
面白いです。みなさーん、ありがとう。
本の参考になるなら、次はどんな石(というかなけなしの宝石)を
投げてみようかな?
〉みなさーん、ありがとー!!
〉もっともっといろいろなunlearnの例を教えてくださいねー!
そうですよ。ヒト様々というのも、面白いです。2つ思い出しました。
「Picture this!」っていうのと「野球場の観客席で遠くに友達が来て
いるのに気がついたときよく使うじゃないですか・・・spot」
unlearnというより、世界が広がる例ですが・・。MOMA親爺的には
なかなかでした。
〉(akoさんからはじまったカメとウサギの話もすごかった!
〉ああいうのがたくさん増えてくると、今後、英和辞典を作っている
〉人たちはこの掲示板に来て材料を探すようになると思う。)
そうですね、では次の金曜日お待ちします。islaverdeさんも待っています。
ありがとうございました。
MOMA親爺
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お名前: 翁家
投稿日: 2005/7/13(06:23)
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翁家です。
MOMA親爺さん、今頃ノコノコ出てました。
私のテーマは、「giggle」です。
出張中のホテルの小部屋でDVDを見ていました。タイトルは、相変わらず「So Little Time」でした。
Larryという男の子が、ディベートの練習中に、まじめにやろうとすると、つい笑い出してしまう
というシーンがありました。笑い出すといっても、お腹を抱えて「苦しくてたまらない」という
感じの笑いです。明石家さんまが、お腹を抱えて「かかか」と笑う、そういう感じです。
それをRileyが思い出すシーンで
When Larry tries to be really serious, he usually gets the giggles.
と説明しています。
ここからは懺悔です。も〜今から思うと、なんて馬鹿なことをしていたのでしょう。
実は今から1年以上前、多読を始めたばかりの頃で「Magic Tree House」を読んで打ちのめされていた
頃でした。giggleやgrinがsmileやlaughと、どう違うのかをノートにまとめて悦に入っていたのです。
その時は、お勉強モードでしたので、辞書を引いて「giggle」は「くすくす笑い。忍び笑い」と理解したのです。
その後は、giggleやgrinの違いなんて、どーでも良くなって、「なんか笑ってんだ」というズボラ読みに
なってしまいましたが・・・。それで、今回DVDを見てて、「ええ、あの馬鹿笑いがgiggleなの?」
と衝撃を受けたという訳です。
英英辞典を引いてみてやっと「なるほど」と思った次第です。もし当時、英英辞典を引いていたとしても
辞書に載っている英文からはイメージをつかめなかったと思います。DVDを見て初めてイメージを
つかめたのかな、と思います。
水戸黄門のラストの「はっはっは」というのは英語で何て言うのでしょうね。英辞郎で「かか大笑」と
引いたけどSorryと出てしまった。
今度は水戸黄門のDVDを探さなければ・・・。
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385. Re: 許す、許す・・でもMOMA親爺頭もコペ転したかも??
お名前: MOMA親爺
投稿日: 2005/7/14(19:45)
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翁家さん、こんばんは!
このあいだはどうも!面白かったです。
〉翁家です。
〉MOMA親爺さん、今頃ノコノコ出てました。
いつでも、どこでも、ノコノコでも、速攻でもよろしいです。
〉私のテーマは、「giggle」です。
おお!私の永遠のテーマ「笑い」とかぶりますね。
〉出張中のホテルの小部屋でDVDを見ていました。タイトルは、相変わら
〉ず「So Little Time」でした。
「So Little Time」といえば翁家さん。しっかり刷り込まれて
しまっています(giggle)。
〉Larryという男の子が、ディベートの練習中に、まじめにやろうとすると、
〉つい笑い出してしまうというシーンがありました。笑い出すといっても、
〉お腹を抱えて「苦しくてたまらない」という感じの笑いです。明石家さん
〉まが、お腹を抱えて「かかか」と笑う、そういう感じです。
〉それをRileyが思い出すシーンで
〉When Larry tries to be really serious, he usually gets the giggles.
〉と説明しています。
これ読んで、私もすごーく冷や汗がでているんです。イメージが違うよ!
私のgiggleはもっとおとなしかったんですが、どうやらどうやら。
我慢している感じは、否定できないが、でも我慢できない・・という感じ?
「くくく」のイメージに「かかか」が加わってしまったカナ。
giggleのイメージがまたふくらんでしまったナア!
〉ここからは懺悔です。も〜今から思うと、なんて馬鹿なことをしていたの
〉でしょう。
〉実は今から1年以上前、多読を始めたばかりの頃で「Magic Tree House」
〉を読んで打ちのめされていた頃でした。giggleやgrinがsmileやlaughと、
〉どう違うのかをノートにまとめて悦に入っていたのです。
〉その時は、お勉強モードでしたので、辞書を引いて「giggle」は「くすく
〉す笑い。忍び笑い」と理解したのです。
そうそう、辞書引くとかならずそう書いてあるんです。この忍び笑い
というのが、ちょっと控えめすぎるのかも・・・
〉その後は、giggleやgrinの違いなんて、どーでも良くなって、「なんか
〉笑ってんだ」というズボラ読みにってしまいましたが・・・。それで、今
〉回DVDを見てて、「ええ、あの馬鹿笑いがgiggleなの?」と衝撃を受け
〉たという訳です。
私もなんとなく衝撃を受けています。あれっ??って感じ。
でもその馬鹿笑いだけじゃないかも。もう少し幅があるような気が。
これは日本語のイメージだけではくくれないかもしれませんね。
〉英英辞典を引いてみてやっと「なるほど」と思った次第です。もし当時、
〉英英辞典を引いていたとしても辞書に載っている英文からはイメージをつ
〉かめなかったと思います。DVDを見て初めてイメージをつかめたのか
〉な、と思います。
私もgiggleについては今日初めて英英辞典を引いてみました。へーー
って感じです。英和辞典はよくない、というのが実感できますね。
〉水戸黄門のラストの「はっはっは」というのは英語で何て言うのでしょう
〉ね。英辞郎で「かか大笑」と引いたけどSorryと出てしまった。
これを英語で一英単語で説明されたら、ぶっ飛ぶナア、きっと。
英語の世界にこんなsituationはあり得るのだろうか?
外国人100人に聞いてみてくださいよ、翁家さん!
〉和英中辞典を引いたら、guffawと載ってましたが・・・、これも何だかち
〉がう気がするし
うん、そんなに簡単に説明されたらこまるなあ、水戸黄門。
〉今度は水戸黄門のDVDを探さなければ・・・。
ははは!!
ではでは!