[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/11/24(02:02)]
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お名前: KYO
投稿日: 2006/9/18(11:24)
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ミグさん、22日にオフ会でお会いする予定のKYOです。 なかなかレスがつかないようなので、こんなことで参考になるかどうか わからないのですが、ちょっと書いてみます。 大学入試のセンター試験などについてはわからないのですが、 英検についてはここ数年、専門学校で英検対策の授業を担当しているので 長文問題には多少馴染みがあります。たぶんネタ本のようなものは存在しないのでは と私自身は推測しています。こんなことがあったからです。 2級のある長文問題に出てくる発展途上国用の製品を実際に学生たちに見せたいと思い、 販売している会社と製品名を入れて検索をかけたところ、 その会社のサイトのプレスリリースがヒットしました。 "Economist" でその製品が取り上げられた記事が掲載されていたのですが、 記事の内容が問題ととても似ていて、これはたぶん記事のこの部分を書き換えたのでは ないかと思われる英文がいくつか見られました。 この記事をもとにリライトしたのではないかしらんと想像しました。 記事が出たのが2004年の12月、英検の問題は2005年の第2回の秋のものです。 英検の長文問題は、250語〜500語のまとまりのよい英文ばかりです。 一般論から始まってその英文の主題を述べたオープニングパラグラフがあり、 クロージングパラグラフできっちりとまとめられている場合がほとんどです。 長さ的にこれだけ出題に都合のよい語数で、まとまった内容の英文が 何かの本に載っているというのはちょっと考えにくいような気がします。 いろんな媒体に出た英語の文章から適当なものを選び、英検のライターさんたちが 各級のレベルにあわせてリライトしているのではないかと推測しています。 もしかしたら他の場合も元になっているものが見つからないかなといくつかの問題に ついてインターネット検索をかけてみましたが、そううまくはヒットしませんでした。 問題で話題になっている事柄は、英語のサイトはヒットしても、 日本語のサイトではまず出てこないものが選ばれているように思われました。 対策として多読をするなら、過去問の長文問題を多読的に読んでみるのはどうでしょうか。 英検の長文問題の英文は内容的には結構おもしろいです。雑誌などのコラムのような 感じで、あまり知らなかった「へえ」と思うような話題がまとまりよく書かれています。 過去の『全問題集』を数年分中古本屋やネットオークションとかで手に入れることが できれば、可能ではないかと思うのですが。 準1級や2級は1回の試験で2000語ぐらいの長さになります。年3回で6000語。 5年分ぐらい集められれば3万語近くになるでしょう。 英文のレベルが高すぎる時には、解答に全訳がついていますから、 訳の助けも借りてキリン読みすればいいのではないかと思います。 高校で「訳先渡し」の実践がされて、渡さない場合と比較して生徒の理解に 遜色のない結果がでたという報告も聞いたことがあります。 では、オフ会でお会いするのを楽しみにしています! KYO
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