[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/11/24(17:27)]
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Julieさん、appleさん、翁家さん、みなさん、こんにちはー。
あっきーです。
> 私も欲張り派です(笑)。
> 資格が必要になるので、スコアも気になります。
> 「多読の王道」を体験・理解した上で、
> 「王道」から踏み外さず、「王道」に害をあたえないような、
> 多読で基礎をしっかりつくった後で、スコアアップへつなぐ道
> という話をしたいなとかねがね思っていました。
> (だからといって、受験日の話は雑談にはしりすぎだったかも・汗)
> (でも「王道」への害は一番少ないですね・笑)
この話題、いいですねー!
> 私も苦い経験が(爆)。
> 300万語読んだとき、unlearn して忘れた分を問題集でドーピングしたのです。
> 文の中に空欄がある問題をたくさん解いていたら、
> 文章の中に、私にはわからない単語があるんだということを
> まざまざと見せ付けられて、当時読んでいたペーパーバックが
> まったく読めなくなってしまったのです。
> すでに多読で、今まで覚えていた日本語訳はおかしいと疑うことを覚えたので、
> この単語も本当のところはわからないと疑いはじめるとキリがないんですよね。
> どんどん読めなくなって、yes だって何に対して yes と言ってるのか
> わからない、yes すらわからなくなっちゃった、と思って泣きました。
> 言葉が何も語らなくなって、ただの模様になりました(笑)。
なるほど。それってつらい体験でしょうね。
言葉を覚えたての子供に、無理やり難しい入試問題を解かせて
挫折させるのと同じような印象を受けました。折角これまで楽
しみながら身に着けてきた生きた言葉が、不自然な言葉に圧迫
されるというか。。
「言葉の闇を抜けるには、迷わずただただ読み進めればよい」
という信条も、資格試験やスコアアップの荒波に出会うと、誰
しも一度は不安で崩れることがあると思います。これって、経
験して初めて実感するものですよね。
> 私の場合は、1年で400万語のハイペースで読んでます。
> 多読に出合ってからは多読しかしていません。
すばらしいですね。そのペースだと言葉がひとりでに踊りだし
てくるんじゃないですか?(笑)多読の時間はどのように確保
されてるんでしょうか?
> そんなわけで、「王道」に害の出ないドーピング法(笑)に関心があります。
> そろそろ一年たつので、また受けてみようかな、と。
> 「抜け道」はないとしても、シャドーイングをやるほうがいいよとか、
> 新聞など時事問題の読書量を増やしてみたらとか、
> どうしても文法のおさらいをしたいなら Grammer in Use がいいよとか、
> 長期的に英語力アップにもつながるような道はあると思うのです。
> それから、会場には若者が多いから雰囲気を楽しもう、
> といった試験情報?とかね。
> そうした情報交換をこの掲示板でできたらいいなーと思っています。
「王道」に害の出ないドーピング法・・魅惑的な響きです。
自分なりのやり方をまとめてまた書かせていただこうかと思います。
> 個人的には、
> 「文法書を読んで、文法の力がつくか?」
> という疑問があります。
> 少なくとも、文法書で得た知識で、TOEICの文法問題を解いた記憶がない。
> 学校の入試の問題は解きましたけど。
> 自分の文法学習法で何かが欠けているのだと思うのですが、
> #そもそも多読量が少ないという問題点が一番かも?
> 私自身、解明したい点でもあります。
まさにappleさんの言う通りだと思います。
文法力をつけるには、
A.文法のルールを知る(文法書)
B.多くの文章に接して、文脈の中で自然にそのルールに気づく(多読)
が必要だといいます。Aだけでは全くだめで、Bの「気づき」が
実は重要なのだが、見落とされることが多いといいます。逆に、
Bの多読だけでも文法の感覚は無意識のうちに身につくはずです。
酒井先生も言われるように、ある程度多読が進んでからでも、
Basic Grammar in Useとかで文法ルールを意識化する(A)のは
有効だと思います。極端な話、別に文法書を読まなくても
多読だけでも「なんかこの文章おかしい」という感覚は身につくので、
TOEICの文法問題もいづれ解けるようになるでしょう。ただ、高得点を
早く狙うには文法書で体系的に頭を整理することは必要でしょうね。
日本語で書かれた文法書は、例文が文脈から切り離されてる上、
英語も日本語も不自然なものが多いので、多読の初期段階で手
を出すと害をこうむる可能性があります。
> で、本題ですが、Julieさんが書かれたように、多読をベース
> とした上で、TOEICには「シャドウイングがいいよ」とか、
> 「文法も英語で書かれたGrammer in Use がいいよ」とか、
> そんな話がしたいなって思って出てきました。
翁家さん、こちらこそよろしくお願いします。
> 英会話学校に通ってできたような気になっても、ヒアリング
> マラソンやって聞こえるようになっても、やめてしまったら振
> り出しです。多読は、中断したとしても、再開時にはまたレベ
> ル0から読めばいいのですから。すぐに勘が戻りますよ。再開
> のときのエネルギー(金額的にも)が小さくすむのが多読です
> よね。
まさにそうですよね。私も停滞から復活させたときはレベル0から
読みました。これが、意外に早く復活できるんですよね。
> 短期間に多読で「効率」を求めると、GR を中心にしたほうがいいかもしれません。
> ただし、わからない単語はばんばん飛ばすことを守った方がいいです。
> 出てきた単語を全部覚えて語彙を増やすぞ、
> というようなアプローチをとると、
> 全部の単語がわかる本しか安心して読めなくなり、
> 飛ばす力(わからないことへの耐性・許容力)が弱いままです。
> 結果として、GR は読めるけど児童書は苦手、
> GR のように人工的に制御された文章なら高いレベルでも読めるのに、
> PB のようなナマの英語には耐えられない、となりがちです。
> GR もレベル6までしかないので、じょじょに許容力を広げていかないと、
> 温室英語では高レベルでも、ナマの英語は今いちで、
> なんだかとてもつらい思いをするようになってしまいます。
> (以前の自分がそうだったわけですが・笑)
これは非常に示唆に富む話ですね。ありがとうございます。
私の場合、初めてマジックツリーハウスを読んだとき単語に面くらいました。
「飛ばす力」は多読でしかなかなか身につかないかも。
*** 単語について ***
「飛ばす力」 → 児童書、一般書の多読
「基本語彙の確実な習得」→ 児童書、GRの多読
「高レベルの語彙の習得」→ ?????
「高レベルの語彙の習得」は、英検やTOEICの高得点達成には必須
です。多読の「王道」から踏み外さず、「王道」に害をあたえない
ように「高レベルの語彙の習得」を速やかに行うドーピング方法を
議論できればいいですね。この問題は酒井先生も「快読100万語」
でコメントされていますし、皆さんで、もう一度話し合えれば嬉し
いです。
私の場合のやり方についても、別の機会にまた書きますね。
長くなりましたが、この辺で。。
Happy Reading!
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