[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/11/24(14:42)]
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2248. Re: Learning と Acquisition の違い
お名前: たむ
投稿日: 2008/4/4(12:33)
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Ryotasanさん、こんにちは。たむです。
〉子どもが言葉を覚える過程を研究する学問のことを米国では language acquisition と呼びます。
〉メキシコで生まれ、
〉スペイン語を覚えてから米国に移住した子どもが英語を覚える過程のことは、
〉second language acquisition と呼びます。
〉いつのころからか、
〉米国の大学などでこの分野を教えたり研究している人たちは、
〉この acquisition という概念を learning と区別するようになりました。
〉一方、
〉日本で英語の教授法を専門にしている先生がたには、
〉「第二言語習得理論」という名称を使うかたも、
〉「第二言語獲得理論」という名称を使うかたもいます。
〉「獲得」であれば "acquisition" と同じで、
〉"learning" と区別していることが分かります。
〉「習得」という用語を使われているばあい "acquisition" と同じなのか違うのか不明確になります。
〉有名な先生で、
〉むかしは「習得」を使っていたけれど、
〉ある時期から「獲得」に替えた先生もいらっしゃいます。
なるほど、なんとなくもやもやしていたことがはっきりしました。
〉米国でやっていることを無批判に真似るべきではありませんが、
〉言葉の定義が違うと話が通じなくなることも多いので、
〉書いてみました。
ある方から、米国ではこの"acquisition"の概念は今では不要である
として、反論を受けるのがふつうだということを聞きました。
つまり、learningを続ければ acquire できるということなのかな
と思いますが。
日本人の先生が書いたその趣旨の論文を読んだこともあります。
(論文なんて読んだのは、これが唯一ですが。)
この先の話題もありましたら、お暇なときにぜひ。。。
〉みなさんの参考になれば幸いです。
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