[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/11/24(04:36)]
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お名前: Ryotasan
投稿日: 2008/3/5(15:45)
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"こるも"さんは[url:kb:1989]で書きました:
〉Ryotasanさん、こんにちはー。
〉何だか、あっちこっちで盛り上がっていますねー。
そうですね。
〉〉こるもさんともうしばらく文法談義を楽しむことにしましょう。
〉だから、こるもに文法知識なんかないんだってば。
〉・・・はっ、つい・・・失礼しました。
それでは、
文法というより言葉について、
楽しく語り合うことにしましょう。
〉でも、本当にないんですよー。
〉おわかりかと思いますが。
〉お手柔らかに、お願いします。
はい。
あくまで楽しく行きましょう。
行き過ぎたらたしなめて下さい。
〉〉〉〉〉〉He has his finger on his chin.
〉〉〉〉〉〉He has his finger put on his chin.
〉〉〉〉〉〉He has put his finger on his chin.
〉〉〉ということは、この3つの例文は、全部同じ意味になるのですか?
〉〉〉一番目のは、「何であごに指が生えてるんだろう?」
〉〉〉と思っていたのですが・・・(ばか?)
〉〉すみません。文脈や状況説明を抜きにして断片的な例文を示しても、
〉〉分からないのは僕の責任ですね。
〉〉SF やファンタジーでは顎に指が生えているという意味もありえますが、
〉〉通常で "He has his finger on his chin" という文は、
〉〉"finger" と "on" のあいだに "put" が省略されている文として理解されます。
〉省略までされちゃうと、私の手には負えません。
〉もともとあまり負えていませんが。
〉でも本を読んでいると、「その一文」だけでは絶対意味がわからない
〉(であろう)文も、何を言っているかわかることが多々あります。
〉面白いですね。
「省略」というか、
"put" を補った方が分かりやすいという意味です。
特殊な表現ではないです。
いずれにしても、
"have" や "has" は "put" や "take" の結果を示しているわけです。
〉〉お気づきのとおり、
〉〉三つの例文は同じ意味です。ご名答!
〉やったー。ぴんぽーん。
〉〉〉私はいわゆる「標準語」で育ったので、あまり意識はしていませんが。
〉〉〉でも、話し言葉と、書き言葉は違いますよね。
〉〉書き言葉も、
〉〉教科書に載っている国語の例だけを読んで受ける印象と、
〉〉教科書に載っていない日本語のさまざまな文章まで読んで受ける印象では、
〉〉いくらか違ってきます。
〉教科書って、基本的につまらないですからねえ。
〉ああ、またやばそうな発言を・・・
つまらない教科書は確かに多いと思います。
〉〉〉〉〉そして、どの言葉にもある一定の法則性がある(はずですよね?)
〉〉〉〉〉それって、すごいなあ、と。
〉〉〉〉言語が潜在的にもっている法則性を解明しようという研究は、
〉〉〉〉20世紀の真ん中あたりから熱心に行なわれていますが、
〉〉〉〉どういう結果になるのかは予想がつきません。
〉〉〉ピジン語とかを追っていくと、何かわかるのでしょうか。
〉〉"No, woman, no cry" (Bob Marley) のような例でしょうか。
〉〉ピジン語は、
〉〉複雑な語形変化や前置詞の使い分けが不要で、
〉〉文法に対する依存度が低い言語だと思います。
〉〉単語を並べれば通じる言語とでも言いましょうか。
〉Ryotasanさんは、このあたりにもお詳しそうですね。
〉その、初めは単語を並べただけ、時制もなし、のピジン語が、
〉時を経るとだんだん時制や、つなぎの言葉などが出てくる、という
〉のを、どこかで読んだような記憶があるのですが。
言語進化論という仮説ですね。
言語も生物の進化と同じように段々と複雑に発展するという仮説です。
これは間違いである可能性が高いと、
最近は考えられています。
古代ギリシャ語やラテン語など、
古典語の方が文法的には現代語より複雑だからです。
日本語も、
現代の日本語より古典の日本語の方が、
複雑だと思います。
漢文の文法は単純な様ですが、
あれだけの漢字を使うのですから、
言語としては複雑だと思います。
〉そういう過程を追えば、言葉の持つ法則性みたいなのがわかるのかな?と
段々と複雑にはならない様です。
〉〉〉そういえば、ちょっと前ですがnatureに英語に関する論文が載っていたようです。
〉〉〉不規則動詞が、規則動詞に変化する速さのことでした。
〉〉〉使う頻度の低い動詞は、規則動詞となる速度が速く、
〉〉〉使う頻度の高い動詞ほど、変化の速度が遅い、という物でした。
〉〉〉まあ、当たり前の話かもしれませんけど。
〉〉これは、
〉〉"dremt" や "dreamt" の様な形が使われなくなって
〉〉"dreamed" に統一されて行くような過程のことでしょうか。
〉そうですそうです。
〉ある単語Aと、Aよりも使われる頻度が1/10の、単語Bがあるとします。
〉Bが規則動詞に変化する年月はAより○○倍速い、と
〉数値化していたと思います。
段々と単純になることで、
規則的にはなるかも知れません。
〉〉もともと英語では,
〉〉"go" と "wend"という同義語がごちゃまぜに使われており、
〉〉英語が英国の国語として形になった時点で
〉〉"go" の過去形が "went" という不合理な組み合わせになったけれど、
〉〉毎日使っている言葉を急に変えるわけにも行かないので、
〉〉そのままになっているというわけですね。
〉〉基本的な部分ほど不規則で、
〉〉法則性が当てはまらないというわけです。
〉goとwentなんて、似ても似つかないなあ、と思っていましたが、
〉もともと違う言葉だったんですね。
そうです。
自然な発展にまかせておけば整理されるのかもしれませんが、
規範として学校で教えているため、
変化しないらしいです。
学校文法が英語の不規則性を維持しているのかもしれません。
〉〉〉〉納得のいく説明が得られるとドーパミンが出て気持ちがいいんですね。
〉〉〉〉これが病み付きになるわけです。
〉〉〉〉勿論、論理的な文書を書きたいと思っている人の参考にはなります。
〉〉〉なるほど、ドーパミン、ですかぁ。
〉〉〉ああ、酒井先生が「麻薬」と言われているのは、このことですね。
〉〉〉納得のいく説明が得られちゃうと、それ以上考えなくなりますからねー。
〉〉〉やっぱり危険なのかなあ?
〉〉文脈もふまえて観察した言語事象について自分なりに考え、
〉〉自分なりに分かったときにドーパミンが出るのは自然な学習過程です。
〉〉一方、
〉〉辞書を引いたり、
〉〉先生に説明してもらったときなど、
〉〉あまり自然とは言えない状況でも、
〉〉謎が解ければドーパミンは出る様ですが、
〉〉これが望ましいことなのか僕には分かりません。
〉でも学校に行かないわけにもいかないし・・・
〉って、そういうことではないですよね。
中学校で英語を教えるばあい、
文法用語を使わないでしくみだけを理解させる方法も、
文部科学省は認めているはずです。
学校へ行くかどうかは個別に考えた方が良いです。
いじめがあるから親の方で不登校を選択させることもあると思います。
〉人に聞いたり、テレビで見たりして「へえ」と思っても、
〉実はわかっていなかったりしますよね。
〉そこから先は、自分でやるしかないのだ。
そうですね。
自分で情報を集め、
自分で考え、
自分で工夫することが、
長期的には多読三原則より重要かもしれません。
〉〉〉例えば
〉〉〉「昨日、家族と旅行に行った」
〉〉〉「昨日、家族で旅行に行った」
〉〉〉「昨日、友達と旅行に行った」
〉〉〉とは言いますが、
〉〉〉「昨日、友達で旅行に行った」
〉〉〉とはあまり言わないですよね。
〉〉〉すごく微妙な違いですけど、私はまず言わない。
〉〉〉「友達同士で」なら言いますね。
〉〉こういうばあい、
〉〉旅行に行ったのは誰と誰なのかを考える方が重要だと思います。
〉〉「私」は家族の一員ですから、
〉〉「私と」を省略して「家族で」でも通じるのでしょう。
〉〉一方、
〉〉「友達と私で」や「私と友達で」でも通じますが、
〉〉「私」は友達の一員ではないから、
〉〉「私」を省略して「友達で」だけにするのは無理があるのだと思います。
〉そうそう。
〉私も彼と話をしていて、「はてなぜ友達で、は言わないのかな」
〉と思い、Ryotasanさんと同じ結論を得ました。
〉でも普段、こんなことを考えてしゃべってはいません。
〉「昨日、友達で旅行に行った」
〉は、自然でない、「気持ち悪い」から使わないわけです。
〉そういうのを、とっさに迷わず使えるのがネイティブなのかな、と思うわけです。
それって、
日本語を学んでいる人から見れば、
すごいことだと思いません?
〉〉〉外国の方が助詞とかを間違っていても、意味がわかれば直したりしませんし。
〉〉〉聞かれれば答えますが。
〉〉要するに、
〉〉誰が旅行に行ったのかを示してあれば、
〉〉助詞を間違えても話は通じるということだと思います。
〉ですね。
〉英語も同じですよね、きっと。
〉〉〉〉前置詞や助詞を飛ばしても理解できる文章は、
〉〉〉〉飛ばして読んでも構わないと思います。
〉〉〉〉そうしないと読めない本も沢山あります。
〉〉〉うーん、わかっているつもり、なのですが。
〉〉〉言葉って、うまく伝えるのが難しいですねー。
〉〉微妙な助詞の違いに探偵小説のような面白さを感じるということでしょうか。
〉〉上級者の楽しみとしては理解できます。
〉〉自分で気づいた人にとっては面白いですね。
〉上級者、ではない、と思います。
〉ただ、言葉とか、言葉の獲得、とかそういった物が好きなんです。
〉だからこんなことが気になってしまう。
日本語に関しては上級なんですよ。
〉でもあんまり書くと、酒井先生に怒られちゃうんですよねー。
文法の話題を出すこと自体は構わないと思います。
出し方は考えた方が良いでしょうね。
〉そうそう。
〉前にも書いたのですが、こんなことがありました。
〉娘T3才が、2才だった頃の話です。
〉Tが何か悪さをしたのでしかったんです。
〉私:なんでこんなことするの!
〉T:Tちゃん悪くない。
〉私:Tちゃんのせいでしょ!
〉T:Tちゃんのせいじゃない!
〉私:じゃあ、だれのせいなの?
〉T:だれのせいでもない!!
〉このとき「はて、だれのせい「でも」ない、の「でも」って、なんだろう?」
〉と、思いました。
〉同時に、「この子、すごい」と、思いました。
無意識にやっているからできるんでしょうね。
考えたらできないと思います。
それはすごいことです。
〉Tちゃんのせいでしょ。
〉Tちゃんのせいじゃない。
〉ときたら、
〉だれのせいなの?
〉だれのせいじゃない!
〉に、なると、おもいませんか?
〉こんなことが、誰に聞かなくても、とっさに出てくる。
〉いや、今までさんざん聞いたから、出てきたんでしょうけれど。
〉でもね、このあとこのエピソードを何人かに話したんですが、
〉何だか反応が鈍かったです。
〉すごいと思うんだけどなあ?
お子さんの自慢をしているように受け取られたのかもしれませんね。
本当にすごいことなんですが。
〉ではまたー。
上の方でもお会いしましょう。
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