これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/7/17(16:02)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

1592. これも多読効果(?) 世界大学ランキングのニュースを見て

お名前: ako
投稿日: 2007/11/11(15:00)

------------------------------

こんにちは。akoです。
少し寒くなり始めた霜月の日曜午後、タドキストの皆さん、いかがお過ごしですか。

イギリスのタイムズが世界大学ランキングを発表、というニュースを見て、
以前、感じたことがない感想を抱いたので、ちょっと自分に驚いた午後の紅茶タイムです。

わたしは、ヨーロッパ史が大好きです。
SSSの掲示板に、BBC「ヒストリーマガジン」の投稿をしたこともあるくらいです。
 (突発的キリン読みだったらしく、その後よんでない…(笑))
なのでヨーロッパでも、とりわけイギリスには思い入れもあります。

それは、今も変わりません。

でも。

でも。。。。

今回のイギリス発のニュースを知り、
以前の自分なら、考えたこともないようなことを感じました。

イギリスって、、、、イギリスって、、、、

こうやって、自分の基準を、アジアも含む世界全部にあてはめて、
世界中の人に、イギリスが決めた序列を示して、
この基準で一番をめざせ、と言わんばかりに、
世界の人々を競わせる、という精神構造を、
いつもこうやってメディアを使って、先手を打つのか…。うむむむ、、、

…という、おそるべき感想で…。

しかもこれ、実は多読の影響ではないか?と思ってる話でして…。

同じニュースを、以前も見たことはあるんですが、(毎年やっているそうなので)
前は、「やっぱ日本は東大と京大かぁ〜!」「次はどこだー?」と確認し、
  「世界はどこが優秀なのか」
  「どうであれば優秀と見なされるのか」
といったことしか思わなかったんです。

今にして思うと、これって完全に、英語圏雑誌の価値観にハメられてたってことだ〜。
ああ、くやしい。(笑)

この変化って、多読のせい(おかげ)で、
自分の中にある英語の位置付けが、変わってしまい、
西洋…、いや、欧米…、あるいは英米に対して、
自分の中で無意識に持ってきた英語劣等感の部分も、
影響を受けてしまったんではないか…、という感じです。

“ついうっかり”、英語“学習”をして“しまう”のも、
植民地根性のような、英語への劣等意識が自分にあるからなんだろうな〜、
と気づくときなど、自己嫌悪することもしばしばです。

それでも、今回の大学序列発表については、思うところがありました。

自称ヨーロッパ史愛好家としては、
ヨーロッパやイギリスへの愛着や敬意はそのままなんですが、
英米の基準で、世界の他の国の大学までランクを付けられて、
それを多くの日本人も信じるんだとしたら、
日本人自身が、自分で自分を、まるで一等市民・三等市民に区分するかのような発想に、
無意識のうちに誘導されてしまうような気がしてしまうのは、、、
…考えすぎか。。

以前、「英米人の話す英語以外は聞きたくない」
と言う日本人の英語有段者の発言を聞いたことがあるんですが、
非常に抵抗を感じました。
 (かくいう自分も、英米人の音声CDで、シャドウイングや多聴をするくせに)、
 (…という矛盾があるので、かなりナマイキなこと言ってます…(汗)(汗)(汗))

でも、その方の、英語といったら英米のもの、という発想に、
今回の大学序列のニュースのことが、重なってしまいました。

これは、イギリス批判ともとられかねない発言内容なので、
英語多読や、イギリス、アメリカを愛好する皆さんには、
不興を買ってしまうことかもしれないのですが…。
(おそるおそる…)

でも、英国批判でも、非難でもないつもりです。

もっと広く、人間の価値って何だろう、と思っているんです。
(ますますナマイキなこと、言ってますね…(汗))

わたしは多読で、思い〜〜っっっきり下のレベルの英語の本を知って、
冗談やお下品や、子どものギャグ満載の、楽しい英語を知って以来、
わたしは、自分の英語に対するスタンスがずいぶん変わりました。

「英語ができる」ってどういうことなのかについても、
自分一人の勝手な思い込みがあったなー、と思うようになりました。

多読で英語ができるようになる…、といっても、
英米人信仰に染まるだけの人間になるんじゃ、意味ない、
と、強く思うようになりました。

「多読は、ネイティブ感覚の英語が身に付きます」という説明の仕方は可能だと思いますが、
なんだか、この表現さえ、
英米ネイティブ迎合という感じがしてしまうほど…、
…つまり、重症です…。
 (ああーーー、ナマイキの極致〜〜(汗)(汗))

こういった変化を、多読に結びつけるのは牽強付会かも?とも思います。
その一方で、「こ〜んな愉快な英語の本、見たことない!」
 (具体例:『Super Diaper Baby』の類いを指しています)
[url:http://www.amazon.co.jp/Adventures-Super-Diaper-Baby-Graphic/dp/0439376068]

…というような楽しい英語の本を知らなかったら、
わたしのような、外国人のいる職場での勤務経験もない者は、
英語を使う現場もロクに知らないまま、道を踏み外して、
難関大学受験ナントカ問題集でもやってたんではないか?(笑)とか、
世界大学ランキングのことを、昔と違うように思ったりなど、
しなかったんではないかと思うんです。。。。

まだ、よくわかってませんが。。。

ついでに、英米、英米と言っておいてナンですが、
ヨーロッパ史やってれば、「英米」が一枚岩でないことくらいは、わかっているつもりです。

今回のニュースも、英文記事で読んだわけでもないので、
こういうことで投稿するなんて生意気だ、けしからんという、
英語有段者かつ英米文化愛好の皆々様方のお叱りも多々あることと思います。。。
じつにナマイキなことです。すみません。
ああ、心臓に穴があきそう。。。。

とにかく、英語圏関連のニュースを違うスタンスから見られるようになった自分には驚いてます。
私の場合、英語多読が、英語力と同時に、
日本人としての自分を強く意識する方向に影響しているみたいです。

まだレベル3未満(「以下」ではない)のものばかりしか読んでいないので、
 (突発的キリン読みは長続きしないので、含めない(笑))
そんなに自分のアイデンティティを脅かされるようなものを読んでいるとは思えないんですが…、
まさか、Super Diaper Baby に脅かされているのか…?(笑)

最後はへんな話になってしまいました。失礼いたしました。

※ 資料(ニュース入手の経過)

このニュースを自分が最初に見たのは、もちろん日本語で。
ヤフー配信のネットニュースです。
[url:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071109-00000012-rcdc-cn]

ヤフーの入手モトは、レコードチャイナという中国関係の通信社でした。
[url:http://www.recordchina.co.jp/group/g12691.html]

ここで終わるのも、日本語しか見てなくて、なんだかな〜、と思い、
頑張って英語サイトのニュース発信モトを捜してみました。
 (まだ頑張らないと、英語新聞を見る気になれないです…)

本家イギリスのタイムズです。
(アメリカ雑誌のタイムではなく、イギリスの新聞のタイム「ず」だった。。。
 この2つ、過去、何度確認したかわからないのに、いまだに覚えられない…)

この記事(↓)かなり頑張って読んで、やっと3分の1。。。ここでもう限界、バタ(笑)

ORTで出直します、…って、またイギリスか…。うーん。ロンドン塔の呪いか〜

[url:http://www.timesonline.co.uk/tol/life_and_style/education/article2827773.ece]


▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.