補足

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1482. 補足

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/7/7(16:26)

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polloneさん、こんにちは。

〉やはり杏樹さんが言われるように3原則に縛られることなく
〉多読を進める時期も必要と言うことでしょうか?
〉基本的な単語力や文法力って必要ですからね。読んでいて半分以上
〉理解できないと訳わからないですもんね。

私は「3原則に縛られない」とは言っていません。
「英英辞典を使う」ということでそう思われたのでしょうか。

多読3原則のひとつ、「辞書は引かない」には次のような意味があります。

1.英和辞典は日本語と英語の意味にずれがあり、細かいニュアンスがわからない。一つの訳語だけを見るとかえって誤解を招くことがある。そして「英語のまま理解」することの妨げになる。
2.辞書を引くとそこで読むのがとまり、本を読むのが遅くなる。

というのが主な理由です。さらに私が多読前に辞書を引いて読んだときに感じたのは

3.辞書を引いても単語は覚えられない。

知らない単語が出てきたから辞書を引いて、その時は「なるほど」と思っても、数ページ後に同じ単語が出てきたらすでに忘れている…ということがよくあるのです。辞書を引いてもよほどの記憶力の持ち主か、よほどその単語が印象的でないと覚えられません。

こういった理由の中で1.を解決する方法が「英英辞典」です。英英辞典なら英語を英語のまま理解することが出来ます。
しかし2と3は解決できません。
英英辞典を使えるようになるにはある程度のレベルまで読めるようになって、英語の説明を読めるようにならなくてはいけません。それまでは「辞書を引かない」を守って読んでいったほうがいいのです。語数を重ねて読めるようになっていくと「辞書がなくても読める」「辞書は引いてもムダ」だということがわかってきます。それがわかってきて、どうしてもわからなくて気になる単語があれば英英辞典を使えばいい、ということです。

単語力や文法力はたくさんの用例に出会うことで身につきます。「たくさんの用例に出会う」ことができるのが多読法です。「読んでいて半分以上理解できない」状態で面白くなかったらその本はやめましょう。わかりやすい、面白い本を読むことで、多読が進むのです。でも理解できなくても「おもしろい」と感じることもあります。「わからないところばかりだけどおもしろかった」ということもあります。多読では「量が全てを解決する」と言われます。たくさん読めばそれだけ読む力はついてきます。

〉ちなみに私の場合、レベル1から始めて、間で絵本や簡単なリーダー
〉をはさみつつ、今はレベル2〜3です。
〉レベル3くらいは問題なく読めているので随時レベルを上げていこうと
〉思っています。
〉先日、トールキンのホビットで大玉砕しました。もう少し
〉読めると思ったのですが…まさに上記の典型でした。
〉余談になりましたが、”継続は力なり”ですよね。

「ホビット」はレベル9です。pollonさんには少し早かったようですね。
レベル3が読めるなら、面白い本はたくさんあります。書評や「英語多読完全ブックガイド」や掲示板を参考に、自分にとって面白いと感じる本を探してください。

それではHappy Reading!


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