Re: 背景知識の補足

[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/9/29(08:52)]

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[喜] 1406. Re: 背景知識の補足

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/5/16(18:12)

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トオルさん、みなさん、ごきげんよう。 
      イディオム・スラング苦しいまりあ@SSSです。

〉今週の多読通信のコラムではレッドソックスのことを書きました。
〉日本でもレッドソックス、マツザカ投手は話題になってますか?

   今スポーツニュースの野球では、大リーグでの日本選手の
   活躍に関するニュースの方が、画面付きで長く、日本の
   野球は試合結果の一覧表で終わっちゃったりすることすら
   あります。

〉ボストンに来てから覚えた表現で、
〉to go, all setがあります。
〉これは日常的に使う表現ですが、私は多読では抜けていたものです。
〉もしかしたら物語の中にでてきたけど、さらっと流していたのかも
〉しれません。

   児童書では、to goは何度も見ています。N.Y.で聞かれたし、
   ロスでもそういう、と聞きましたし、多分全米的にそういう
   のだろうと思います。なぜか全日本的に「テイクアウト」と
   いってますね。東南アジアでもto goでした。
   all set?は、N.Y.でも東南アジアでも聞いた記憶があまりない。
   ready ?でしたね。ところがドバイではツアーのお迎えなどに
   来た人はall set?と聞きます。イギリス英語的なのかも。
   
〉アメリカの中でも場所が変われば、
〉all setでなくて、done ? っていわれたり、ready ?っていわれたり、

   西海岸と東海岸とは、東京・大阪よりもずっと離れているの
   だから、かなり違うんじゃないかな?と想像しています。
   西海岸に行ったことがないから想像ですけど..

   ミステリの舞台は、刑事が出てくるものはN.Y.かロス、素人
   女性探偵の出てくるコージーミステリは中西部が多いです。
 
   N.Y.ものと中西部ものはいいんですけれど、ロス市警だと
   心許ないところがあって、一応読めますが、活字で解説までは
   ためらわれるレベル。だから「ミステリではじめる英語100万語」
   にステファニー・プラムとか載せていません;;(^ ^);;

   「The Black Echo」や「Blood Work」などのロス物はストレス
   なく読みましたが、Michael Connellyはフィラデルフィア出身の
   人ですから、西海岸特有の表現を避けている可能性もありますね。

〉世代、場所が変われば、同じアメリカでも表現は変わってきます。

   日本でも渋谷の高校生なんかの会話、わからんではあませんか!
   ジュニア物はわけのわからない表現満載ですよ。この年代の
   言葉遣いは3年経てば変わりますし、追いかけても意味がない。
   同年代でなければ覚えて使えるわけでもないし。
   幼児向け→小学生向け→中学生向けまで読んだら、ジュニア物
   飛ばしてPBだ!
   まあジュニア物は話題的に楽しいから読みたい、という場合は
   アイドル物を選ぶ。全米アイドルになるためには西でも東でも
   売れる必要があり、地域的なスラングはあまりなくて読みやすい。

〉多分、2000万語読んでも3000万語読んでも
〉知らない単語やイディオムはあるんです。

   ボストンで2年暮らしても!

〉相手が知らない単語やイディオムを言ったから諦めるのか?
〉答えはNoですよね。
〉これらを自分が単語・イディオム・スラングを知らないせいにしていては
〉まともな仕事・生活はできません。
〉なんとかわかる言葉をつなげて、相手を説得します。
〉これがサバイバル英語です。

〉極端な言い方かもしれませんが、
〉単語・イディオムのことを気にしている限り、
〉英語でまともな仕事や生活はできないと感じてます。

   このお言葉を心に深く止めます。

〉趣味ならいいんですけどね。
〉(英語の先生の地雷を踏んだかも。
〉 酒井先生でさえ、単語・イディオムは必要ないって言わないのに
〉 言っちゃったから。でも実感だからなー。)

   少なくとも、日本語で解説されているイディオムやスラングの本は
   役に立たないと心得ましょう。本になる頃すたれています。
   来日したばかりのアメリカ人は、来日3年くらいのアメリカ人の
   英語が古臭いと笑いますしね、ネイティブが書いた本でも信用
   なりません。

   よゐこの私は、N.Y.に遊びに行く前にちょっとおべんきょうして、
   「アメリカではクレジットカードのことをプラスティックという」
   と、本に書いてあるのを覚えて行きました。
   初めてのお買い物でGAPに行きましたが、レジで「ビザ、ビザ」と
   いわれ焦りました。「日本人観光客はパスポートだけで入国が
   許されビザは要らないから持ってない」とか必死で説明したら
   店員さん「??? なんたらかんたらビザ!」
   後ろの人に肩を叩かれ、振り向けば彼の手にはVISAカード!!

   変におべんきょうしていなかったら、「ビザ」といわれたら
   VISAカード出せたんじゃないか?って思います。

   暮らしたこともない外国の言葉で書かれた本が、8割も分かったら
   立派なものじゃありませんか?
   イディオムやスラングが分からなくてもストレスを溜めないように
   するしかありません。
   とか人様にはそう言いながら、少しでも分かりたい私は、
   児童書レベルではシリーズ物を続けて何巻も読む、
   PBはマンハッタンと題名にあるもの選ぶ。
   「ハドソン川を左に見て..」走ったら北上している、とか
   アッパーウェストサイドのスーパーがどんな物売っているか、
   とか情景が浮かぶから楽しいし、何冊も読んでいれば、くだけた
   表現もだんだんに掴めてきて、横柄な応答とか茶化しているとか
   少しは理解出来るようになってきます。

   2千万語近く読んでそんなものか?と思われてガッカリさせて
   しまうかも知れませんが、ただ楽しく読んだだけで何の苦労も
   していません。アメリカで1年も暮らすとしたら、気候や食べ物
   のせいで体調を崩したり、危ない目に遭ったり、差別されて
   誤解されて、不便して...どれほどのストレスがあるでしょうか?
   それを思うと、多読はとっても「お得な」英語の身に付け方だと
   思いませんか?
   


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