[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/11/24(04:46)]
------------------------------
久子さんが非常に興味深い投稿をしてくれました。
〉トラがバターになることに、何も疑問を持たず。
〉サンボの国ではそういうこともあるんだろうなぁ
〉と あっさり納得した子供でしたが、yellow の連想から とすると
〉とても自然な発想なんですね。
疑問を持つのも、あっさり納得するのも読者の自由です。何年もたってから何かのきっかけで気づくこともありますね。
虎がバター、というか原文で言うと ghee になる箇所は、Mother Goose にある "Two Cats of Kilkenny" を意識しているのかもしれません。
There once were two cats of Kilkenny,
Each thought there was one cat too many,
So they fought and they fit,
And they scratched and they bit,
Till, excepting their nails
And the tips of their tails,
Insteads of two cats, there weren't any.
Little House in the Big Woods からの引用も興味ぶかかったです。
〉In winter the cream was not yellow as it was in summer,
〉and butter churned from it was white and not so pretty.
〉読んだときは、yellow は気にせず 冬は干草ばかり食べているので
〉色が薄いのね。と思っただけでしたが、確かに cream も yellow
〉です。
〉着色後のバターの色は、golden と表現されていたので、おいしそうな
〉バターの色というのは、私が思っているより かなり濃い目の黄色なのかも
〉しれないと思ってます。
これは、yellow の範囲が、薄ければ white か cream の色、濃ければ golden に重なることをさりげなく示している好例ですね。辞書や単語帳だけの勉強では分からない、多読の醍醐味かもしれません。
バター作りの文章は、辞書をひかなくても churn という単語の意味を理解できるように書いてありますね。これも多読の醍醐味です。
余談になりますが、これから Little House in the Big Woods の本を購入したいと考えているかたは、図書館か書店でハードカバーの本を手にとって見て下さい。できればペーパーバックと比べてみると良いです。同じ挿し絵でも、ハードカバーの方が大きく、質の良い印刷で、綺麗に見えると思います。
脱線つづきですいません。
▲返答元
▼返答