[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/11/24(02:08)]
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お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/1/4(11:17)
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久子さん、あけましておめでとうございます。
〉Frog was not feeling well.
〉Toad said, "Frog, You are looking quite green."
〉"But I always look green," said Frog, "I am a frog"
Arnold Lobel ですね。英語がよく分かる人を相手に朗読したら、ドッと笑いが出るところなんでしょうね。普段、英語を読むときは日本語に訳さないよう心がけているんですが、きょうは特別、翻訳してみました。
「だって僕、アオガエルなんだもん。」
〉〉個人的には yellow と黄色のずれが、ずっと気になっています。
〉これはあまり意識したことがないのですが、太陽は yellow えっ黄色?
〉と思うと どうも自分の色彩感覚と相容れないです。
繰り返しますが、yellow と黄色は少し違うんだと僕は考えています。これは感覚の違いと言うより、言葉の違いだと思います。
むかし、米国の南部で黒人たちが奴隷だったころ、家事専門の黒人女性が、白人である owner の子どもを生むことがありました。(勿論、合意に基づく結婚ではありません。) そういうことが繰り返されると、黒人の血は1/8で白人の血は7/8という様な子も産まれます。(少しでも黒人の血が混じっていると、黒人として扱われます。) こういう子どもたちの皮膚の色が、yellow と形容されることもあります。黄色ではなく薄茶色です。(All the King's Men という小説を読んでいて、この表現に出会いました。)
それから、僕たち日本人を含む東アジア系の人に対し、軽蔑的な意味合いもこめて yellow と呼ぶことがあるのは御存知ですね。この yellow という単語の意味を性格に理解していない人が「黄色人種」という訳語を考え、それが日本語として定着してしまったようですが、通常、日本語で黄色と肌色は区別すると思います。
Tom Sawyer には yellow hair の女の子が登場します。これは金髪です。The Call of the Wild には yellow metal という物質が出てきます。これは金色です。黄金色 (こがねいろ) と呼んでも間違いではありませんが、日本語の黄色とは少し違うと思います。
それから、クリーム色も英語では yellow と形容することがあります。海外で道案内などをしてもらうとき、気をつけた方が良いです。
要するに、yellow の範囲は黄色より広いんです。多読をしていて yellow に出会ったときは、直線的に「黄色」と考えるより、曖昧にしておいた方がが良いです。挿し絵や前後関係で黄色と分かるときは構いませんが、犬の毛の色だったり、午後の日差しの色だったりすることもあります。
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