Re: ひらがなとはなんぞや

[掲示板: 〈過去ログ〉多読前の英語できなかった自慢の広場 -- 最新メッセージID: 152 // 時刻: 2024/11/22(09:29)]

管理用 HELP LOGIN    :    :



上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

147. Re: ひらがなとはなんぞや

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/6/29(23:59)

------------------------------

チクワさん、こんにちは。

チクワさんとおしゃべりすると長くなってしまいますねー。

〉そのなかにpiemanという単語が出ていたと思うんですが、私これを
〉「ピーマン」と読んでおりました・・・(爆) おひおひおひおひ・・・・・
〉ピーマンは・・・ちゃんと英語があるがねー・・・
〉manはついているものの、私もpieっていう単語を知っていてこれですから・・・
〉杏樹さんと同じパターンですよね♪ieの件だし。
〉(あ、「いっしょにしないで〜」と思われたのでは?)

「ピーマン」という字を見て一瞬素直に「あー、ピーマンか」と思ってしまいました。

〉あ、あの、ところで、Yankee Doodleの歌のメロディって、「アルプス一万尺」で良かったですか〜?
〉(別物?)

そういう歌もあります。
でもこの歌はミュージカルの歌なので別物です。
この映画は「ブロードウェイの父」と言われたジョージ・M・コーハンの伝記映画です。7月4日、つまり独立記念日に生まれてジョージ・ワシントンにちなんだ名前をつけらられ、愛国心とかアメリカ魂とかを体現しようとした人物です。映画が作られたのが1941年なので、時節柄少々それを強調しすぎなところもあるんですが、Yankee Doodleというのは、そういうアメリカ魂を体現する人物の象徴なんです。だからこそ「do or die」なんです。

それからpimanの出てくるマザーグースなら…

Simple Simon met a pieman
Going to the fair
Says Simple Simon to the pieman
Let me taste your ware.

これは「アルプス一万尺」のメロディーです。

〉フランス語は、たくさん母音があってもつづりとはきちんと対応している、ということですね。
〉ちょっとずれたことを言いますが、わたしの苗字には「ai」と言う部分があります。
〉これって「エイ」っていう/みたいな発音なんですってね。
〉つまり「あいだAida」さんなら、フランス語読みだと「エイダ」さん。(これホント?)
〉なお、私、「あいださん」ではありません。

「ai」は口をあまり横にひかないで発音する「エ」です。
「e」にアクサンをつけると口を横にひいた「エ」になります。

〉あれ、ちょっとひとつ疑問が出ました・・・
〉フランス語の「i」って全部「ア」っぽい発音ですか?ルパンとか、コロンバンとか。
〉(すいませーん、この2つの例をちゃんとつづることはできません。)
〉前の子音との組み合わせ、とかいう条件だろうか?

nと結びつくとアのような音になります。これを鼻母音といいます。鼻に抜けます。
inとunはほぼ同じで、カタカナでは「アン」になります。
enとanも同じ発音で、のどの奥から「アン」と鼻に抜けるように発音します。
onは「オン」です。
単独のiは「イ」です。
colombinは「コロンバン」
colombineは「コロンビーヌ」

〉杏樹さん、「ひらがな」ってなんでしょう・・・
〉杏樹さんに、「漢字が日本に入ってきて〜」というお話をうかがって
〉あれこれ考えているうちに、この疑問が出てきました。

〉カタカナで表す英語(の罪)については杏樹さんも興味をお持ちと思います。
〉日本語は外来語をカタカナで表記しているのが、日本人の英語発音を混乱させる
〉原因のひとつだと思いますが、
〉ちょっと前まで、日本語の書き方ってカタカナ中心でしたよね。

〉サイタ、サイタ、サクラガサイタ

〉雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ 冬ニモ 夏ノ暑サニモ負ケヌ 丈夫ナ体ヲ持チ

〉朕思フニ我ガ皇祖皇宗国ヲ始ムルコト深遠ナリ

〉(パソコンで漢字カタカナ交じり文書くの、大変だった・・・)

〉で、漫画を読んでいると、時代物に出てくる外来語こそ、ひらがなにされていたり。
〉「えれきてる」とか。(これは漫画の都合かな?)

〉漢字から、カタカナもひらがなもできたわけですが、昔はどう使い分けられていたのかな?と。
〉使い手の性別でしたっけ?(手弱女ぶりってこのことでしたっけ?)
〉昔の女性は字を習うほどの学(機会)があっても、ひらがなを教わっていた?
〉区別されて教えられていた? んなめんどくさい・・・

漢字は中国がらみなのである程度わかりますが、かなは…。
でも一応考えてみました。
チクワさんの書いたカタカナの文章は明治以降のものですね。
江戸時代あたりの古文書は変体仮名がよく使われているようです。変体仮名に草書の漢字、続けるわ、くずすわ、もうぜんっぜん読めません。草書と変体仮名も似すぎていて漢字なのか「かな」のつもりなのか、よくわからないぐらいです。
ああいったカタカナ混じり文というのは明治以降のものなのでは。
しかしなんでそういう表記が生まれたのかはさっぱり…。
明治以降でも普通の本はひらがなで書かれていたはずです。
私は昭和初期に発行された東洋史の本を持ってますが(古書店でみつけました)、仮名遣いが旧仮名遣いというだけで、ひらがなが使われています。カタカナは外来語や外国の固有名詞に使われています。

また、時代物で舶来ものにひらがなを使ったりすると、なんかレトロな感じは出ますね。

ということで、謎を残したまま終わりにしてしまいます。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

148. Re: ひらがなとはなんぞや

お名前: チクワ
投稿日: 2004/6/30(06:20)

------------------------------

杏樹さん、お返事ありがとうございました。
杏樹さんのご投稿をきっかけに考えたこと、浮かんだ疑問
考えもなく、杏樹さんにぶつけちゃってすみませんでした・・・
それを受け留めてくださる杏樹さん、すばらしー方だ。本当にありがとうございます。

〉そういう歌もあります。
〉でもこの歌はミュージカルの歌なので別物です。
〉この映画は「ブロードウェイの父」と言われたジョージ・M・コーハンの伝記映画です。7月4日、つまり独立記念日に生まれてジョージ・ワシントンにちなんだ名前をつけらられ、愛国心とかアメリカ魂とかを体現しようとした人物です。映画が作られたのが1941年なので、時節柄少々それを強調しすぎなところもあるんですが、Yankee Doodleというのは、そういうアメリカ魂を体現する人物の象徴なんです。だからこそ「do or die」なんです。

おー。(うーん、そりゃ当然別物ですよねぇ。)
アメリカはこんな時期に作られた映画の音楽でも、陽気(調子がよい) なんですねえ。(別物でもー)

〉それからpimanの出てくるマザーグースなら…
〉Simple Simon met a pieman
〉Going to the fair
〉Says Simple Simon to the pieman
〉Let me taste your ware.
〉これは「アルプス一万尺」のメロディーです。

あーそうだー、Simple Simonだぁ。

〉〉ちょっとずれたことを言いますが、わたしの苗字には「ai」と言う部分があります。
〉〉これって「エイ」っていう/みたいな発音なんですってね。
〉〉つまり「あいだAida」さんなら、フランス語読みだと「エイダ」さん。(これホント?)

〉「ai」は口をあまり横にひかないで発音する「エ」です。

あら〜、違ってましたー。妹め〜。「エダ」さんっぽくなるんですね。

〉〉あれ、ちょっとひとつ疑問が出ました・・・
〉〉フランス語の「i」って全部「ア」っぽい発音ですか?ルパンとか、コロンバンとか。
〉〉(すいませーん、この2つの例をちゃんとつづることはできません。)
〉〉前の子音との組み合わせ、とかいう条件だろうか?

〉nと結びつくとアのような音になります。これを鼻母音といいます。鼻に抜けます。

後の子音nとの組み合わせでしたか。
〉inとunはほぼ同じで、カタカナでは「アン」になります。
〉enとanも同じ発音で、のどの奥から「アン」と鼻に抜けるように発音します。
〉onは「オン」です。
〉単独のiは「イ」です。

i =「イ」もあって、ちょっとほっとしました。

〉colombinは「コロンバン」
〉colombineは「コロンビーヌ」

ふーむふむ。しかしー・・・ほんとにつぎはぎの質問の連続でどうもすみませんです〜。

〉漢字は中国がらみなのである程度わかりますが、かなは…。
〉でも一応考えてみました。

ほんとにすみませーん。ありがとうございます。

〉チクワさんの書いたカタカナの文章は明治以降のものですね。
〉江戸時代あたりの古文書は変体仮名がよく使われているようです。変体仮名に草書の漢字、続けるわ、くずすわ、もうぜんっぜん読めません。草書と変体仮名も似すぎていて漢字なのか「かな」のつもりなのか、よくわからないぐらいです。

あー、変体仮名っつーのもありましたねー。そういえば。
アルファベットや、外国語に由来するカタカナのあふれる現代と、江戸時代あたりでは
文を書く、読むひとにとってはどっちが覚えるべき字の数がおおかったんだろー。
(チクワの勝手なぎもんです。相手にしなくていいですよー。)

〉ああいったカタカナ混じり文というのは明治以降のものなのでは。
〉しかしなんでそういう表記が生まれたのかはさっぱり…。
〉明治以降でも普通の本はひらがなで書かれていたはずです。

そうまさに、「なんでみんなそんな書き方してたんですかー」。
やっぱりさっぱりわからなくてだいじょぶなんですね!
(みょーなことで頭をなやましているヒマ人、(しかも人を巻き込んで) は君だけ!>自分)

〉私は昭和初期に発行された東洋史の本を持ってますが(古書店でみつけました)、

おお、さすが!

〉仮名遣いが旧仮名遣いというだけで、ひらがなが使われています。
〉カタカナは外来語や外国の固有名詞に使われています。

あ、じゃあもう今の表記と同じですね。

〉また、時代物で舶来ものにひらがなを使ったりすると、なんかレトロな感じは出ますね。

なるほどレトロ感のためにひらがな・・・ふむ。

〉ということで、謎を残したまま終わりにしてしまいます。

お付き合いありがとうございましたー!(最敬礼)


タイトル一覧へ(返答順)(B)

タイトル一覧へ(日付順)


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.