Re: 自動詞・他動詞・文法

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5830. Re: 自動詞・他動詞・文法

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/7/3(12:25)

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ビビさんのお役に立てるかどうか分かりませんが、もうしばらく一緒に考えてみましょう。

〉〉TOEICなどで出題されるのは、上の方で申し上げたことよりもっと実用的な範囲に限定された文法事項かもしれません。ある程度は論理的な説明が可能な文法事項もあります。具体的な例文を示していただければ、もう少し詳しく説明できると思います。

〉具体的にといわれると・・・うーん。。。
〉その時には、「これは自動詞と他動詞の使い方の間違いを
〉指摘してるんだ」という回答例を何度か目撃したのですが、
〉そこのところがよく判らないから、自分にはこの問題が
〉わからないんだという
〉イメージが強く残っていました。

動詞の意味によって、その後に方向を示す言葉が必要か不要か決まってきます。英和辞典的な理解では判断できないことがあります。

〉〉読解力と聴解力が伸びてくれば、母語話者の会話やメールに間違いを発見できるようになります。それは一つ一つ指摘するような行為は嫌われるかもしれませんが。

〉最近、ようやく、PBの中などで、わざと文法表現を間違って
〉登場人物の教養の低さなどを表した表現方法がちょっと
〉理解できるようになってきました。

それは良かったですね。おめでとうございます。ここから先はかなりの量の実例に触れないと分かりにくいことなんですが、学校文法で不適切とされる表現でも、特定の階層のあいだでは同じように使われている例も多いのです。それから、裁判官や政治家などでも家族との会話ではそういう教養の低そうな英語を使うことがあります。つまり方言としては広く使われているのです。

〉〉長期的には多読ですが、お仕事での必要に迫られているのであれば、複数の英英辞典を読み比べしてみるのが良いと思います。特に基本語は、英和の説明が不正確なことが多いです。

〉やはり、英英ですよね。
〉初心者のころは、英英が兎にも角にも苦手で、でも、
〉英語の勉強なら英英に限る!みたいな意識の刷り込みがあって、
〉わけのわかならないまま、英英をつかってものすごいストレスを
〉感じて、英語の勉強そのものが出来なくなる時期がありました。
〉英語の出来る友人に、「英和を使ったらいいのよ。そのうち
〉英英は使えるようになるから」と言われて、
〉非常に楽になり、勉強を再開した覚えがあります。

そのお友達は思いやりがあって素晴らしい人だと思いますが、実際に英和辞典的な発想が身に付いてしまうと英英を使えるようになるのは難しいと思います。説明に使われている基本的な単語の理解が不正確なこともしばしばあるからです。

〉最近になって、ある程度英語を読めるようになると、
〉英和辞典の訳と英英辞典の言葉の意味が微妙にずれていることが
〉よくわかるようになってきました。
〉それでもいまだに、大雑把な意味は、日本語で掴んでおいて、
〉微妙なニュアンスを掴むために、英英辞典を使っています。

日本ではそれが常識ですね。残念ながら僕はそれが心配なのです。英語を道具にたとえたばあい、日本語を通した大ざっぱな理解というのは、物差しや分度器の目盛りがズレているように感じられるからです。技術系の文書で "more than" を「以上」と訳したりすれば、致命的な事故につながることもあります。

人間は言葉を通して自分自身や周りの世界を認識し、それを他人と共有します。日本語と英語では単語の役割分担も違いますから、認識した世界も少し違います。

〉最初から英英を使ったほうがいいのは判っているのですが、
〉なんとなく、過去のいやな記憶が頭をかすめて、
〉今は英和と英英の両用で行っています。
〉でも、英英辞典を複数読む方法は思いつきませんでした。
〉考えてみれば、国語辞典も2−3冊は参考にしますもんね。

基本的な単語ほど、英和と英英の違いは大きいです。基本的な英単語を正確に理解するには、母語話者か母語話者並みに英語を理解している人から身振り手振りを交えて教えてもらうか、絵の多い本を多読するしか無いと思います。それで、非常に簡単な本をスイスイと読むことを薦めることもあります。ある意味で初心に帰ることを薦めているわけですが、決して初心者あつかいしているわけではない点をご理解・ご容赦いただけると幸いです。

〉〉はい。英語力が伸びた結果として点数も上がるというのが最も望ましいです。ただ、試験対策と、お仕事で必要な技術系の英語 (English for Specific Purpose) と、格調高い表現とは、区別した方が早道かもしれません。

〉試験勉強をかなりする性質なのですが、あまり、点数は伸びません。
〉おそらく、どこかの英語力が足りていないんだと思っているのですが
〉自分でその足りない部分をどこだと確定できないでいます。
〉試験勉強だけで自分の望む点数に到達するのは無理だと思い、
〉多読に踏み入れてきたのですが、
〉ここで、スランプに陥ってしまいました。
〉(皆様のおかげで多読に関しては、スランプ脱出中ですが)

〉その上、多読をたくさんして、
〉音読やリスニングをおろそかにしてしまったせいか、
〉会話力が今現在はかなり落ちている感じがします。
〉いずれ、多読で長期的には復活してくるかもしれませんが、
〉反射神経を要する会話には、やはり音読が欠かせないなぁという
〉実感です。

多読を沢山して音声面がおろそかになるのは、聴いたり喋ったりするような感じでは読んでいないということですね。読む速度が遅すぎたせいもあるかもしれません。先を予想しながらスラスラ読むことに慣れれば、同じように考えながら話すことも上手になると思います。何を話すか考えてから話し始めるのでは追いつきません。(つらくならない範囲で音読もした方が良いです。)

お忙しければお返事は不要です。こちらも、物差しや分度器のような役割をする英語の具体例を今は思いつきませんが、そのうちご紹介したいと思います。

ではまた。


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