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お名前: 杏樹
投稿日: 2007/6/22(23:44)
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ビビさん、こんにちは。
レスを拝見しました。
その上でさらに思ったことがあります。
ビビさんは今まで難しい教材・素材を使ってきたのではないでしょうか。
私の中国語もそうです。多読を知る前は、やさしくすらすら読めるような教材はレベルが低くて役に立たないと思っていました。自分にとって一生懸命「勉強」しなくてはならない、ちょっとレベルの高いものを使うのが勉強になると思っていました。
しかし多読をしてみてそれが間違っていたことがわかりました。「すらすら」「やさしく」読める本を読むことが、語学の土台作りにどれだけ力になるか、英語のやさしい本を読んでみてやっとわかったのです。
難しい教材を一生懸命勉強すると、それなりに充実感もありますし、勉強した気分になります。それに対してやさしい本を読んでも力がついているような気がしません。私は英語が出来ないので、勉強しないでやさしい本を読むしかできなかったので、多読の効果を知ることができました。でも一生懸命勉強している人ほどそれが納得しにくいんです。
映画を丸ごと覚えるほどの根性があるんですから、レベル2〜3ぐらいの本を何度も読んで覚えてみませんか。
〉はい。グラマーの本はアメリカ人の友人より、
〉英語のグラマーの本をもらいました。
〉一通り読んだのですが、やはり読んだだけでは
〉実力はつかず、そのとき覚えて理解しても
〉すぐ忘れてしまうんですよね。
文法は文法書を読んで理解するものではないことも多読でわかりました。ビビさんの英語力なら、「Grammer in Use」の一番やさしいレベルのワークブックをやってみたら、基本的な英語の構造が実感できるのではないかと思います。「文法を理解してから本を読む」のではなく「本を読んでから文法を確認する」のです。文法は文法書を読んでもその場だけの理解で終わってそのうち忘れてしまうものです。
従来型の勉強は「ボトムアップ」方式でした。文法を勉強して、単語を覚えて、コツコツ積み上げて覚えて行きます。
多読は「トップダウン」方式です。わからないところはどんどん飛ばして、おおまかな内容が理解できたらそれでよし。それで「大量インプット」をしていくと、少しずつ細かいところもわかっていくようになります。
私が今読んでいる中国語の本は、一般向けの本ですが、わかりやすくて読みやすいです。わかりやすい本を読んでいると、今まで勉強として覚えてきた文型が何度も出てきて、意味がよくわかる分実感がともなった言葉として身につく感じがします。読み進むほど、全ての文章が身になってしみこんでいくような感じがします。今まであんなに一生懸命暗記したことも、暗記だけでは身にならないんですね。
それから、多言語に興味があるなら「英語以外」の広場がありますので、良かったらのぞいて見て下さい。私も中国語の字数報告をしていますので、多読で効果を上げていった過程がたどれます。
最後に、やさしくてスラスラ読めると同時に「おもしろくて夢中になって読める本」を読むのも大切です。夢中になって読むと、それだけ内容が身体にしみこんでいきます。
それではHappy Reading!
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