はじめまして

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5731. はじめまして

お名前: ドラちゃん
投稿日: 2007/6/12(00:03)

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SSSのみなさん、初めまして。いきなりの長文で失礼します。

41才で多読を始めて、一ヶ月たちました。現時点で24万語です。
実は、ちょうど2年前に酒井先生の『今日から読みます…』をAmazonで見つけて、その後Segからスターターキットなども購入しているのですが、私自身元々飽きやすいこともあり、その頃はあまり読書をする時間をとる気もなくて、やらずじまいで放置されていました。
今回は明確な動機がありますし、だいぶ楽しくなってきましたので、長続きするのではないかと思っています。

私は語学が苦手でしたが、System Engineerをやっている関係上、仕事で英文のマニュアル(200ページ×数冊とか)やe-mail・ホームページなど読まなければならないことも多く、また、ここ数年は海外の会社と仕事をする機会が多くなってきています。
自分的な転機は、7年前にChicagoにある会社と3年くらい一緒のプロジェクトをしていたときです。
打ち合わせをするときには帰国子女の方が同席して、通訳してくれていました。彼は発音もnativeっぽくきれい・明瞭ですし、話速もまあまあ早いのですが、彼の言っていることは80%位理解できます。しかし、相手の人たち(Softwareという業種のせいか、Dutch, Irish, Chinese, India, New Zeelanderと人種は様々でしたが、なぜかAnglo Americanはいませんでした)の言うことは、20〜30%しか分からなかったのです。

その頃から、dictationソフトを中心に色々なソフトを購入して、自習するようになりました。
また、そのプロジェクトの半ば頃から、通訳をしてくれていた方が仕事で手一杯になり、また、彼は技術的な分野や論理的思考力が弱かったため、技術的な質問や要望は私が自分でe-mailを書くようになりました。最初の頃は確か、千語〜二千語位のe-mailを3〜5時間くらいかけて書いていたように思います。しかも、最初は慣れないので、日本語で言いたいことを書いて、その後それを英訳する、という手順を踏んでいたため、なおのこと時間がかかりました。
それらのe-mailは、込み入った複雑な内容を誤解の無いように伝えるために、(センテンスを切ってしまうと、センテンス間の関係が曖昧になってしまうため)一つ一つのセンテンスが長くならざるを得ず、関係詞などを多用して、40〜50語位の文章を沢山書いていました。それまで読んでいたマニュアルや通信プロトコルの規約などは、そうした文体が多かったため、なじんでいたのだと思います。

ここ2〜3年は、あまり英語が必要とされる仕事もなかったのですが、最近ドイツの会社と仕事をするようになり、打ち合わせやe-mail,ドキュメントで英語を頻用するようになりました。
その打ち合わせの際に、通訳は以前とは別の人だったのですが、やはり、以前の打ち合わせと同じで、通訳の人が言っていることはほとんど分かります。でも、相手のGermanyの方の言っていることは、半分も分からないのです。

その打ち合わせ以来、自分の英語能力の欠けている部分について、以前に増して考えるようになりました。
そうした目で自分を改めて見てみると、例えばDictationソフトをやる場合、15語位でしたら一回で聞き取れる事も多いです。まぁ、分からない単語があると詰まってしまうのですが…
でも、30語位になると、単語が全て分かっている場合でも、何回かに分けないと全てをタイプできません。
また、以前はhimやthem,ifなど特定の単語が聞き取れない事がよくありました。しかし、この点に関しては、最近になってフォニックスや発音の本を何冊か読んで練習して、弱形の発音や規則性が頭に入ってくると直りました。
一番痛感したのは、あるソフトにTOEICの疑似問題形式が入っていた時です。元々あまり資格などは興味がなかったため、TOEICってどんなものなのかは知っていましたが、実際にどんな問題が出題されるのかは、ほとんど見たことがありませんでした。
毎設問ごとに、問題文は前の設問と同じ事が書いてあるのは、ぱっと見れば分かるのですが、一応違いがないか確認しようと全部読みます。その後選択肢を読むのですが、読むのがあまりにも遅くて、ヒアリングが始まってしまいそうです。
また、一つの短文に対して、3問の設問があるのを見たときは、『こりゃ、どうにもならんな』って感じでした。実際、設問を読みながら耳で聞くことは出来ないのです。日本語なら出来るのに!
それ以来『もっと早く読めないと!』『もっと英語処理能力を身につけないと!』という思いが強くなってきました。

それで、やっと多読のことを思い出し、思い立って始めてみました。

私は日本語の本でも、読むのは遅いほうだと思います。精読するタイプですし、眼が動いていても、内容が頭に入っていない事などがよくあり、よく読み直しをしています。
しかも、本を読んでいると眠くなってくることが多く、その点も心配でした。

なので、ここは基本に忠実に、また、無理をせずにいこう、と思い、YL 0.8〜1.5から始めてみました。
当初、85〜105wpm程度でしたが、YL 0のPGR0よりもYL 1.5程度の本の方が読みやすく、速度も速いことに気づき、一週間程度でOBW1を試してみました。
その後は、週に1 LevelずつGRのレベルをあげていった感じで、現在はOBW4・PGR4まで来て、少し限界を感じているところです。
最近は、YL 2〜3のGRであれば、120〜140wpm程度で読めるようになりました。でも、YL 3.5〜4.0程度ですと、長いセンテンスで主文の動詞がなんだったか忘れていたり、SVOOやSVOCなどの文型で目的語や補語の切れ目が分からなくなったりして、読み直しが発生します。現在の感触ですと、このレベルでは100〜120wpm位です。

その間に、児童書も試してみましたが、こちらはYL 2.5位でも結構ツラいです。まず概して、分からない単語がよく出てくる。またジャンル別では、探偵ものなどは、内容や主人公や主要人物などが言っている事が、多分あんまり好きじゃないんです。また、動物ものは、しぐさに関する動詞などが全然分からず、読む楽しさが本来の3分の1位しか享受できていないんじゃないか、などとよく思います。

最近は、仕事が忙しくなってきたこともあり、毎日は読めないのですが、1冊の語数で大体の所要時間が推測できることもあり、時間がとれるときは25,000〜30,000語位読んでいる感じです。というのは、最近よく読んでいるのがPGR3・OBW2〜3なので、2〜3冊読むとそのくらいの語数になってしまうからです。でも、気づくと5時間くらい経っていて、ビックリしますけど…

嬉しかったのは、酒井先生が『今日から読みます…』で書かれていた、『YL 3の壁』が私には無かったことです。
仕事の話で恐縮ですが、Softwareの仕事では非常にmotivationが大切なので、自分や部下のmotivationのあり方には敏感にならざるを得ません。作業効率が5倍・10倍と平気で変わりますからね。集中しないで仕事していると。
そうした職業病的な自己分析を踏まえて、自分が多読を楽しいと感じている中で、壁を感じたときにどうするのか? という心配はありました。

今は読むのが楽しいので、当初心配していた眠くなるという点は、あまり出なくなりました。最初の頃は、平日など仕事で頭が疲れている日は、20分後位にはうたた寝をしていたこともままありました。その状態で読み続けると、速度が計算上75〜85wpmまで落ちてしまい、自分でもつまらないのです。

今は逆に、読めば読むほど目がさえてしまうので、寝る時間が少なくなって困っています。
また、読むことに集中できているせいか、眼が動いていても内容がdropしているような事も少なくなりました。元々、関係詞絡みなどで後ろから読む習慣はないので、分からない単語が続く・何となく意味が取りづらいなどの問題がない限り前へ前へと読み進める事が出来るようになってきました。

また、YL 3〜4のGRですと、冒頭や途中で2〜3分くらい『うぅーん… 何言ってるのかいまいち分からん…』という時間がある事も多いのですが、気にしないで読み飛ばすようにしています。
どうも、モノローグ的な言い回しや慣用的な語法は、まだピンとこないようです。

また、必ずしも毎日読めないせいか、読み始めると最初は自分の頭の中で英語の発音を反芻しているような状態になります。
自分的には、『これは読むことに集中できていない状態で、この読み方だと多分速度も遅いんだろうな』と考えています。でも、数分すると通常はその感覚は消えて、眼の動きに応じて意味が入ってくる感じになります。

この1ヶ月の一番の成果は、仕事でマニュアルを読むときに顕れています。多読を始める前に比べて、読むリズムがつかめている感じで、読む苦痛が以前に比べて格段に小さく、マニュアルでさえ読むのが楽しいんです。元々が、そういう技術的な事が好きで、この仕事を続けているところがありますからね。苦痛がなければ楽しいんだなぁ、と改めて思いました。。
でも、妙なジレンマを感じるときがあります。『今日読んだマニュアルの語数は、どのくらいだったんだろう?』とか… 仕事帰りに考えるんです。
当然、その語数は入れてないんですけど、今度からpdfファイルからテキストだけ抜き出して、語数をカウントしてみようかな、などと考えている今日この頃です。マニュアル毎に、YLも付けてみたりして… まぁ、遊びの一環って事で。さすがに、速度まで計測しようとは思いませんが。

さて……
こう書くとちょっと恥ずかしいんですが、実は、購入したけど未読の書籍の語数が、100万語を超えています。現在、全購入書籍が136万語・読んだのが24万語なので…
でも、その中には現時点では決して手をつけられないYL 6〜7のPBが35万語含まれているので、読める分の未読としては77万語というところでしょうか。

# ちなみに冊数は、購入:163,読了:60,未読:103です。

先月は毎週レベルをあげていたので、週に1〜2回はAmazonに注文を出していたのです。その時に、『これも面白そう』『このシリーズはイケる!』とかで、多めに注文していたものが貯まってます。また、先月末から飛び入りのトラブルが入ってきて、時間が思うようにとれなくなってしまったのが痛いです。

とはいえ、私は読むのが遅いので、パンダ読みが基調だと思っています。何より『これを読みきれば、100万語到達だー!!(PBは除くけど…)』と(微妙に)前向きに考えていますよ。でも、随時追加購入もすると思いますが…

当面の進め方としては、

  1)YL 2.5〜4.0のGRをどんどん読む。
  2)児童書を時々は読んで、興味の持てそうなシリーズを探す。
  3)もし、仕事が本当に忙しくて、読む気力・時間が持てない時期が来たら、一度読んだ本を(少しずつ)再読する。
  4)うぅ〜ん、仕事が忙しくて、シャドウィングする時間がとれないぃ… せっかくiPodも買ったのにぃ…

といった感じで、ばっちり英語漬け(?)です。

# iPodは、仕事疲れを癒す音楽80%,英語20%位の利用率でしょうか。

出来れば、現時点でTOEICを受けておいて、多読を続けることで今後どのようにスコアが伸びていくのか試してみたいところなのですが、仕事が忙しくなってしまったため、残念ながらしばらくはその時間的余裕はなさそうです。

書き始めたらつい長くなってしまい、失礼しました。
また、何か進展がありましたら、お知らせしようと思います。


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