[掲示板: 〈過去ログ〉はじめまして!(初投稿)掲示板 -- 最新メッセージID: 9033 // 時刻: 2024/11/26(02:34)]
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/8/28(12:34)
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tallinnさん、はじめまして!
酒井@快読100万語!です。
一連のやりとりを興味深く読んでいました。ぼくの名前が出てきたので、なにかお答えしなければと返信しております。
一読、tallinnさんはとっても意欲に溢れた方で、先へ先へと進みたい気持ちが旺盛なように感じました。これは決して悪いことではありませんが、多読はとても不思議な方法で、意欲が強すぎるとうまく効果が出ないことがあります。そういう例はいくつも見てきました。(掲示板をよく読んでくださるとわかりますが、「もうほかに手がない、これでだめならあきらめようか」というような、半信半疑で、過剰な期待をせずにはじめた人の投稿がたくさんある一方で、いかにも前のめりでがんばっているという人の投稿はほとんどありません。)
多読は(過去に一度も「SSS(式/の)多読」という言い方はぼくはしたことがありません。念のため)「楽しむ」ことがいちばんの動機なので、tallinnさんのように、特定の目的を持って、そこへ全力で走ろうとする人には「肌に合わない」ことも多々あると見ています。肌に合わないと感じられたら、tallinnさんの先輩の助言通りに目標に向けて突っ走るのがよいのではないかと思われます。
ただ、多読は楽しみにためだけにあるので、資格や試験といった目標がある場合には適さないといっているのではありませんよ。実はこの「楽しむ」という点が資格や試験準備にも最善の道であろうとぼくは考えていますが、まだ世間を納得させるだけの例がそろっていません。(掲示板をよく読んでいらっしゃるtallinnさんがそう納得されていないわけですからね。)
文法や、語彙や、参考書は、やればやるだけ「付け焼き刃」の厚みがますだけではないかとぼくは予想しています。一見遠回りに見えるかもしれませんが、本を(小説であれ、ノンフィクションであれ)まるごと何冊も読むことはいちばんの近道ですよ。いや、近道というと「抜け道」と同義と思われるかもしれません。「王道」といえばわかりやすいですか?
なお、いままでのtallinnさんへの返信を読むとおわかりだと思いますが、だれもなにも強制していません。先輩の方のやり方に納得していらっしゃるのなら、その方法で邁進なさればいいのでは?
多読にちょっと関心を持ったので質問してみた、ということなのでしょうが、おそらくtallinnさんにはなにか切迫した必要があって、それで気持ちがはやっておられるのだと推測します。もしそうだとすると多読の「まずは楽しむことがいちばん」というやり方は、すくなくともいまは、タイミングが合わないのではないかな? どうでしょう?
肩の力を抜いて、楽しむことを優先する気持ちになったところで多読を試してみるのがいちばんだと思われます。
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