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お名前: こげぱん
投稿日: 2005/2/16(23:20)
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皆様はじめまして。
私が多読を始めたのは、高校を卒業した時です。
きっかけはささいなことで、定期テストは学年で下から2番目、
センター英語は80点、TuesdayとThursdayの違いがあやふやだったせいで、
英語狂死や偏差値70+の「英語の神様」とやらに「バカゴミクズ」と6年間言われ続け、S台箱根合宿とかでの伊藤和夫大先生直伝の「英文解釈」
とやらを知人にひけらかされつづけたあげくぶちぎれたのが始まりでした。
とは言っても、「英頻」のような難解な文法書や「基本英文700選」
のようなけったいな和文英訳書は、のっけから私の頭では全く理解できませんでした。そこで、「英文なんて屁理屈ぬきに読めればええんやろ」とばかりに開き直り、(その頃は酒井先生の御著作のような良心的な本などありませんでしたので、)我流で英文を訳さず(そもそも訳せない)、辞書もろくに引かず
(アルファベットもあやふやだったので、辞書を引くのもおっくうだっただけ)最初は日本語訳を頼りに英文を頭から読むことばかりしていました。
「英文を訳さず、辞書もろくに引かず」の
威力を感じたのはそれから数年後、The Economist, TIMEや原書などを
乱読するようになったときでした。この時「英文を訳さず、
辞書もろくに引かず」のほうがはるかに楽に速く英文を読めることに改めて気がつきました。(というより、いちいち和訳していたりけったいな英文法を気にしていたら、こんなもの1ページも読めない、というほうが正しいかもしれません。周囲のTOEFL600+(paper-based)の帰国子女や留学組で、「英頻」や「基本英文700選」を使って英語を覚えた、というのは皆無だった記憶があります)あと当然といえば当然ですが、論文、プレゼン、インタビューなども、「基本英文700選」など詰め込むより、TIMEなどの表現をそのままパクるほうがよほどうまくいくこともわかりました。
とは言っても、やはり「日本で英語の達人になった」と自称する連中からは
「おまえの学習法は邪道だ」と言われ、帰国には「発音がおかしい」と言われ、TOEICは毎度5,6問で大量失点するので、いつまでたっても900とれないなどで、やっぱり自分に語学の才能はないのかな、と考えていました。
しかし、先年酒井先生の「どうして英語が話せない?」「100万語」を書店で拝読したら、「おかしいのはおまえらやろ」ということが書かれてあったので、思わず一気に読み通しました。
相も変わらず奇書愚書が氾濫する英語学習本の濁流のなかで、
「どうして英語が話せない?」や「100万語」のような本を見つけたことは、
海上を漂流中に船を見つけたようなものなので、
この際違う言語を一からと考え、中国語で試してみました。
「そのうちなんとか読めるようになるやろ」と思い、
最初は漫画から始めて、雑誌、website, メルマガと進んでいくうちに、思っていたとおり中国語の原書が(理解度100%に遠く及ばないにせよ)なんだかんだ読んでいるうちに物によってはなんとなく最後まで読み通せるようになりました。こと読解に関するかぎり「訳さず、辞書もろくに引かず」こそ語学習得の王道であることを改めて感じました。
長ったらしい文ですみませんでした。
また立ち寄った時はよろしくお願いいたします。
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