Re: 『メメント』すごいです

こんにちは、Kianで〜す。

〉ノーラン監督のように、三人のお話を「きざんで」投稿しようとしましたが無理でした。（笑）
〉なので、ノーマルに時間を進めさせていただきます。

成雄さんって、結構はまるタイプですね。（笑）

〉こういう映画を作りたい、と思う作家はたくさんいると思いますが
〉実際に作品として仕上げた、クリストファー・ノーラン監督はすごいと思います。
〉製作費なんて大したことないでしょう。これは声を張り上げていい！

この制作費に関して言うと、もう「フォロイングを見てください！」
としか言えませんね〜。
ノーラン監督がほんっっっとにお金がなかったときに作った映画なんですよ。
モノクロだわ、短いわ（70分くらい）、他にも成雄さんだったら
見ただけで分かる部分も多いと思いますが、
傑作なのがDVDの「監督の音声解説」です。
いかにお金をかけずに作ったかの苦労話をぼそぼそと延々しゃべるんですよ。
出演者は全員普通の社会人だったので平日は仕事、土曜日が撮影、
日曜日が休日で、1年（だったかな？）かけて撮影した、とか
だからその間、日に焼けられないし、髪型も変えられないし、とか、
干してある洗濯物が映るシーンがあるんですが、「これは誰のパンツだ」とか
（もちろん下着の、ですよ）もう大爆笑物の解説なんですよ〜。

それに比べれば、メメントはキャストだけでもお金かかってますよね。
L.A.コンフィデンシャルから1人、The Matrixから2人ですからね〜。
でも確かに、ハリウッドの映画にしては破格の低制作費ですよね。

この2本を見てたから、ノーラン監督のメメントの次の映画「インソムニア」を
見たときは感慨深かったです。キャストはものすごいし、
ロケ地はアラスカだし、冒頭からヘリコプター使った
すごいお金がかかってそうなシーンだったので、思わず心の中で
「ノーラン、あんた出世したのね〜」って語りかけてしまいました。（笑）

〉たいした映画好きでもないし、本読むのが忙しいし。

え、そんな人が「12モンキーズ」を映画館で見る？

〉〉DVD版は確か、時系列に並べ替えて再生できるんですよね？

〉時系列で観ても十分楽しい作品だと思います。
〉でも何回かは監督にチャレンジしないと。
〉ビデオで観た１回目の感想は「メビウスの輪か！」と思いました。

時系列で見ても謎が解ける、というわけではないんですよ、これが〜。
完成度の高い作品です。やっぱり。

〉〉主人公は、「L.A.コンフィデンシャル」にも出てる人だった気がします。

〉ビデオのパッケージにそう書いてありました。
〉眼鏡をかけていた主人公なのかな？
〉そのあたりはkianさんにおまかせです。

。。。。。レニー、眼鏡かけてたっけ？
すごいショック、あんなに見たのに、はっきり覚えてない。
人間の記憶の危うさを自ら持って証明してしまいました。（笑）
テディは確か眼鏡かけてたと思うけど。。。。
え〜と、記憶障害に陥った主人公レニーが「L.A.コンフィデンシャル」の
エド役のガイ・ピアースです。
テディ役がThe Matrixのサイファ、ナタリー役が同じくThe Matrixの
トリニティです。

〉いやぁ、キャッチ（最初のタイトル）はどうだったのでしょうか？

へ〜、さすが、ちゃんと多読と結び付けてる〜、と感動しました。（笑）

〉率直なご意見をいただきたい。打たれ強いです、私は。（そっちの趣味はありませんよ）

（大爆笑）成雄さんって、考えに考えた末、自爆するタイプ？

〉kianさんのお名前を出さなかったのは、必ずしもタドキストの広場を読んでいない方を
〉最初に対象にしようと思ったからです。
〉でも、kianさんが来てくれなかったらどうしようかと、ハラハラしておりました。

え〜、成雄さんの紹介だけで、あとは何も言うことないな〜と思って
黙ってようか、と思ったんですよ、最初は。
でも、やっぱり私からも「お薦めですっ！」って言いたくて出てきました。

〉＃しおさんにも怒られそうで。
〉＃セブンの解説のところで横レスしようと思いましたが、ちゅうちょしました。

え〜、なんでしおさんが怒るんだろ。
横レス大歓迎ですけど、私は。みなさんもじゃないですか？

〉〉できたらDVDで観るほうがいいと思います。
〉〉ノーラン監督は最初からDVDで見てもらうことを前提に
〉〉この映画を作ったと、どこかで聞きました。

〉〉でも、DVDで観るときりがないかも。
〉〉私は初めて観た時、あまりにも面白くて
〉〉一週間に7回も観て睡眠不足でふらふらになりました。（あほ）

〉kianさんの足元にも及びませんが、１週間で４回観ました。

まともな社会人のすることではありませんね、お互いに。（笑）

〉しかも、３回目で、（簡単な９ページほどの）プロットを書いてしまいました。
〉正確には、画面を止めて、タイプして、画面を動かしタイプして・・・
〉そして、読み直して、全ての流れを把握したのだぁ〜！

大爆笑！大爆笑！大爆笑！
成雄さん、やっちゃいましたね〜〜〜！！！

〉それは
〉「記憶よりメモだ」「記憶は思いこみ、記録じゃない」という
〉レニー（レナード）＝ノーラン監督に
〉負けを認めたのだったぁ〜　ちきしょぉう〜！

負けてる、負けてる、完全に！！
私は普段はそうでもないんですが、このときだけは
「負けるもんか！」って意地になって、絶対にメモを取らなかったんですよ。

〉４回目は、記憶を混乱させる仕掛けをどこに作ったのかを、ジィ〜と。
〉でも、ひとつだけ納得しないのは、
〉I'VE DONE IT 　

あ、これはね、メメント最大の謎の一つだと思うなあ。

〉I've seen it!!

あ〜、成雄さんっておもしろい〜。

〉〉　メメントが楽しめたので、On The Edgeを読んでみます。
〉〉　（「逆は必ずしも真ならず」か）

〉その通りです。さすがよくご存知。設定が違いますから。
〉レビューを読むと、評価のわかれる作品です。

私はOn the edge、大好きです。読んだOBW3の中で一番好き。
主人公の心の動きに心底共感できたんです。
確かに、あの自分の記憶が信じられない、という設定は
メメントに通じるものがありますね。さすが成雄さんです。

それにしても、成雄さん、大阪オフ会に来られませんか〜？（笑）
あっちの掲示板に書いたオーストラリア人の男の子がね、
すごい新説を提示してくれて、びっくりしたんですよ。
メメントは夫とも3回くらいは一緒に見て、散々議論してたし、
メメント関係のサイトもかなり覗いてたんですが、
誰も言い出さなかったことを彼が言ったんですよ。
それが、「！！！！確かにそうだわ！！」ってなことでね、
もう言いたくてたまらないんだけど、掲示板では言えない〜。（涙）

あ〜、やっぱりメメントでは熱くなってしまうKianでした。
みなさま、失礼しました〜。