[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/11/23(23:20)]
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お名前: ako
投稿日: 2004/8/12(22:10)
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bearさん、初めまして、akoと申します。
この数ヶ月、頻繁にORTを読んでいるので、ご投稿からしばらく経ってしまいましたが、お話したくなりました。
えっちゃんさん、(えっちゃん…でいいですね?)akoにも有益なご返答、感じ入って読みました。
えっちゃんの返答内容には100%同意なので、追加するようなことはほとんどないのですが、
関連しそうな体験があるので、bearさん、是非お話させて下さい。
〉stage1の、文字なしの本は、どう扱えばいいのか悩んでしまいました。
成人である私の体験が、子どもさんとのORT読書に参考になるかどうかわかりませんが、
とりあえず情報収集の一つとしてお聞きいただけますか?
初めて、文字なしステージのORTに出会った時は、
ネイティブの子どもは、どういう本を読むのかといった文化的な観点での関心からしか読んで(と言うか、見て)ませんでした。
(そのあたりの感想はこちらに書きましたので、よろしければ後でご覧下さい。
英語習得の話ではないのでテキトーに読み飛ばしていただいて。。。)
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-game&c=e&id=159]
しかし、「英語力をつける」という観点からは、
文字のない本にどういう意義があるかサッパリわからず、
どうしてそういう本が、ORTに存在するのかさえ、「???」状態でした。
それでも読んだのは、「とりあえずORTはいいらしい」という評判に従っただけの、何ともはやお恥ずかしい単純な理由です。
文字なし絵本の値打ちを感じるようになったのは、私の場合、後からでした。
ORTステージ5まで読んだ頃、たまたまLLLという新シリーズが出て、そちらにも文字無しがある。
「これは何かワケがある」と思い、ORTの文字無しステージを再読したんです。
するとどうでしょう! 初回に読んだ(見た)時とはまったく違うんですわ。
文字のない絵をめくりながら、お話を追っていると、頭の中で、
ステージ2〜3あたりで何度も接した短い英文と同じテンポの英文が反響した(ような気がした)んです。
ORTステージ2〜3と言えば、
They jumped off the wall. とか
The children were grumpy. とか
What would Mom say ? といった短い文が続き、
あまり長時間こればかり読んでいると、単調で飽きてくるような短文の繰り返しなんですが、
この単調さが、私には、心地よいゆっくりした3拍子の繰り返しのように感じられて、
しょっちゅう聞くTVのCMの曲やセリフが何となく浮かんでくるようなのと同じ感じで、
アタマの中で勝手に聞こえてくるような感じになるんです。(CD音声も外出時中心に聞いてます)
で、その3拍子の英文の記憶が、文字無しステージを眺めている時に、頭の中で湧きあがってきたような感じ・・・
・・・と言えばいいのか、ちょっと、掲示板ではうまく説明できないんですが。
そのうえ、今、自分のアタマの中で反響した英文が、
目の前の文字の無いページの上で、文字になって見えてくるような気さえしたんです。
これらの経験は、上記でえっちゃんが書いておられることと共通するのではないか、
と思って、ご報告したくなってしまいました。
この体験が、根拠のあるものだという事を知ったのは、
実は、今年3月の酒井先生の講演を聞いてからです。
その講演のこと、前に話してますので、関心おありでしたら、ちょっと覗いてみて下さい。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=t&id=7191#a7273]
「英語力を身に付けたい(あるいは子どもに身につけさせたい)」と、自分が漠然と思う時、
何気なく言ってしまう「英語力」という言葉の中には、どうやら、
単に、英単語や表現をたくさん知っている、ということだけではない、もっと別の要素があるのではないか、と思いました。
私はまだ多読経験が浅く(SSS歴6ヶ月)、「それは○○だ」と言える説明ができませんけれども、
そういう関心も含めて、さらにますます多読を続けたい、と思っているところです。
私の体験は、まだまだわずかな短い文でのことでしかないです。
でも、成人にも、文字無しのステージでそういうことがあるので、
子どもなら尚更、どんなことになるか、想像もつきません。
私は自分の子どもはおりませんが、子どもにスポーツ指導をしている関係(ボランティアの草テニス)で、
小学生やその保護者の方々と、多少のおつきあいがあります。
保護者の中で、絵本(日本語ですが)をよく読む家庭のお母さんの話を聞いていますと、
楽しい本を読んだ日の夜、子どもはその本の話の夢を見るそうですね。
お子さんが、 Kipper たちと夢の中で一緒に遊ぶ夢を見てるかもしれないなんて、
想像しただけで、想像力が育ちそう! (アタシも見たい、そんな夢)
では、楽しい親子読書を!
(色々リンクして押し付けがましいようですみません。
見るかどうかは、お時間、ご興味等に応じてでいいことですから。)
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お名前: のんた
投稿日: 2004/8/12(23:55)
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bearさん、はじめまして。akoさん、えっちゃんさん、
横レスで失礼いたします。のんたと申します。
〉えっちゃんの返答内容には100%同意なので、追加するようなことはほとんどないのですが、
akoさんと同じく私も同意なので、追加するようなことでもないんのですが、文字なし絵本ついては、最近特に興味を持っていたところなので少しお話させてください。
〉文字なし絵本の値打ちを感じるようになったのは、私の場合、後からでした。
〉ORTステージ5まで読んだ頃、たまたまLLLという新シリーズが出て、そちらにも文字無しがある。
〉「これは何かワケがある」と思い、ORTの文字無しステージを再読したんです。
〉するとどうでしょう! 初回に読んだ(見た)時とはまったく違うんですわ。
〉文字のない絵をめくりながら、お話を追っていると、頭の中で、
〉ステージ2〜3あたりで何度も接した短い英文と同じテンポの英文が反響した(ような気がした)んです。
〉ORTステージ2〜3と言えば、
〉They jumped off the wall. とか
〉The children were grumpy. とか
〉What would Mom say ? といった短い文が続き、
〉あまり長時間こればかり読んでいると、単調で飽きてくるような短文の繰り返しなんですが、
〉この単調さが、私には、心地よいゆっくりした3拍子の繰り返しのように感じられて、
〉しょっちゅう聞くTVのCMの曲やセリフが何となく浮かんでくるようなのと同じ感じで、
〉アタマの中で勝手に聞こえてくるような感じになるんです。(CD音声も外出時中心に聞いてます)
〉で、その3拍子の英文の記憶が、文字無しステージを眺めている時に、頭の中で湧きあがってきたような感じ・・・
〉・・・と言えばいいのか、ちょっと、掲示板ではうまく説明できないんですが。
〉そのうえ、今、自分のアタマの中で反響した英文が、
〉目の前の文字の無いページの上で、文字になって見えてくるような気さえしたんです。
〉これらの経験は、上記でえっちゃんが書いておられることと共通するのではないか、
〉と思って、ご報告したくなってしまいました。
ちょうどこの感じ!これが、子どもにとっての絵のみの本の有意義な
ところを表していると思います。
そして、子どもはその本を開いて、自分なりの「言葉」を発します。
文章がすでに書いてあるものは、受動的に読んでしまい、その枠を
なかなか逸脱はできないですが、文字がないという自由によって、
自分の中に蓄積された「言葉」を自然にアウトプットすることができる
ようです。
まさに、自分の言葉を作る、発することができるチャンスを「文字なし
絵本」は言語習得初心者に与えているといえるのではないでしょうか。
もう少し、大きい子で字がかける子だと、そこに「吹き出し」で
セリフをつけたりします。とても楽しそうに。
また、文字のない絵本だと、より絵を注意深く観察し、ストーリーを
自分なりに論理的に組み立てようという力が大きく働くような気がします。
そのことも子どもの論理的に言葉を使おうとする基礎力として貢献して
いるのではないかと思います。
と小理屈を言うと堅苦しいですが、子どもと文字なし絵本を読むという
のは、読み聞かせやいっしょに読むのとは、また違った楽しさがあります。
思いがけない子どもの発想や発言にびっくりしたり、笑ったり。
子ども自身の少ない中の経験の蓄積の中から一生懸命引っ張り出している
様子が面白いし、興味深いです。なので、最近は文字なし絵本を収集して
いるくらいです。(笑)
akoさんのされたように、ステージ0とはいえ、また、後で何度も使える
のです。実際、そこに英文でストーリーをつけるというのを、emmieさんのお嬢さんのリボンちゃんが、子どもの部屋ですばらしい作品をアップされているので、是非ご覧になってください。
うちの娘のりんごもつたないですが、一度挑戦してみたものをアップして
います。(ほとんど感嘆語だけで終わっていますが)
ではでは、お子さんと楽しくORT&reading!!
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2004/8/18(02:01)
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のんたさん、こんばんは!
だいぶ体力が回復してきて、こんな遅くに投稿していますが、
さすがにそろそろ寝なくちゃ、研究室の片づけが・・・
〉akoさんと同じく私も同意なので、追加するようなことでもないんのですが、文字なし絵本ついては、最近特に興味を持っていたところなので少しお話させてください。
ここからあと、全部省略してしまいますが、すごいです!
使わせてもらいますね。ありがとー!!!!
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2004/8/18(02:18)
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〉〉akoさんと同じく私も同意なので、追加するようなことでもないんのですが、文字なし絵本ついては、最近特に興味を持っていたところなので少しお話させてください。
〉ここからあと、全部省略してしまいますが、すごいです!
〉使わせてもらいますね。ありがとー!!!!
ORTを出しているOUPや、LLLを出しているLongmanに、
「文字なし絵本をもっと出してください」と言いましょうね。
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2129. Re: これ「も」?自己レス? ちょっと追加です
お名前: ako
投稿日: 2004/8/18(14:57)
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酒井先生、のんたさん、こんにちわ akoです!
akoの文字なし絵本体験、読んでいただけて嬉しいです。
のんたさん、akoの体験談を、論理的に説明してくださってありがとうございました。
ご説明、すごくわかりやすかったです! 体験の意味がクリアになりました。
以下は、実は、自分が書いたモノを読み直してちょっと訂正発見です。
〉ステージ2〜3あたりで何度も接した短い英文と同じテンポの英文が反響した(ような気がした)んです。
〉They jumped off the wall. とか
〉The children were grumpy. とか
〉What would Mom say ? といった短い文が続き、
〉この単調さが、私には、心地よいゆっくりした3拍子の繰り返しのように感じられて、
〉で、その3拍子の英文の記憶が、文字無しステージを眺めている時に、頭の中で湧きあがってきたような感じ・・・
↑ で、3拍子、と書いてありますのは、実は4拍子なんです。
例に出した3つの英文で言いますと、この手の短い英文、
akoはいつも3拍子「ちゃん・ちゃか・ちゃん」で読んでます。
が、その後に実は「4拍目」があるんです。
音楽的な話を、掲示板で文字に書くのは異様に難しいのですが、
ちょっとチャレンジしてみますね。
The children were grumpy. を例にしますと、こんな感じ。
ざちLdれんわーぐらmぴー
太字のところが、1・2・3拍。
grumpy を言った後に、同じテンポの4拍めがあるんです。
ちょうど、音楽で、指揮者が指揮棒を振りながら、「one・two・three、ハイ」
って言う時の、最後の「ハイ!」の部分です。
「ハイ!」の後、また次の「1・2・3、ハイ!」があり、
あとは、同テンポの4拍子の小節が続くんです。
ORTでも、LLLでも、2とか3あたりを読んでますと、
延々と、この4拍子を読んでいくっていう感じなんです。
でも、いつも最終ページの英文は、Oh,No! とか、 What a mess! とか、
リズム的には突然違うテンポの英文になりますね。(たいてい2拍)
そこで単調な4拍子が終わって、話の内容面だけでなく、
感覚的に、一つのお話が終わった! オチがあった!と感じられて、
幕を閉じるんだ〜、という実感をもって読み終われるんですわ。
うーーん、ORTの2や3を1冊読むのは、ほんの1分も掛かるかどうかの事なのに、
掲示板で文字にすると、何とまぁ、くどいこと、、失礼しました。
え〜〜〜〜 初めからちゃんと書けなくて、大変お恥ずかしい。。。
SSSの日本人読者はリズム感が悪い、と思われては、SSSの恥と思い・・・
文字無し絵本で英語が浮かんでくるのは、登場人物が一致していることがまずは重要と思っていましたが、(だって記憶の中で、キッパーたちは英語しか話さないから)
文字有りステージの英文のリズムの良さも大いに関係あるのではないか、と推理しているところです。
OUPさんとロングマンさんによろしく〜〜
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akoさん、みなさんこんばんは。チクワです。
〉〉ステージ2〜3あたりで何度も接した短い英文と同じテンポの英文が反響した(ような気がした)んです。
〉〉They jumped off the wall. とか
〉〉The children were grumpy. とか
〉〉What would Mom say ? といった短い文が続き、
〉〉この単調さが、私には、心地よいゆっくりした3拍子の繰り返しのように感じられて、
〉〉で、その3拍子の英文の記憶が、文字無しステージを眺めている時に、頭の中で湧きあがってきたような感じ・・・
〉 ↑ で、3拍子、と書いてありますのは、実は4拍子なんです。
〉例に出した3つの英文で言いますと、この手の短い英文、
〉akoはいつも3拍子「ちゃん・ちゃか・ちゃん」で読んでます。
〉が、その後に実は「4拍目」があるんです。
〉音楽的な話を、掲示板で文字に書くのは異様に難しいのですが、
〉ちょっとチャレンジしてみますね。
〉The children were grumpy. を例にしますと、こんな感じ。
〉ざちLdれんわーぐらmぴー
(あー、これ、引用レスするとくずれちゃうなー、もったいなーい。)
〉太字のところが、1・2・3拍。
〉grumpy を言った後に、同じテンポの4拍めがあるんです。
〉ちょうど、音楽で、指揮者が指揮棒を振りながら、「one・two・three、ハイ」
〉って言う時の、最後の「ハイ!」の部分です。
〉「ハイ!」の後、また次の「1・2・3、ハイ!」があり、
〉あとは、同テンポの4拍子の小節が続くんです。
〉ORTでも、LLLでも、2とか3あたりを読んでますと、
〉延々と、この4拍子を読んでいくっていう感じなんです。
〉でも、いつも最終ページの英文は、Oh,No! とか、 What a mess! とか、
〉リズム的には突然違うテンポの英文になりますね。(たいてい2拍)
〉そこで単調な4拍子が終わって、話の内容面だけでなく、
〉感覚的に、一つのお話が終わった! オチがあった!と感じられて、
〉幕を閉じるんだ〜、という実感をもって読み終われるんですわ。
akoさん、すっばらしいです!なるほどなるほどです!
(とちゅうで、「くずれちゃうなー、もったいなーい。」なんて
入れた以外、どうやって割ってはいっていいんだか、迷いました。
完璧な説明に、割り込めなかった。(そんな中なぜタグの崩れだけ気にするか?)
なんか教室でみんなで手拍子しながら、読みたい感じ・・・
あー、こういうの、群読っていうやつなんだろうか。
子どもたちが手拍子して、わたしが4拍目でページをめくる。
うーん、ちょっと忙しいか?練習しだいだろうか。(チクワ、ブキで・・・)
〉でも、いつも最終ページの英文は、Oh,No! とか、 What a mess! とか、
〉リズム的には突然違うテンポの英文になりますね。(たいてい2拍)
〉そこで単調な4拍子が終わって、話の内容面だけでなく、
〉感覚的に、一つのお話が終わった! オチがあった!と感じられて、
〉幕を閉じるんだ〜、という実感をもって読み終われるんですわ。
とくにここ!
最後は2拍。その後の余裕はみんなで割れんばかりのapplauseをする時間ですね!(と勝手に決める。)
ひとつの曲の演奏会みたいですね。うーん、楽しそう。
akoさん、なんだか授業のひとコマを勝手に想像できました。
どうもありがとう!
あ、appleさん、こんなところからですが〜。
〉酒井先生、次の本のタイトルに、このようなものはいかがでしょう?
〉「文字なし絵本で100万語!」
うわ〜っ。ぶらぼーでべらぼーな話ですぅ〜。
(と、ひとこと感想がのべたく・・・。ああ、これもタグの崩れが気になる・・・)
では〜。
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お名前: apple http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/5353/
投稿日: 2004/8/18(22:33)
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"酒井@快読100万語!"先生は[url:kb:2128]で書かれました:
〉ORTを出しているOUPや、LLLを出しているLongmanに、
〉「文字なし絵本をもっと出してください」と言いましょうね。
酒井先生、次の本のタイトルに、このようなものはいかがでしょう?