[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/11/25(11:42)]
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3434. Re: のんたさん、なんだか長いお返事ですよ〜。
お名前: のんた
投稿日: 2006/9/9(12:17)
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MOMA親爺さん、こちらこそ、レスが遅かったんですからぁ〜。
〉 全部訳すなんていう課題さえなければ、まだいいのですがね。訳すのと読むのとでは、実際
〉 何十倍か時間が違います。最近読んだ本に面白いことが書いてありました。英語がわかるという
〉 ことについて・・・
〉 (1)「わかるから訳せる」
〉 (2)「訳せるからわかっている」
〉 (3)「わかるけど訳せない」
〉 (4)「訳せるけどわかっていない」(もっといえば「一見訳せているようで、わかっていない」)
〉 という分け方をする人がいました。これはなかなか面白い見方です。
〉 私はSSS流というのはは(1)(3)のように、まず「わかる」ということが初めにあるのだと
〉 思います。なんとなくでもいいのです。「面白い」という感覚があるかどうかがポイント。
〉 これに対し、旧来の学校英語はまず(2)が先にくる。「訳せないものは、わかっているとは見な
〉 さない」わかる以前に日本語にすることを要求される訓練を求められるような気がします。
〉 (へんな日本語だな〜。もどかしいですね、このあたり)
〉 そして(4)のようないびつな成果を生み出してきた。長文の一部を取り出して、訳させるものだか
〉 ら、局所的な対応しかしていないので、結局全文で何が言いたかったのかよくわからないうちに終わ
〉 ってしまう。あるいは一部でも「日本語化」することに失敗すると、とたんに「わからなかった」と
〉 いうことにしてしまう。これが「自分は英語ができない」という自責につながる。
〉 (2)というのはおそらく幻想なのです。本当はやはり(1)か(3)なんだと思います。
〉 私たちは翻訳者ではないので(3)でもいい。(3)から(1)に自然に移るならもっといい。
〉 しかし翻訳をやろうという人は(1)であって欲しい。(4)ではこまる。実際、昔の翻訳は(4)が
〉 多かったとしか思えないんですけどね・・・!!
〉 学校英語がそして受験英語が(2)を建前に、いまも(4)を大量に作り出しているのはないかと
〉 心配です。
実に興味深く、わかりやすいお話ありがとうございます。
ほんと、そうですよね。私自身、学生時代は、なんとか(3)な感じ。
なので、大学受験の時、大意がわかっていれば、できるタイプの問題は
できるんだけど、英作文やら、文法やらは苦手だったので、
出題傾向にこだわって、大学選びました。(笑)
本当に、(4)を死んだ目でやっているのかと思うと、悲しいですよね。
それこそ、無駄な時間だよなぁ。。。
絵本の翻訳の人は、(1)でないと話しにならないですね。
原文と訳文を読んで、かえって、深く意味がわかったりすることもある。
より、わかりやすく広げてあるものもある。
「うさこちゃん」シリーズなんかすごいですよね。感動する。
原文は、オランダ語だから、私にはわかるはずもありませんが、
英訳と比べると、きっと日本語訳の方が、オランダ語の原文をわかって
いるのだろうと 思ってしまいます。
わかっているからこそ、少し、足したり、引いたり、言葉を変えたり
できるんですよね。
「国語」でも同じことが少しおきますよね。「詩」や「小説」のセリフ
などを解読させる問題なんか。
すごい読書量なのに、国語ができないとか、よくありますもんね。
親が学校のテストの点のみで一喜一憂しない、しっかりした目をもって
子供を育てていくしかないですよね。
そう簡単に、今までの学校教育が変るわけはないし。
違う視点を持つことができた多読に感謝ですね。
いよいよ2学期スタートで、なんだかバタバタしてますが、
やっぱり、基本は、焦らずゆっくり、
Happy family reading!!! ですね。
のんた
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