Re: 期末試験終了

[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/11/25(13:36)]

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[喜] 3215. Re: 期末試験終了

お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2006/2/28(14:13)

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たこぼさん、はじめまして。 まりあ@SSSです。

〉私は子供の前では、教科書の英語のことは批判めいたことは言わないようにしています。いくら喋ることができても、基本的な文法がめちゃめちゃではだめ、と言っています。

  お子さんがアメリカにいらしたということは、当然たこぼさんも
  いらしたでしょうに、大変ご立派なお心がけで敬服致します。

  子どもの前で、先生や教科書を批判するのは、子どもが学校でうっかり
  口を滑らせていじめられたり、あるいはしっかり黙っていようとストレ
  スを溜めるか、いずれにせよ子どもを苦しめることになります。
  どんな教科書であるにせよ、子どもはそこから逃げられないのですか
  ら、「批判しない」はお子様への大きな防波堤になると思います。

〉教科書の英文は、多少ぎこちなかったりして、

  最近の教科書は文部省の基本精神ががふらふらしているので、目的が
  分かりにくいものとなっていますが、私のように昔の学校英語を学んだ
  経験から思うのには、

  ・英語は大人になってから使うことが当然の前提
     学んでいる年齢に相応しい自然な会話を学ぶことは念頭にない
  ・大人になっていきなり全部を学ぶことができないのでやさしい部分
   から少しずつ各学年に配分して学ぶ
  ・中学生レベルでは、単語もやさしいものを使って、大人が使う英語の
   パターンを学ぶ

  こういうことなのだろうと思います。教科書の英文は、そこにに出て
  きたまま使うためにあるのではなく、パターンの例示。
  
  3209emmieさんの書き込みにあった例文
> He is in the habit of getting up early.
> He makes a habit of getting up early.
> He makes it a habit to get up early.
> It's a habit with him to get up early.

  も、be in the habit of も getting up early なんてやさしい事柄に
  続くと奇妙ですね。実際には大人になって、「たとえ残業で午前3時に
  帰宅しても、早起きして子ども達と一緒に朝食をとることにしている」
  とか言いたい時に使うために、パターンとして学んでいるのだ、と
  考えていると納得できます。
  そしてbe in the habit of のあとは動名詞、make it a habit の後は
  不定詞が続くつかも教えたいのでしょう。

  この文章を学ぶ中学生が、「僕はいつも早起きしているよ」と友達に
  話すことは、文部省の想定外なのだと思います。

  それはそれでも貫いてくれれば、高校を卒業すれば、話す・聞くは
  さておきGRレベル4や5は造作なく読めるようになりますから、それでも
  良いのですが、なまじ「実用」「会話」などを盛り込もうとして無用な
  混乱を招いていると思います。
  いまの30代以下の方には、教科書がパターン練習と認識されていないと
  感じます。不可解な気持で眺めて途方に暮れているのではありませんか?

> 親子で笑っちゃうことはありますが、そこに出てくる基本的な文法上のルールや、よく使う単語、熟語をしっかり覚えるためには、学校英語(特に中学の)も馬鹿にしたものではありません。

  アメリカで暮らしていらしたたこぼさん母子や、タドキストのお母様は
  「このパターンを実際使えるのは、こんな事を言いたい時」と無理にや
  さしい単語に言い換えている部分を、本来のものに戻したり、「こんな
  シチュエーションなら使える」と、教科書の場面よりももっと限定され
  た場面を想定する、などを親子で話し合うことが出来ると思います。

  教科書は、そのまま使うための模範英文ではなくパターン例なのだ、
  ということなら、子どもに理解させてもそんなに子どもにストレスを
  与えずにすむと思います。

  特に関係代名詞がそうですね。The girl who wears a hat is my   
  sister.みたいなもの。これを言いたかったらThe girl with a hat 〜
  「これはwhoの使い方パターン。実際who以下はもっと複雑な状況で
  withなどでは表現出来ない場合使う、たとえば○○の本にあったあれ」
  という説明が、多読をしていると可能になります。
  
  確かにいくらかはどうしても間違っている箇所や、あまりに古びて今
  使うとおかしいものも含まれてはいるようですが...

〉いろいろ不満はあるけれど、特にペーパーテストで撥音記号を使って撥音のチェックをするなとは言いたくなるけれど、

  撥音記号の撥音が出来ないのに、正しい記号が選べても無意味...
  
〉とにかく高校卒業するまではじっと我慢して、

  じっと我慢は中学生まででしょう。高校生になれば、もう学校英語に
  間違いが多々あることを知っても、それなりに自分で対処できるように
  なりますから。

〉多読に関して、息子は良き同志なので、とにかく英語を楽しむこと以外に変な親の欲は出さないようにしようと、心がけています。

  中学生ともなると、なかなか男の子との共通の話題がなくなりがちです
  が、多読があるといろいろなことが話せて良いですね。
  命の大切さ、とかどう生きるか?などという問題は、なかなか子どもと
  まともに話し合うきっかけが掴みにくいのですが、英米の児童書を
  介在すると、そういう話題がいくらでも引き出せますし。

  Happy Reading!
  


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