[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/11/25(16:23)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
3207. Re: I like it very much. って自然?
お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2006/2/26(13:59)
------------------------------
pandada45さん、emmieさん、こんにちは。 まりあ@SSSです。
〉〉It is a kendama.
〉〉I like it very much.
〉〉って言うんだけど、とっても好きなら
〉〉I love it.
〉〉って言うような気がしませんか?
教科書著者は、I love it.は女っぽい、と思ったかも知れません。
児童書では「だ〜いすき」は very much を使うよりも
I'm crazy about 〜 とか多いと思いますが、大人がビジネスで
出会った相手に自己紹介する時は使わないと思うなぁ...
要するに問題は、文部省に「何のために どういう英語を学ぶか?」の
しっかりしたビジョンがないことに尽きると思います。
中学1年生は、中学1年生らしい会話を学ぶのか、それとも大人になって
使うための英語を中学1年生の時から少しずつ分割して学ぶのか...
それをはっきりせず、「実用会話」に傾いたり、やっぱりそれだけじゃ
まずい、大人になって知的な本も読めるような英語力も必要...
と迷走して、それらをごちゃ混ぜにして教科書を作っています。
昭和40年代以前の学校英語は、教養主義がはっきりとしていて、
高校3年を終わる頃にはバートランド・ラッセルなどが読めることが
目標でした。
読書相談会でお目にかかる方も、60台以上のシニアは、リスニング・
会話はまったくダメとおっしゃっても、GRならどんどん読み進める
ことが出来ています。ほとんどの方は児童書で苦労されますが。
今の子ども達は、可哀相ですね。気まぐれに年齢相応の会話を教え
られたり、中学1年生にはおかしいけれど、大人ならこれが自然かも、
という言い方が混ざったり、誰がどう見ても間違っていることを
教えられたり、会話には必要のない教養書を読むための文法も学ば
なくてはならないのですから....
〉例えば書き換え問題ってありますが、5つぐらい例文が並べてあったりするんですよね。でもでも、自然な通用する文はそのうちの一つでしょう、みたいなことが度々。
まだ書き換えってあるんですか?
I must を I have to にしたり、I will を I'm going to にしたりとか
のあれ。
2つの言い方の両方が全く同じなら、どちらかの言い方がなくなるはず
で、2つあるのは似ているけれどニュアンスが違うから2つが使われて
いるはずですよね?
学校で教えられることは進学のためにマスターしないまずいですし、
うちでは、書き換え問題は「間違いやすいもの集め」と教えました。
『似たような表現で、ニュアンスの違うものをまとめて区別を覚える』
ための勉強として、= なのではなく ≒ とはっきりさせる。
そして must はこういう場合、have to はこういう場合と使い分けを
説明していました。
大人の英語学習書には、学校で=として書き換えさせる2つの英文の
使い分け方を説明したものが結構出回っていますよ。
〉20数年?前の自分の頃と、たいして変わっていないことに愕然となります。
変わらないどころかどんどん悪くなっているので、親が頑張らないと..
〉〉少なくとも日本語の自然な会話では、机を指差して「これって君の机?」
〉〉とは言わなくない?「これって君の?」くらいでしょう。
〉〉対象の物がちょっと珍しくって「これって君のスノボ?」とかなら
〉〉ありうると思うんだけど? 違うかなあ?
そうそう、文法的には間違ってはいないけれど、使う想定場面がおかし
い、というのもたくさんありますね。友達の部屋にパソコンがあった
ら、"Is this your computer?" って聞くのごく当たり前だと思う。
でも、computer より先に desk を覚えなきゃ、とか、机はみんなが
持っているけれど、パソコンを持っているのは贅沢だからまずい...
とか、英語と関係ないことまで配慮しすぎておかしくなっているん
でしょうね。
子どもが高校卒業までちょっと大変ですが、英語だけは見張っていない
と...それで上手く多読を軌道に乗せられれば、若さでどんどん吸収
して伸びていきますから。大学生になる頃には「おかあさんて英語
たいして出来ないのね〜」なんて悔しくも嬉しいこといってくれます
よ。
▲返答元
▼返答