Sakiyukaさんへ

[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/11/24(17:41)]

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2615. Sakiyukaさんへ

お名前: ピアノ
投稿日: 2005/3/12(21:50)

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Sakiyukaさん はじめまして。ピアノです。
実はこどもの広場に書き込みをしようかどうしようかと迷っているうちにその機会を失ってしまいました。今さら遅いのですが「20万語達成おめでとう。」と名探偵Pepper君にお伝えください。

〉この「フォニックス」という話題には、どうしても敏感に反応してしまう私です。なぜなら以前は「フォニックス」をけっこう中心にしてレッスンしていて、酒井先生にお会いした後、きっぱりとフォニックスにさよならしたのですから・・・。フォニックス教材の研究(?)にどれだけお金をつぎこんだことか・・・(笑)。

わたしは我が子のことだけを見ていればいいですから、簡単に方針転換できますけど、教室を経営されているとそう簡単にはいきませんよね。しかも大金をつぎ込んでいればなおさらです。でもさよならしたんですねー。すごいですねー。

〉チクワさん同様、一時はフォニックスを毛嫌いしていました。何が何でもフォニックスなんかしない!と思っていました。でも、そのこだわりも「多読」を中心にレッスンしているうちに、なくなってきました。酒井先生や、チクワさんがおっしゃる通り、「フォニックスはあとからついてくる」・・・まさにそうだと思います。考えてみれば、フォニックスなんてなくても、読めてきたんですから・・・。

フォニックスを扱っていても楽しい読み物も多いということなので、我が家は「読み物」として触れてみようかなとは思っています。たくさん読んでいるうちにこどもの方から何かを感じとってくれれば最高ですよね。

〉私がイギリスに遊びに行ったとき、隣の家の女の子(5〜6歳くらい)と、うちの娘たちが「Go Fish」というカードゲームをして遊んでいました。これは同じアルファベットの大文字と小文字を集めていく神経衰弱っぽいゲームなのですが、娘たちが「Do you have A(エイ)?」などと言っていたのに対し、彼女は「Do you have G(グッ)?」とフォニックス読みで、言っていたのです。その頃、私はフォニックスの存在を知らなかったので、「?」だったのですが、何より私の相棒(イギリス人)もその「フォニックス読み」に驚いていました。「彼女、アルファベットが読めないのかと思った!!」って、あとで言ってました。英語圏でも、「子どもにフォニックスを教え込む」ということが始まったのは、けっこう最近のことなのではないか?と思いました。

へーー!そうなんですね。わたしは現地でマフラーちゃんが習った時に、「アメリカ人はこんな秘密の方法で英語が読めるようになっていたんだ!どうりでわたしは読めるようにならなかったはずだ!どうして日本の学校でも取り入れてくれなかったのか!」と思いました。(その時はフォニックスの魔法にやられていましたから)

〉英語圏の幼稚園や小学校で、「必ずやっていること」とか「教え込んでいること」が、必ずしも正しくないことは、案外多いのかもしれませんね。日本の教育は詰め込み式だとか言われていますが、意外と英語圏の教育システムも、同じようなものかもしれません。結局、フォニックスのルールを覚えられなきゃ、「落ちこぼれ」なんだろうか・・・。英語がどんなものかを知らないうちに、「ルール」を先行させる日本の英語教室は、はっきり言って「フォニックスに踊らされている」・・・ということかもしれません。(私自身の経験からの意見ですが・・・)

日本の英語教室で実際にフォニックスを取り入れられておられたSakiyukaさんの言葉ですから説得力があります。話が英語から離れてしまうのですが、アメリカでは宿題も多くて、めちゃくちゃ「詰め込み教育」と「調べ学習」の嵐でした。日本に戻って日本の学校があまりにのんびりしていて「日本の教育はこれでいいか?!」と、真面目に不安になりました。・・・今はなれちゃったけど・・・

〉フォニックスを体系的に教え込んでいくのをやめたとき、確かに数人の保護者からクレームをいただきました。「フォニックスがあるから、この教室にお来たんです。本を読んでるだけって聞いたんですけど、本当ですか?!」ってな具合です。本を読めるってことと、フォニックスのルールを覚えて意味も分からない数百語を読めるってことと、一体どちらが力がついているのか分かってくださっているのかしら・・・と思いましたが(苦笑)。

でも、その保護者の方の気持ちもわかる気がします。英語が苦手なお母さんが子供には英語を学ばせたいと思って教室に通わせていると思うんですよね。(わたしもそれに近いものがありますから)我が子がフルーツや動物の単語をすらっと答えられたり、簡単な決められた言い方をすらすら言ったりすると、「この英語教室に来て良かった!我が子の英語力は伸びている!」なんて錯覚しちゃうんです。わたしも少し前まではそうでしたからなんだか良く分かります。。。。今はとにかく本当の英語にたくさん触れさせてあげたいなという思いが強いです。たとえ今は単語を覚えられなくても時期が来れば自分からたくさん覚えてくれるのではないか(自然に頭に入っくる?)と思っています。
教室の先生はそういう親の意識も変えていかなければならないんですね。本当に大変です。

〉ピアノさんが、フォニックスをやめたのは、正解だったと思います。

ありがとうございます。

〉お互い、親子でHappy Reading、続けましょうね☆

はい!Happy Happyで続けます。これからも「未熟なピアノ親子」をよろしくお願いします。


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