[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/11/23(23:34)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: のんた
投稿日: 2004/8/12(23:55)
------------------------------
bearさん、はじめまして。akoさん、えっちゃんさん、
横レスで失礼いたします。のんたと申します。
〉えっちゃんの返答内容には100%同意なので、追加するようなことはほとんどないのですが、
akoさんと同じく私も同意なので、追加するようなことでもないんのですが、文字なし絵本ついては、最近特に興味を持っていたところなので少しお話させてください。
〉文字なし絵本の値打ちを感じるようになったのは、私の場合、後からでした。
〉ORTステージ5まで読んだ頃、たまたまLLLという新シリーズが出て、そちらにも文字無しがある。
〉「これは何かワケがある」と思い、ORTの文字無しステージを再読したんです。
〉するとどうでしょう! 初回に読んだ(見た)時とはまったく違うんですわ。
〉文字のない絵をめくりながら、お話を追っていると、頭の中で、
〉ステージ2〜3あたりで何度も接した短い英文と同じテンポの英文が反響した(ような気がした)んです。
〉ORTステージ2〜3と言えば、
〉They jumped off the wall. とか
〉The children were grumpy. とか
〉What would Mom say ? といった短い文が続き、
〉あまり長時間こればかり読んでいると、単調で飽きてくるような短文の繰り返しなんですが、
〉この単調さが、私には、心地よいゆっくりした3拍子の繰り返しのように感じられて、
〉しょっちゅう聞くTVのCMの曲やセリフが何となく浮かんでくるようなのと同じ感じで、
〉アタマの中で勝手に聞こえてくるような感じになるんです。(CD音声も外出時中心に聞いてます)
〉で、その3拍子の英文の記憶が、文字無しステージを眺めている時に、頭の中で湧きあがってきたような感じ・・・
〉・・・と言えばいいのか、ちょっと、掲示板ではうまく説明できないんですが。
〉そのうえ、今、自分のアタマの中で反響した英文が、
〉目の前の文字の無いページの上で、文字になって見えてくるような気さえしたんです。
〉これらの経験は、上記でえっちゃんが書いておられることと共通するのではないか、
〉と思って、ご報告したくなってしまいました。
ちょうどこの感じ!これが、子どもにとっての絵のみの本の有意義な
ところを表していると思います。
そして、子どもはその本を開いて、自分なりの「言葉」を発します。
文章がすでに書いてあるものは、受動的に読んでしまい、その枠を
なかなか逸脱はできないですが、文字がないという自由によって、
自分の中に蓄積された「言葉」を自然にアウトプットすることができる
ようです。
まさに、自分の言葉を作る、発することができるチャンスを「文字なし
絵本」は言語習得初心者に与えているといえるのではないでしょうか。
もう少し、大きい子で字がかける子だと、そこに「吹き出し」で
セリフをつけたりします。とても楽しそうに。
また、文字のない絵本だと、より絵を注意深く観察し、ストーリーを
自分なりに論理的に組み立てようという力が大きく働くような気がします。
そのことも子どもの論理的に言葉を使おうとする基礎力として貢献して
いるのではないかと思います。
と小理屈を言うと堅苦しいですが、子どもと文字なし絵本を読むという
のは、読み聞かせやいっしょに読むのとは、また違った楽しさがあります。
思いがけない子どもの発想や発言にびっくりしたり、笑ったり。
子ども自身の少ない中の経験の蓄積の中から一生懸命引っ張り出している
様子が面白いし、興味深いです。なので、最近は文字なし絵本を収集して
いるくらいです。(笑)
akoさんのされたように、ステージ0とはいえ、また、後で何度も使える
のです。実際、そこに英文でストーリーをつけるというのを、emmieさんのお嬢さんのリボンちゃんが、子どもの部屋ですばらしい作品をアップされているので、是非ご覧になってください。
うちの娘のりんごもつたないですが、一度挑戦してみたものをアップして
います。(ほとんど感嘆語だけで終わっていますが)
ではでは、お子さんと楽しくORT&reading!!
▲返答元
▼返答