[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/11/24(17:58)]
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お名前: ゆん http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Brown/8426/
投稿日: 2004/4/8(11:56)
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みなさん、はじめまして。
最近多読を始めたばかりの“ゆん”といいます。
アメリカに引っ越して約3年、
ここ半年ほど夫の事情で一時帰国中です。
アメリカに引っ越したときは、うちの子供たちは4歳と6歳、
渡米前は英語には一切触れていませんでした。
私なりの結論から言うと、
英語の早期教育というか、
幼いうちから積極的に英語に触れさせることには大賛成です。
「日本語が危うくなるのでは」とご心配のようですが、
日本で暮らしているかぎり、そのような心配はいらないと思います。
そしてできることなら、
ビデオやCDの歌などで、ネイティブの発音に触れさせたほうがいいと思いますよ。
うちの子供たちは現在現地校の1年生と3年生で、
月曜から金曜は現地校(レギュラークラス)、
毎週土曜日には日本人補習校に通っています。
渡米1年目は、上の子は現地校のESL(English as a Second Language)、
下の子はアメリカ人ばかりのプレスクールに通っていました。
いきなり言葉の通じない環境に放り込まれた下の子は、
毎朝泣いていましたが、しゃべるのは早かったです。
英語を母国語としない子供たちばかりのESLに入った上の子は、
フォニクスなどの基礎から習い、
しゃべり始めは下の子よりも若干遅れたものの、
半年後の英語の伸びは、年齢的なこともあってめざましいです。
偶然、仲良しのお友達が日本人じゃなかったこともよかったのでしょう。
私たちのような両親が同じ国籍で海外で暮らす家族にとって、
母国と在住国の文化・言語の両立は深刻な問題です。
週1回の日本人補習校では英語が禁止され、
日本の小学校の1週間分の授業を1日でこなすため、
家庭学習が最重要視されています。
子供たちはもちろん、親の負担も相当なものです。
日本人補習校の高学年や中学部(アメリカ在住年数の長い子供)にとっては、
日本語のキープがとても難しいのだそうです。
親子の会話でも、親が日本語で話しかけているのに子供は英語で返答したり。
これはやってはいけないと、補習校ではアドバイスされています。
「バイリンガルの子供の頭の中ってどうなっているの?」と私も不思議に思いますが、
彼らは自然に使い分けています。
相手が英語なら英語を話すし、日本語なら日本語です。
TVやビデオ、読書などはやはり日本語の方がわかりやすいので日本語を好みますけど、
アメリカで大好きなカートゥーンのビデオは、
ほっとくと一日中見てます。
そして“ママにおねだり”と兄弟喧嘩は英語です。
なんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、
とにかく子供の言語習得能力は大人の想像の域を超えてます。
小さいお子さんでしたら、教育や勉強といった形ではなく、
歌やカートゥーン、映画などをどんどん取り入れてみたらいかがでしょうか。
「これは英語!」という垣根が低い分、抵抗なく入っていけると思いますよ。
うちの下の子は4歳ぐらいから、
スターウォーズなどの映画が大好きで
テープがのびるほど見ていました。
でも彼、日本語字幕が読めないから、英語を聞いているんですよね。
その英語の意味がちゃんとわからなくても、
なんとなくストーリーを理解していたし、
好きなシーンばかり繰り返して見て、キメのセリフは真似したりしてましよ。
今回の一時帰国直前は、ちょっと日本語がアヤシイこともありましたが、
日本の公立小学校に通っている現在は、
とっさの言葉も日本語が出るようになり、漢字の覚えも早いです。
そのぶん、英語を忘れ始めて困ってるんですが(笑)
外国人として英語圏で生活する私たちは、
これからもずっと言語の両立では苦労したり悩んだりするでしょう。
でも、日本で英語に親しもうとする子供たちには、
楽しんでやってほしいなぁと心から思います。
駄文ですが、参考になれば幸いです。
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