Re: 英語の早期教育について

[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/6/26(18:26)]

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1604. Re: 英語の早期教育について

お名前: のんた
投稿日: 2004/3/21(00:02)

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おむすびさん、YYさん、ぴかぶーさん、こんにちは。

日本語が完成する前の英語に対しては、特に悩むところですよねぇ。
いろいろバイリンガル育成本が出ていますが、どれも結局、相当な努力が
必要そうですよね。
 ぴかぶーさんも仰っているとおり、片親が外国人でも、その子どもが
 二つの言語を母国語レベルで不自由なく操れるためには
親の片方は完全英語でやりとり、もう片方は日本語でというのを
かなり意識して完璧にやらないと難しいらしいとのこと。
 うちの娘のクラスに母親がアメリカ人で父親が日本人の人がいて、
その母親もそう話してくれました。相当努力していると。
 また、子どもの母国語形成期に、一人の親が両方の国の言葉を
ごっちゃに使うのも混乱させてよくないとも。
 もちろん、その子は完全にバイリンガル、それは、まさに、東北弁の人が
故郷に帰ったり、同郷の人と話すと、方言にもどってしまう、あの感じで、
日本語と英語を使い分けています。
 もう一人、弟の友人で母親が日本人、父親がイギリス人の人が
いましたが、その人は、まったく英語がしゃべれませんでした。
顔は西洋人顔なので、当時そのギャップにちょっと驚きました。英語の
発音すら悪い・・・。
 親が外国人という最高の環境にいながら、こんなに差がでるのだから、
日本人同士が子どもをバイリンガルにというのは並大抵のことではないですね。
 また、これもぴかぶーさんの言われていたことですが、たとえ多少身につけても
日本語社会で生きていく上で必要ない言葉は自然に抜けていってしいますしね。
 先のアメリカ人のママが子どもにバイリンガルになって欲しかったのは、
国のおかあさん(つまりおばあちゃん)や親戚と、普通にやりとりできるように
なってほしかったからだと言っていました。自分の母親と自分の娘が言葉が通じない
のは悲しいと。そうですよねぇ。その時は、私なんかと意識レベルが違うよなぁと
感動し、自分の軽率な考えに自己嫌悪しました。

 英語を本当にバイリンガルにしたいのなら、やはり親の片方がその子
と接するときは完全に英語でというくらいでないと無理ということですよね。
 私は自分ができませんし、根性もないので絶対にできないわけです。(笑)

 で、話は元に戻りますが、前にも書きましたが、私が子どもに英語になじんで
もらいたい動機は、自分の英語のコンプレックスから来ていて、英語に対して同じ
くじけ方をしてほしくないということからなので、子ども自身がみずから意志を
もって学びたいと思ったときにゼロからよりは楽に、というビジョンで考えたとき、
どれくらいの環境があると有効なのかを模索しているところです。

 今のところ、多読を始めてなんとなく思っているところですが、単語や会話文を
知っているということより、(それはいつでも学べるので)その言語の持つリズムを
なんとなく感じ取れるような体になっている方が、のちのち有効かなぁと考え、
そのためには、ライムとか唄とか英語の声を聴いている、いつもどこかに流れている
なんてのがいいのかなぁ、そして絵本などにたくさん触れておくといいかなぁと。
 関西に行った事がなくても、漫才などをいつもどこかで聞いているので、
すぐ真似できたりしますよね。関西弁ってこういうリズムってどこかで体が
知っている。(ちょっと無理あるかな(笑))

 で、リズムをより体にしみこませておくには、音読などが役に立つのかなと。
 で、音読が楽しくできるためには、ある程度アルファベットが読めるように
なっていると便利かなと。(ここで言っているリズムは音楽のそれでなく、文体
というか文章の持つリズムです)  
 で、アルファベットが楽しく読めるようになるには、フォニックスなどの
ビデオやアニメやライムや唄で、まずは字と音に触れ合っておくといいのかなと、
トップダウンしていくと、字の読めない年頃にはこのあたりかなと考えている
ところです。
 ところで、すごく発音のきれいな英語の歌を歌える歌手の話を聞くと、
小さい頃、基地のそばにいて、いつも英語放送や音楽を聞いて育ったとか
必ずそういう過去があるんですよねぇ。やっぱ、「継続的に」「知らず知らす」
耳に入っていたっていうことが耳を育て、耳があるから歌えるのかなぁと。
耳から聞いたとおりに真似して歌ったりして覚えたんだろうなぁと。(とは
言ってもその歌手が歌えてもしゃべれなかったりはするかもしれないけど)
 
 そんな思いから、親子で楽しいと思える英語の歌やらビデオやらを毎日とは
いわずともそこそこ楽しみ続けるというのは、早期教育というほどの害もなく
環境を整えておくのによいのかなぁと思う今日この頃・・・。
 上の子の場合、就学前は週1の英会話教室に通わせただけで、積極的に
家ではしてこなかったのですが、下の子はもう少し積極的に上記のような
感じを取り入れてみようかなと思っています。

 実はこの「幼児英会話教室」ってのが結構まずい問題を含むなぁと最近思っている
のですが、この点はまた長くなるので別の機会に。

 まぁ、とにかく「教育」だの「育児」だのって、だれもが意見を言えて
統計的な科学的な根拠がなくても、数例の事例や、自分の生徒や子どものいわゆる
成功例や失敗例(このいい方すごく嫌いなんですけど)で「こうだからこう
なった」的な説を唱えるものが多いので、眉唾ものだし、当の子どもは100人
入れば100通り、皆違うので、誰にでも当てはまる方法なんてないわけなので、
いろいろ情報を収集したら、自分たち親子の肌にあうものを取捨選択、試行錯誤
しながら、自分が楽しく無理がないものを細々続けるのがいいのかなぁと。
 
 私自身、多読に出会って、自分が英語が楽しいと初めて感じ、積極的に学びたい
と初めて思ったので、そういう気持ちに本人がなることを祈るばかり。
そういう気持ちになれる環境を整えるのに、ORTはいい味だしてるかも
アンド自分も楽しかったので、我が家に取り入れたりしております。

 実際、4歳くらいまではなんとか英語のビデオとか聞いてくれたりしても、
自我が芽生えると、「日本語にして!」と言われてしまって、なかなか
継続できないものですが・・・。それはそれで、母国語をいっぱい吸収したい
時期なんだろうと思うので、無理することもないと思うことにして。
 
 出る単も出る熟も、受験のためにいやいや覚えたものはすーーかり忘れていて
身につかないのに、辞書もひかないのに、grinやgiggleとかの単語はきっと一生
忘れない。本当に他言語を身につけるっていうのは、主体的に感動しながら体で
刻むものなんだなぁというのも、多読で知ったことでした。なので、逆に幼児英語教育に
対する「力み」のようなものがすっかりまったくなくなってしまったのでした。
いまや、自分の楽しみ優先になってしまって子どもは洋書
を買う口実というか、だしというか・・・(笑)

 なんか長々とちょっと自己中心的な文章になってしまいお恥ずかしいですが、
なんとなく思っていることをこの際まとめてみました。書き足りない部分もあるので
すが、長すぎるのでとりあえず。

ではでは。

と、アップしようと思ったら、きりんさんの投稿が。
パペット学習、楽しそうでいいですねぇ。パペマペ、うちの子も大好き
だし。(あ、でも、これは親が英語できないとだめだなぁ。(恥))
非日常に英語があるっていうのだと、そういう理解の仕方で脳に取り込まれ
るので、きっと混乱がなくていいのではと私も思います。
 こきりんちゃん(勝手に名前つけるなって!)の今後の成果が楽しみです!是非ご報告くださいませ。


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