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1448. Re: ORTの読み聞かせについて教えてください。
お名前: しお
投稿日: 2004/3/2(23:54)
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私はORTはまだ子どもには使っていなくて、CTPの絵本+カセットテープのセットを1年半以上使っています。でも、導入のときの不安は同じだと思うので、ちょっと書いてみます。
私も読み聞かせの最大の不安が発音でした。
子どもが家にある英語絵本をみつけて「読んで」と何回も持ってきたのですが、「自分の発音で読むなんてとんでもない」と思っていたので、「あと3か月くらいしたらもっと英語読むの上手になるから、そしたら読んであげるね」と発音練習を一生懸命やっていました。
そんなとき、(多分2002年6月頃)いまのタドキストの広場で柴田武史さんが読み聞かせについて私の不安に答えてくださいました。
「発音の心配は全くいりません。親の声で読み聞かせてあげてください。こどもと楽しい時間を共有するのが大切。テープも聞かせていれば親そっくりの発音になることはありません。」という内容でした。
柴田さんはその当時すでに12年もお子さんに読み聞かせを続けておられたので、「12年も経験した人が言うのだから間違いない」と私も自分で読むことにしました。(ただ、柴田さんは英語力も発音はものすごくハイレベルなので、そこを自分と一緒にしてはいけないのですが(笑))
でも、考えてみれば、読み聞かせだって毎日厳密にやっているわけでなし、仮に毎日やっていたとしても、1日1回や2回親が読んだって、影響するほどの量じゃないだろうと思いました。
それでも絵本はしっかりカセットテープつきのものを買いました。
最初は基本的にカセットテープの朗読に合わせて、絵本のページをめくるという形でした。それからおっかなびっくりでしたけど、だんだん自分の声でも平気で読み聞かせるようになりました。(朗読テープは食事や身支度のときにBGM代わりに書け流しています。)
テープを使って本をめくってやっていても、子どもが急に「ここにどうしてウサギがいるの」などと絵のことを話し出すとテープを止めなければなりません。子どものペースに合わせて読むには、速度を自在に調節できる読み聞かせが一番ではないかなと思いました。
親が読み聞かせるのは、子どもの頭に読み聞かせた本のだいたいの地図をつくるようなものではないかな、と思うようになってきました。読み聞かせのときに、発音はともかく、絵本の大体の内容と面白さ、オチが分かれば、子どもはテープで聞くときに勝手に思い出しているようだし、親が描いた落書き程度の下手な地図(下手な発音)も勝手に修正してくれるんではないかな〜と思えてきました。
別の喩えで言えば、親の役目は、「この絵本は面白い」と好印象をもってもらうための、前振りか前座のような気がしています。
そう考えるとずっと気が楽になり、また読み聞かせも不定期でいい加減になってきたので、「この程度で影響がでるはずがない」ともっと気楽になってきました。(笑)
読み聞かせる一方で、子どもに声を出すようにいったことはなかったのですが、昨年秋に初めてテープを真似て声をださせてみました。
「真似が上手だね〜」とほめると「おかあさんに勝った?勝った?」と聞き、それ以来自分の方たまねが上手だと得意がっています。
ということは、テープのネイティブの発音と親の発音の違いを認識しているのだから、やっぱりネイティブによる音源(テープ、CD)があればごっちゃにはならないのだろうと思います。
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