ネタバレの基準、よくわかりません

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1240. ネタバレの基準、よくわかりません

お名前: marigold http://www.marigoldgarden.net/
投稿日: 2005/5/29(00:25)

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こんにちは、marigoldと申します。

このスレッドをずっと読んで、あああー、うっかり本の感想を書けないなーと思いました。
どうも「何がネタバレか」ということについて、私の基準はゆるすぎるみたいです。

私にとっての「ネタバレ」の基準は、

(1) 推理ものの犯人をばらすこと。
有名どころだと、アガサ・クリスティーの「アクロイド殺人事件」「オリエント急行殺人事件」の  犯人など。  

(2) 現在上映中の映画の結末をばらすこと。(「あたしはまだ見ていないし、今週末に見に行くからそれまでは話さないで!」と言うのはもっともなこと)

(3) 古い映画でも、最後にどんでん返しがあって、そのとんでもなさが作品の価値となっているようなもののオチをばらすこと。
たとえばホラー映画の「アザーズ」のオチをばらすような行為。

(4) 衛星放送ではじめに放送されて、一年後に地上波で初めて放送されたドラマについて、
衛星放送で見て結末を知っている人が地上波ではじめて見る人に対して結末をしゃべる。
(これ「冬のソナタ」のことなんですが。私は、伯母相手に「あのね、サンヒョクのお父さんがねー」とネタバレ行為をやってしまいました。たぶん伯母にとっては10話分くらが、そのせいでつまらなくなったと思います。大反省ものでした)

この程度です。

ところで、私にはネタバレされても、あきらめる基準みたいなものがあります。

出版または上映されてある程度の期間がたった作品については、ネタバレされてもしかたないかなーと、私はあきらめられます。

確かにどんなに古い作品でも、自分が未読、未視聴だったら、それは自分には新作同然です。
でも、自分が読んでいない、見ていないからといって、なんでもかんでも「ネタバレされた、ネタバレされた」と嘆いていたら、書評や映画評論が一切読めなくなります。

たとえば「猿の惑星」の結末などの有名すぎるもののネタバレはされてもしょうがないと思いました。
私は「実は猿の惑星は○○だったんですよ」というネタバレ話をさんざんいろんな人に言われてから見ました。
見てから「ああ、チャールトン・へストンが馬に乗って旅をして×××××を見つける。このオチを知らずに見てたらさぞやワクワクしただろう」と思いました。

それでも
「これは30年以上も前の作品で、これまでにも何度もテレビ放映されたし、その気になれば見る機会がいくらでもあった。しかしあたしは今まで見ていなかった。
もしかしたらあたしは一生『猿の惑星』を見なかったかもしれない。
でも、このあたしがまだ見てなかったのだから、ネタバレ許さないー。
今日、テレビつけたら『猿の惑星』やってるじゃない。それで、見たけど。
もう! みんなにネタバレされてたのでおもしろさ半減。どうしてくれるの」
と文句を言うのは私の方がちょっとおかしいよなーと思いました。

去年夢中になったドラマの「白い巨塔」でも、
「財前教授は第二審で○○で、柳原医局員は△△して、それと里見先生は…で」と一緒に見ていた親(昭和時代に田宮二郎版『白い巨塔』を視聴済み)に思いっきりネタバレされました。
しかし
「原作は1965年に発行された本で、今回のドラマ化は3度目。
原作・ドラマともに昭和40年代に大ヒットした(らしい)。読んだ人、見た人は多数。
原作本は新潮文庫で出ており、入手は簡単、図書館にも有ったので読もうと思えば今までいくらでも読めたはず。
でもあたしは、興味がなくて今まで読もうとしなかった。
ドラマ化されたので2004年の今ごろになって興味を持った。
ところで、あたしがこれから初めて見るのだから、ネタバレは許さないわ!」
と昭和版「白い巨塔」を見た人に言うのはなんか、私の方が身勝手すぎるよなーと思いました。

まー、何年たったとしても「アザーズ」のネタバレだけは私は絶対に許せないと思いますが。

あと、歴史小説やドラマのネタバレについて。
史実でさえ、ネタバレになることがあるので、冷や汗をかいたことがあります。
去年「大奥」というドラマの話を会社の同僚としたことがありました。
「このお玉ちゃんが、そのうち将軍の側室? になってー、後で桂昌院? とか呼ばれてー、その子供が将軍? になってー、それが、しょうるいあわれみのれい? とかを出した綱吉なんだって」としゃべってしまいました。
その人にとってはそれは、ネタバレの範疇らしくて、えらく不快な顔をされました。
「しまった! これってネタバレ? あーあ、やっちゃた!!」とドキドキしました。
「だって史実だからしょうがないじゃな〜い」と言い訳しようにもそのときはなんかむなしい雰囲気でした。

今のNHK大河ドラマの「源義経」についても
「平家の人たちはみんな死ぬよ」とか
「最後には義経も弁慶も死ぬんだよ」
「今年の12月頃には、渡辺いっけいと長嶋一茂がタッキーを中井貴一に売るんだよ、たぶん」

などと【衝撃の結末】を得意げに披露したいところです。
しかし「あー、いかんいかん、史実とはいえ現在放映中のテレビドラマのネタバレは、いかんのう」とずっと我慢しています。

なんかごちゃごちゃ書き考えもまとまらなくなりましたが、私としては「映画『アザーズ』のネタバレは決して許せない行為だけれど、それ以外はあきらめられる」レベルのネタバレ許容度でした。
このスレッドを読み、それはほかの人とズレているみたいだと、思いました。
で、今後も実社会や、ネット上で無神経なネタバレをやらかしては、誰かを傷つけるんだろうな、と怖くなりました。


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