Re: 4年7か月報告

[掲示板: 〈過去ログ〉1000万語・3年以上報告 -- 最新メッセージID: 980 // 時刻: 2024/11/24(17:57)]

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291. Re: 4年7か月報告

お名前: Sarah
投稿日: 2006/9/25(12:45)

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しお様

はじめまして。Sarahと申します。
ご報告、精読モードで読ませていただきました。

読んでみたい、と、聞いてみたい、がいっぱいでした。
やるしかない、と思ったのは、

〉 「私もウォーキングやってみよう!ウォーキングのときシャドーイングしたら強制的に時間を確保できて一石二鳥!!」と、やる気がでました。
〉 
〉 開始したのは10月からで、いまも続けています。1日合計30〜60分。平日に週3回くらいのペースです。おかげさまで身体の調子もよくなりました。(ただ、いつもすれ違う人が決まっていて、その方々に、「この人、変」と思われているのは間違いないです)

とくにこういう所。
いつも電車の中やら家にいるときやらでは、
うまいこといかなかったのですが、
シャドーイングはウォーキングと相性抜群なわけですね!
しかも健康増進に役立つ!

ところで、
ただいまシャドーイングに
あらためて取り組み中の私としては、

〉◆2003年のシャドーイングと2005年のシャドーイングの違い

〉 2003年頃は、テロップが流れるみたいに、シャドーイングしている文字が頭の中に浮かんでいました。要は、文字をシャドーイングしていました。
〉 2005年秋の場合は、文字は殆どでてきません。音だけを頼りにしながらシャドーイングできるようになってきました。(もちろん、そうなれるように意識してました。)

というあたりが、一番興味があり、不思議なところです。
というのも先日のシャドーイング指導会の折、
酒井先生に「頭の中の文字を読んでいますね」とご指摘を受けたのです。
(歩きながらじゃできないでしょう、と言われ、本当にぜんぜん歩けなかった!)

で、考えてみると確かに頭の中に字が浮かんでいます。
テロップが流れる、というよりは、もっと細切れな感じです。
単語が次々浮かんでは消える、というほうが近いです。
細切れ段階が進化するとテロップ段階になるということでしょうか?

そして、テロップ状態から抜け出すために、
しおさんは、音に注意を集中してらっしゃるわけですよね。

〉 川べりをウォーキングするので、遠くの空や雲、花、緑などを目で楽しみ、ついでにシャドーイングするような感覚で歩いています。
〉 音に集中するときは、「音のかたち」をイメージしていました。
〉 発音指導の「Wは口を突き出して」とかそういう「かたち」じゃないですよ。
〉 口調の鋭さとか(尖った)、ゆったり(膨らんだ)、音の波(海みたいな)など。うまく説明できませんが、流れている音の抽象的なイメージだけ追って歩いています。

わあ、なんて繊細な表現でしょう。
音にかたちがある、すてきです。と同時に不思議です。
ただ、そういう関心の持ち方で何かが変わってくるのだろうという予感はします。

ところで、そのとき、聞いているものの意味内容は
どこに行ってしまっているのでしょうか?

〉 でも、シャドーイング素材が面白いことを言ってたりすると、急にイメージの世界から戻ってきて、内容に聞き入ってしまいます。そうすると、ときどき頭の中に活字がでてきますが、前よりはずいぶん少なくなりました。

面白いことを言ってた、と気づくということは、
やっぱりどこかに流れ込んできているということですよね。

音に集中して、意味内容のほうは棚上げしておくときの状態について、
もう少しお知らせいただけませんでしょうか?
今、それで立ち往生しているところなので、
どうぞよろしくお願いいたします。

では、ますます
Happy Reading & Listening!


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295. Sarahさん、ありがとうございます!

お名前: しお
投稿日: 2006/9/27(19:21)

------------------------------

Sarahさん、はじめまして。しおです。
メッセージありがとうございます。

〉やるしかない、と思ったのは

〉 「私もウォーキングやってみよう!ウォーキングのときシャドーイングしたら強制的に時間を確保できて一石二鳥!!」と、やる気がでました。
〉〉 
〉〉 開始したのは10月からで、いまも続けています。1日合計30〜60分。平日に週3回くらいのペースです。おかげさまで身体の調子もよくなりました。(ただ、いつもすれ違う人が決まっていて、その方々に、「この人、変」と思われているのは間違いないです)

〉とくにこういう所。
〉いつも電車の中やら家にいるときやらでは、
〉うまいこといかなかったのですが、
〉シャドーイングはウォーキングと相性抜群なわけですね!
〉しかも健康増進に役立つ!

電車の中は声を出せないし、こっそり口パクしてても
恥ずかしいですよね。家の中も結構気が散りますし。
ウォーキングはいいですよ。日常生活の中に「歩く」を
何かの用事と合わせて組み込んでしまうと、長続きしやすいです。

〉ところで、
〉ただいまシャドーイングに
〉あらためて取り組み中の私としては、

〉〉◆2003年のシャドーイングと2005年のシャドーイングの違い

〉〉 2003年頃は、テロップが流れるみたいに、シャドーイングしている文字が頭の中に浮かんでいました。要は、文字をシャドーイングしていました。
〉〉 2005年秋の場合は、文字は殆どでてきません。音だけを頼りにしながらシャドーイングできるようになってきました。(もちろん、そうなれるように意識してました。)

〉というあたりが、一番興味があり、不思議なところです。
〉というのも先日のシャドーイング指導会の折、
〉酒井先生に「頭の中の文字を読んでいますね」とご指摘を受けたのです。
〉(歩きながらじゃできないでしょう、と言われ、本当にぜんぜん歩けなかった!)

なるほど〜、「文字」の方に脳のメモリーをとられて、
「歩く」にまわらないんですね。

〉で、考えてみると確かに頭の中に字が浮かんでいます。
〉テロップが流れる、というよりは、もっと細切れな感じです。
〉単語が次々浮かんでは消える、というほうが近いです。
〉細切れ段階が進化するとテロップ段階になるということでしょうか?

いえ、私個人の考えでは、「進化」ではないと思います。
文字の出方は、人によって症状が違う。いろんな
バリエーションがあるということだと思います。
私の場合、文単位で出ることが多いですが、
単語が次々浮かんで消えるということもあります。
もしかしたら、Sarahさんと同じかもしれないです。
こういうのを言葉で表現するって難しいですね。

〉そして、テロップ状態から抜け出すために、
〉しおさんは、音に注意を集中してらっしゃるわけですよね。

そうなんです。
私のシャドーイングの悩みは、
「朗読が分かってしまう」ということだったんです。
(すみません、不遜なことを書いてしまって(汗)
何を贅沢な!って思われると思います・・・)
私は、酒井先生のおっしゃる「子ども式」シャドーイング
をやりたいのです。そうしないと、ブレイクスルーは
ありえない。朗読CDは聞けるけど、映画など生の英語では
理解力がなかなか上がらないままです。

内容が分かると、どうしても文字、アルファベット、
音素など、「音」以外の情報を使ってしまうんですよ。
しかし、それだと本来の音を聞けていないわけです。
自分の口から出る音は、「音をよく聞いて出している」のではなく
まがい物がいろいろ混入したものになります。

朗読CDでは、「これだ」という素材がなかなか見つかりませんでした。
だからといって、映画のシャドーイングをしようとすると
1.映画は台詞のない空白の部分が多く、つまらない。
2.全然聞き取れない台詞も多いが、心が「こども式」に
なりきってないので、全然分からないとやる気が萎える
という理由で、やる気が続きませんでした。

ということで、シャドーイングで、なかなかブレイクスルーできなくて、
始めてはやめ、始めてはやめ、の繰り返しだったんですよ。

〉〉 川べりをウォーキングするので、遠くの空や雲、花、緑などを目で楽しみ、ついでにシャドーイングするような感覚で歩いています。
〉〉 音に集中するときは、「音のかたち」をイメージしていました。
〉〉 発音指導の「Wは口を突き出して」とかそういう「かたち」じゃないですよ。
〉〉 口調の鋭さとか(尖った)、ゆったり(膨らんだ)、音の波(海みたいな)など。うまく説明できませんが、流れている音の抽象的なイメージだけ追って歩いています。

〉わあ、なんて繊細な表現でしょう。
〉音にかたちがある、すてきです。と同時に不思議です。
〉ただ、そういう関心の持ち方で何かが変わってくるのだろうという予感はします。

〉ところで、そのとき、聞いているものの意味内容は
〉どこに行ってしまっているのでしょうか?

はまこさんへの返答に、Sarahさんの問いかけに
重なりそうなことを書いたので、貼り付けますね。

「シャドーイングする自分の声は、少し漏れ聞こえるけど
ほとんど聞かないようにしているんですよ。
ウォーキングのときは、景色をみることが主になっています。
川べりなので、木々や水、背景の空が綺麗なんですよ。
特に雲をみるのが大好きで、「ああ美しい」と
心を風景の方に飛ばしつつ歩いています。
そうすると、内容を意識することが少なくなってきて、
私の場合、イメージにはいりやすいです。
はまこさんのおっしゃる「常に最初に来る音を
シャドーイングしている感じ」と似ていると思います。
最初に来る音のイメージ、イメージについていくという感じです。
シャドーイングしているものの内容は、
心の底を流れていて、分かってはいるけど、
あえて意識しないように、その部分を遮断している感じですね。」

つまり、景色に意識を飛ばすことによって、
内容に意識がいかないようになっているのですね、たぶん。
意味を全然考えてないかというと、そうではなくて、
無意識に心に意味が流れ込んできます。
ただの底流のようなもので、意識的にならずにすんでいる
みたいです。

ウォーキングしていると、景色(視覚)だけでなく
風の強さや木々の匂いなど、触覚、嗅覚も刺激されます。
そして、聞いているオーディオテープの「声の感触」を
より深く感じられるようになりました。
そうそう、この感覚が嬉しくて、「五感を活発にしよう」
とも思いつつ歩いていたんですよ。
心がぐーっと広がっていくようで、楽しかったです。

〉〉 でも、シャドーイング素材が面白いことを言ってたりすると、急にイメージの世界から戻ってきて、内容に聞き入ってしまいます。そうすると、ときどき頭の中に活字がでてきますが、前よりはずいぶん少なくなりました。

〉面白いことを言ってた、と気づくということは、
〉やっぱりどこかに流れ込んできているということですよね。

そうです。上で書いたように、勝手に流れ込んでくるんです。
でも、内容について特に考えたりはしないんですよ。
意識を飛ばしているという感じで。
でも、切れ切れに内容も意識の上の方にあがってきて、
そんなとき、1フレーズが面白いと、われに返って
ずっと聞いちゃうことがありますね。

〉音に集中して、意味内容のほうは棚上げしておくときの状態について、
〉もう少しお知らせいただけませんでしょうか?
〉今、それで立ち往生しているところなので、
〉どうぞよろしくお願いいたします。

だいたい上に書いたようなことです。
お役に立てたでしょうか?

その日の気分に合わせて、どこまでも「感覚」にのっていきたい日も
あるし、最初から、「このオーディオブック聴くの楽しみ♪」と
内容に集中の日もあります。いまは、内容に集中の方が多いです。
Sarahさんも、その日の調子で気持ちのよい、楽しい方を
続けていくとよいのではと思います。続けているうちに
音で心地よくなることが、たくさん起きるといいですね。

それでは、Happy Reading & Shadowing !!


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313. しおさん、ありがとうございます!

お名前: Sarah
投稿日: 2006/10/1(23:22)

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しお様

お返事ありがとうございました。Sarahです。
感覚の世界のことがらを、とても丁寧に言葉にしてくださって感激です。

〉私は、酒井先生のおっしゃる「子ども式」シャドーイング
〉をやりたいのです。そうしないと、ブレイクスルーは
〉ありえない。朗読CDは聞けるけど、映画など生の英語では
〉理解力がなかなか上がらないままです。

とか

〉内容が分かると、どうしても文字、アルファベット、
〉音素など、「音」以外の情報を使ってしまうんですよ。
〉しかし、それだと本来の音を聞けていないわけです。
〉自分の口から出る音は、「音をよく聞いて出している」のではなく
〉まがい物がいろいろ混入したものになります。

とか、まったく同感です。

〉〉〉 川べりをウォーキングするので、遠くの空や雲、花、緑などを目で楽しみ、ついでにシャドーイングするような感覚で歩いています。
〉〉〉 音に集中するときは、「音のかたち」をイメージしていました。
〉〉〉 発音指導の「Wは口を突き出して」とかそういう「かたち」じゃないですよ。
〉〉〉 口調の鋭さとか(尖った)、ゆったり(膨らんだ)、音の波(海みたいな)など。うまく説明できませんが、流れている音の抽象的なイメージだけ追って歩いています。

〉「シャドーイングする自分の声は、少し漏れ聞こえるけど
〉ほとんど聞かないようにしているんですよ。
〉ウォーキングのときは、景色をみることが主になっています。
〉川べりなので、木々や水、背景の空が綺麗なんですよ。
〉特に雲をみるのが大好きで、「ああ美しい」と
〉心を風景の方に飛ばしつつ歩いています。
〉そうすると、内容を意識することが少なくなってきて、
〉私の場合、イメージにはいりやすいです。
〉はまこさんのおっしゃる「常に最初に来る音を
〉シャドーイングしている感じ」と似ていると思います。
〉最初に来る音のイメージ、イメージについていくという感じです。
〉シャドーイングしているものの内容は、
〉心の底を流れていて、分かってはいるけど、
〉あえて意識しないように、その部分を遮断している感じですね。」

〉つまり、景色に意識を飛ばすことによって、
〉内容に意識がいかないようになっているのですね、たぶん。

なるほど。意識を別のところに飛ばして、
言語処理の感度を下げているのですね。
それともむしろ上げているのかな。

〉意味を全然考えてないかというと、そうではなくて、
〉無意識に心に意味が流れ込んできます。
〉ただの底流のようなもので、意識的にならずにすんでいる
〉みたいです。

個々の語句にこだわらずに、
音の流れが直接、意識の奥のほうに届いて
かたまりとしてイメージを作っている感じなのでしょうか。

〉ウォーキングしていると、景色(視覚)だけでなく
〉風の強さや木々の匂いなど、触覚、嗅覚も刺激されます。
〉そして、聞いているオーディオテープの「声の感触」を
〉より深く感じられるようになりました。
〉そうそう、この感覚が嬉しくて、「五感を活発にしよう」
〉とも思いつつ歩いていたんですよ。
〉心がぐーっと広がっていくようで、楽しかったです。

言葉としてではなく、言葉も含んでいるけれど、
でももっと広い聴覚の世界を楽しんでいらっしゃるんですね。

〉〉〉 でも、シャドーイング素材が面白いことを言ってたりすると、急にイメージの世界から戻ってきて、内容に聞き入ってしまいます。そうすると、ときどき頭の中に活字がでてきますが、前よりはずいぶん少なくなりました。

〉〉面白いことを言ってた、と気づくということは、
〉〉やっぱりどこかに流れ込んできているということですよね。

〉そうです。上で書いたように、勝手に流れ込んでくるんです。
〉でも、内容について特に考えたりはしないんですよ。
〉意識を飛ばしているという感じで。
〉でも、切れ切れに内容も意識の上の方にあがってきて、
〉そんなとき、1フレーズが面白いと、われに返って
〉ずっと聞いちゃうことがありますね。

たぶんそんな風に、「ながら」なのに内容が流れ込んでいる状態が、
生の英語を理解することにつながりそうですね。
きっと日本語を使っているときの状態にどんどん近づいているのですね!

〉だいたい上に書いたようなことです。
〉お役に立てたでしょうか?

はい、とても参考になりました。
そして、どうそ、しおさんのさらに進化した
シャドーイングの成果をまた聞かせてください。
しおさんを目標にしている方、私だけでなく、
たくさんいると思いますので。

〉その日の気分に合わせて、どこまでも「感覚」にのっていきたい日も
〉あるし、最初から、「このオーディオブック聴くの楽しみ♪」と
〉内容に集中の日もあります。いまは、内容に集中の方が多いです。
〉Sarahさんも、その日の調子で気持ちのよい、楽しい方を
〉続けていくとよいのではと思います。続けているうちに
〉音で心地よくなることが、たくさん起きるといいですね。

はい、ありがとうございます。
そんな風にしていきたいと思います。
今までは、シャドーイングすると体ががちがちになっていましたが、
これからは、リラックスモードのシャドーイングに切り替えます。
まずは歩くことから?!

〉それでは、Happy Reading & Shadowing !!

しおさんも、Happy Reading & Shadowing !!


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