[掲示板: 〈過去ログ〉1000万語・3年以上報告 -- 最新メッセージID: 980 // 時刻: 2024/11/24(08:17)]
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お名前: みゅう
投稿日: 2007/10/12(13:12)
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みゅうです。昨年11月末に1300万語通過報告を投稿して以来、多忙ですっかりご無沙汰してしまったのですが、あと数日で多読はじめて5周年、ちょうど一冊読み終わったところですので久々に投稿いたします。
現在は1460万語通過中、一番最近読了したのはCollinsの"The Woman in White"でした。淡々と毎日読みながら、4行程度の英文の日記を書いたり、VOA Special EnglishをPodcastで聞いたり、GRやこれまで読んだ本の朗読CDを聴いたりしています。英語で発信する機会はいつもあるわけではないので、日記は意識して続けないと、というのが今の目標です。
読むほうは選択肢がかなり広がってきたことを実感しています。5年間ほぼ毎日読んでいた甲斐があった、と思いつつ、しかしまだ何でも読めるわけでもないです。1300万語以降読んだ本では、Harrisの"Black Sunday"は理解度がかなり低かった一冊。しかし読めると思わなかった"The Woman in White"をそこそこ読めたので、次は久しぶりにまたDickensを、と計画中です。
聴くほうは、集中して聴いていれば聴き取れる、といったところでしょうか。その集中力が読むときほどには続かないのが難点です・・・。GRではYL:5くらいのものはほぼ聴き取れ、しかしYL:6のCrime and Punishment(PGR6)はさっぱり聞き取れなかったので、久々にGRで読むことになりました。あとは児童書の朗読CDですが、Little HouseのCDを聴くのが今の一番の楽しみです。あとは以前はさっぱり聞き取れなかったHarry PotterのUS版(Jim Dale朗読のもの)が理解できるようになっていてなかなかうれしいです(Stephan FryのUK版の方が読むスピードが若干遅め)。聴く方は毎日15分程度聞き流す程度ですので特にすごい努力というのはしていないのですが、以前にも書いたかもしれませんが、やはり読む力がついて、聴いてもすぐに理解できるようになったということかもしれません。早い朗読を聴き取るには、読める速さを上げる必要があるのかな、と思ったりしています。
みゅうは会社に入った10年ほど前、毎日英語でEメールを書くのがお仕事でしたので、書くほうはさほど抵抗はありません。しかし最近は毎日書く必然性はなくなり、あとはお仕事のIT関連の英文というのはわりと決まっていますので、日常的なことをさらっと書けたら、と短い日記を書くようになりました(多聴多読マガジンの特集の影響もあります)。その日あったことを書いてみると、意外と英語でなんて書くんだっけ?となることの連続で、なかなか良い経験です。
では、この1年ほどで読んだ本のご報告を以下に。()内は著者名と総語数です。
YL:3-
Judy Moody Predicts the Future(McDonald)(11000)
みゅうは児童書が苦手なのですが、これは珍しく好きなシリーズ。Harry Potter#6の再読のあと、#7が届くまで3日間があいたため読みました。あいかわらず挿絵がかわいく、字体も良いです。
YL: 6-
Crime and Punishment(32748)(PGR6)
上述の通り朗読CDを聴いてもさっぱり理解できなかったため、読むはめに。多読1周年のころはPGR6というとなかなか手に取るのにも勇気がいったのですが、今回はさらっと読めて満足です。
YL:7-
Johnny Angel(Steel)(45000)
ダニエル・スティールの中篇。スティールは難易度的にも読みやすくはあるのですが、なにより登場人物に対するまなざしが暖かいので、安心して読めます。PBを読み始めの方にはスティールはお勧めです。
YL:8-
Angels Flight(Connelly)(128000)
Boschのシリーズです。このシリーズは渋くて好きなのですが、みゅうにとってはイマイチ読みにくいシリーズでもあります。しかし現在読んでいる同じ作家の"Void Moon"はさほど読みにくい印象もないので、少しは進歩したのかなぁ、と思ったりしています。
Silent Witness(Patterson)(174000)
Pattersonは初めてだったのですが、結構読みやすいですね。少年時代の話があって、後半は大人になってからの事件なのですが、少年時代のころの事件とのつながりなどわかって・・・、ということで、最後まで読んでちょっと暗い気持ちになってしまいました。しかし満足度も高いです。
The Mitford Girls(Lovell)(181000)
イギリスの貴族Mitford家の姉妹を描いたノンフィクション。第2次大戦中の記述がかなりあり、Mitford家の人々とヒトラーとの関係について語られています。といっても政治色の強い本ではなく、姉妹のバイタリティーあふれる人生が描かれている本。たくさんあった写真がとても興味深かったです。
Harry Potter and the Order of the Phoenix(255000)
Harry Potter and the half-blood Prince(168923)
Harry Potter and the Deathly Hallows(197651)
7月に7巻が出版されたらすぐに読み始めよう、と春から5・6巻を再読して備えていました。どれも大長編ですので、そのためにこの1年ではさほど他のものが読めなかったのですが。7巻のラストを読んで、納得の最後でした。みゅうは某先生のファンだったのですが、やはりなかなか見る目があったとほくそえんでいます。
Black Sunday(Harris)(117000)
この一年で読んだ本で、もっとも読めなかった本。HarrisはRed Dragon/Silence of the Lambs/Hannibalと好調に読めたので味をしめていたのですが、やはり甘くはなかったようです。いずれ再読を、とも思うのですが、その前にHannibal Risingを読んでしまうかもしれません・・・・。
The Broker(Grisham)(110000)
久しぶりに読むGrisham。初めは「イタリア語のお勉強かな」と思ったりして動きがなかったりするのですが、逃避行が始まってからはなかなか楽しめました。なかなか読みやすいのも相変わらず。しかし"The Client"ほどにどきどきしながら読むということはさすがになかったですね。Grishamもまた少しずつ読んでいきたいです。
YL:9-
The Woman in White(Collins)(267000)
みゅうは多読を始めるまで恥ずかしながらこの本を知りませんでした。OBW5(または6?)で読んで本当におもしろいと思い、いつか原書で読んで見たいとこの4年間ほど思っていた本です。Penguin Popular Classicsで厚さ4cmほどはあり、手に取るのにかなり勇気がいったのですが、読み始めると毎日読み進めるのが本当に楽しく、これほどおもしろいと思ったのはGrishamの"The Client"やBuckの"The Good Earth"以来です。多読を始めなければ知り合わなかった本。多読やっててよかったとあらためて思いました。YL:5くらいが読める方には、GRででもぜひ読んでいただきたいと思います。たしかPGR6でもあったような?
1500万語通過だとわりと近くなってしまうので、次は1600万語通過のときに、でしょうか?ではでは。
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