Re: アトムさん、おめでとうございます!

[掲示板: 〈過去ログ〉1000万語・3年以上報告 -- 最新メッセージID: 980 // 時刻: 2024/6/23(11:50)]

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539. Re: アトムさん、おめでとうございます!

お名前: しお
投稿日: 2007/2/18(08:28)

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アトムさん、こんにちは。しおです。
1000万語おめでとうございます!

〉で、1000万語通過された多くの方が書いていらっしゃいますが、
〉1000万語読んだからって、なんでも読める、ってことにはなっていないです。
〉100万語通過したころは、その10倍読むなんてことは雲の上の話で、
〉まったく想像を超えていました。

〉そんなに読んだら、もう何でも読めるよねー?と思っていたけれど、
〉実際通過すると、思っていたより読めない。1000万語もただの通過点。
〉レベル7とか8などは確かに読めているけれど、
〉日本語で読むような理解度で読んでいるわけではないし。

うん、ほんと、そうですね。

〉でもね、語数を重ねた分、500万語のころより細かいところの理解度が上がったのはホント。
〉相対的な問題ですね。よく言われることですが、過去の自分との比較。
〉それも長い目で見て。
〉2年前に読んだ本を再読するとよくわかります、前より深く理解ができていることが。

〉でもね、なんかね、分かって読めることが多くなると、
〉読んでもわからない部分がより鮮明になる感じで、
〉やっぱり思ったほどは読めないな、と思ってしまうのかな(ややこしいな)。

〉分かるようになった単語の数も確かに増えたのだと思うけれど、
〉簡単な一つの単語が深く分かるようになったということのほうが成果かもなあ。
〉具体例は挙げられないけれど。
〉そういえば未だに長いつづりの単語は空読みしているような気がする。

〉今書きながら気づいたけれど、単語は「分かるようになる」んだよね。
〉「覚える」んじゃなくって。

そうですよね、昔は単語は「覚える」だったですよね。

多読するようになって英語に対する感じ方が
ぐるっと変わったのだけど、大きく変わったことは分かってるんだけど、
どんな感じでかっていうと、言葉にするのが難しいんですよね。
でも、アトムさんの報告をずーっと読んでいって、「そうだそうだ!!」
って何度も思いました。すごく腑に落ちます。

多読して、ものすごく大きく変わったんだけど、
どう変わったのだか、
本を読むことに対する意識がどんどん薄くなってきて、
なんだか、どんどん、どうでもよくなってるような気がするんですよ。
「どうでもよい」っていうのいい意味なんですけどね。

〉あ、具体例を思いついた。
〉えっとね、anyとsomeのニュアンスがわかるようになった気がする。
〉なんだろ、anything と somethingの違い、というか。
〉あとね、would と shouldのニュアンスがわかるようになった気がする。

〉私の1000万語はこれだけの成果があればいいや(爆

〉実は800万語くらい読んだときに、
〉そろそろ1000万語だから、通過報告の準備をするか、と思いついたときがあって。
〉(「そろそろ」って思ってから1年半くらい経ちました。全然「そろそろ」じゃなかった)
〉そのときにいろいろ思いついたことをメモしていましたが、なんかもう、どうでもよくなった(笑

〉「わたしと『赤毛のアン』」については
〉前にも何度か書いたことがあるような気がするので割愛させていただきますが、
〉とにかく思い入れのある本で。
〉愛があると実力以上のレベルでも読めることは証明されていますが(されてた?)、
〉この本の場合は逆に思い入れがありすぎて読めなかったという。

その思い入れの本で、1000万語通過!
ほんとにおめでとうございます!!

〉このお話は、最初どこの出版社からも相手にされず、
〉出版されるまでに、原稿が3年ぐらい屋根裏のトランクの中にしまわれていたと、日本語訳のあとがきに書いてあるのですが、
〉ああ、これがトランクにしまわれていた原稿なのね、それを私は今、目にしているのね
〉とひたすら感動でした。
〉そして、泣いて、笑って。

〉日本語訳ではアンの台詞より地の文のほうが読みやすいのに、
〉英語だと地の文が難しくてアンの台詞のほうが読みやすいのはおかしかったわ。

私も風景描写のところがよく分からなかったです。
特に最初の部分が挫折しやすいなって思いました。
日本語で昔読んだときは「アンの台詞まわし長いな」って
思ってたんですが。いまだと、「アンって素直だなあ」と
思って、言葉に感情移入してしまいます。

〉■■■■■

〉GRのレベル0〜1はつまらん、と絵本に手を出し、

〉大好きな『大草原の小さな家』シリーズを読み、

〉これも大好きだった『ナルニア国物語』を読み(まだ全部読んでないけれど)、

〉多読開始前からなぜか持っていたハリーポッターをやっと読み(4巻までしか読んでないけれど)、

〉コレが読めたらすごいじゃん、と思っていた指輪物語(+ホビット)を読み、

〉英文学には欠かせないわよね、とアーサー王物語3部作を読み、

〉その合間に、昔邦訳で読んで面白かった本の、おお、そうだ、原作も読めるってことだよ?と
〉『ストリート・キッズ』と『夏への扉』『ストリート・キッズ』の原作を読み。

〉そして満を持して赤毛のアンですよ、
〉もう思い残すことはない。

ホビットと指輪読んで、アーサー王読んで。まさに王道じゃないですか。

〉思い残すことはないけれど、100冊を超える未読本が気がかり。(ってそれは思い残し)

おお、これは私も気がかり(というか痛い・・・)

〉で、いまさらこんなことをいうのもなんですが、
〉私、英語自体はやっぱりあまり好きではないみたい。
〉お話を読むのが好きなだけみたい。
〉本を読むのはもともと大好きなものですから。

〉翻訳されたものを読むってことは
〉訳者のフィルターを通して作品に触れているということなので、
〉誰のフィルターも通さずに、作者の意図をダイレクトに汲み取りたい、
〉という気持ちが強いようです、私。
〉だから本当は、絵本でも、
〉もともと独語で書かれたものを英語で読むのはやっぱりどうだろう、と思うわけです。
〉(でも読むんだけどね)
〉だからほんとうはミッフィーちゃんをオランダ語で読みたい。
〉(ムーミンはスウェーデン語で読みたい)

ムーミンはスウェーデン語かあー。そうだ、そうですよねー。
中学生のとき、ムーミンの文庫本を熱中して読んでた時期が
あったんですよ。あの不思議なイラストと共に。
その世界の中に入ってしまっていたんだけど、
作者が書いたものをダイレクトに読んだら、もっと世界を
深く感じられるでしょうね。
(自分がスウェーデン語をやることはまずないですが(爆)
しかし、世の中にはありえないことはないっていうしねえ・・・)

〉えーっと、だからなんだ、
〉そうだ、だから英語で書かれた物は英語のまま読めるように。

〉英語が読めたらかっこいいんじゃん?という「スタイル」重視ではじめた多読ですが、
〉本来読みたくない英語をいまだに読んでいるのは、そういう風に意識が変わったからだと思います。
〉「英語を読めるようになるためのストーリー」から「ストーリーを楽しむための英語」。
〉なんか下手すると、それってお勉強チックになりそうだけれど、そうならなかったことに感謝です。

〉最初に書かれた言葉でストーリーをもっともっと楽しむために、
〉英語をもっともっと自然に読めるようになるために、ストーリーをたくさん読む。
〉多読って、ほんとうに私向きだなあ。(先生、ありがとうございます)
〉私、思い通りに読めるようになるまで、英語で本を読むことは止めないと思います。
〉読めるようになっても止めないですけど(そりゃそう)。

あはは、そりゃそうですね。止めないですよね。

お勉強チックにならないで、ストーリーを読めば読むほど
自分の感じ方が自然になっていくんだろうなと
いう方法に出会えて、私も「よかった!」と思います。
作者が書いたものを、直に読めて、ストーリーを楽しめるって
すごいことですよね、ほんとに。

〉だから、私は別にしゃべれなくてもいいんですね。
〉読めるだけいいのね。本が好きなの。
〉話せなくてもいいの。映画はあまり見ないの。
〉だからシャドーイングを本気でやる気にならないの。(おお、うまく着地した)
〉英語を使う環境にないし。

〉でも読んでいたら書きたくなってくるのです。しゃべりたくないけど書きたくなってくるのね。
〉で、チョコチョコ書いています。
〉はじめは考える時間が多かったですが、最近は吹っ切れてきました。
〉まあ、たいしたことは書いていないですけれど。文法とかよくわからないし。
〉恥をしのんでちょっとだけ公開。間違いは許してね。
〉I am making a curtain.
〉Making a curtain is simple.
〉You only have to sew 5 straight lines.
〉But each of lines is so long.
〉You may be bored during sewing a line.
〉ははは。なかなかよいカーテンが完成したことをご報告いたします。

これ、アトムさんの中で言葉があふれてきたんですね。
私はなぜか書きたくなったことないんですよ。
どっかから漏れてるのかな??
人によってあふれるところ(漏れるところ)が違うのかも、

〉シャドーイングにあまり魅力を感じない私ですが、
〉でも、英語を聞いてそのままわかるってどんな感じだろう、
〉という未知の世界に興味はあるんです。
〉だから、年頭に「来年からシャドーイングをする」と決めました。
〉来年からね。今年じゃないのね。

おお、「来年から」ですね。
でも、予定にはいってるんですね。

私、前にこの広場で報告したとき、シャドーイングのこと
長々書いてしまったんですけど、これはまだ、読むときのように
自分にとって「どうでもよく」なってないからだなーと
今突然思いました。

〉それから、英語で1000万語を通過したら今度は独語に力をいれる、と決めていました。
〉だから今年は独語年です。
〉今、私の中で独語が熱いです。

子どものとき読んだ名作を読みたいと思っても
独語版だけで、英語訳がないものがいっぱいあって
残念なんですよ。
独語で読むようになっていったら、また世界がぐーんと
広がるでしょうね!!

〉それから、絵本報告がフィナーレを迎えたら、
〉タドキストリンクに絵本のブログの登録申請をしようと思っていたのをすっかり忘れていました。
〉ははは、そのうち申請させていただきます。

〉ここまで読んでいただいてありがとうございました。
〉次の報告は2000万語通過時の予定(律儀だからするよ:そこまで記録をつけていたらね

アトムさんの2000万語報告ぜひ読みたいです。

〉みなさまの多読生活が実りあるものになりますことを。
〉Happy Reading!

アトムさんもHappy Reading!


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