3年半と720万語報告

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420. 3年半と720万語報告

お名前: カイ http://takuton.jugem.jp/
投稿日: 2006/12/6(16:01)

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皆様 こんにちは カイです。

実に中途半端だと思いつつ
多読生活3年半報告と720万語報告にやってまいりました。
12月中に報告しとかないと、一年が終わらない!と思い込んでの登場です。(なんで?)

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今回の目玉(?)は、
600万語通過(2005年11月末)以降のこの1年の語数表です。
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2005年12月  270,905 記憶がないですが、時間も気合もあった模様。
2006年 1月  216,062 

2006年 2月   48,285 パン作り(ホームベーカリー)、お菓子作りにはまる
2006年 3月  190,000 

2006年 4月   53,369 ハワイ旅行計画 準備に浮かれる(笑)
2006年 5月   47,910    ↓
2006年 6月   24,759 実際に行って浮かれる(笑)

2006年 7月   37,077 7月後半の長雨から夏バテのはじまり〜
2006年 8月   7,000 8月には最高血圧80となる(低!)

2006年 9月   68,993 体調復活して読む気満々も秋の仕事の繁忙期。
2006年10月   45,948 700万語越えたのは、ここ♪

2006年11月  196,000 仕事の山が11月半ばに終わり、読む気満々!
2006年12月     ? 

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上の語数を「*マーク」一つ1万語として、アバウトに並べました。
ちょっとグラフっぽい?いやぁ、デッコボコですね(笑) 
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2005年12月***************************
2006年 1月**********************
2006年 2月*****
2006年 3月*******************
2006年 4月*****
2006年 5月*****
2006年 6月**      
2006年 7月****      
2006年 8月*          
2006年 9月*******      
2006年10月*****       
2006年11月********************
2006年12月? 

どうやら、
体力 ○、読む時間 × の時でで5万語ぐらい、
体力 ○、読む時間 ○ の時で20万語ぐらい、
体力がダメダメな時は、かぎりなくゼロ!が、私のペースのようです。

うーん、表にしてみるもんですね。いままでそんな事知らなかった。

ここから季節季節の感想
12月、1月 の記憶はあまりないので飛ばして、

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<2月〜6月の感想>
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自分にとって興味を惹かれる事を見つけてしまい、
面白いぐらいに、語数が減っています。
本を読むより、そっちがやりたくなっちゃうんですよね。
語数としては少ないですが、生活としてはいろいろ楽しかった時期です。

1万語前後の気楽に読める本を中心に読んでました。
このぐらいの語数の本だと、1日〜2日で読み終わるので、気晴らしにとっても良い♪
(100万語越えたばかりの頃は5千語の本で ヒーヒー言っていた事を申し添えます。人間成長するもんです。)

3月の19万語はInk Heartという15万6千語の正統派ファンタジーが原因。
これは1月ぐらいから、じみーに読み続けていたのをやっと読み終わっての語数入れなので、ちょっと番外(笑)

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<7月〜8月の感想>
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7月後半の長雨の後、劇的に体力が落ちました。
だるい、だるい、だるい。
とにかく体が重い、動きたくない。
この時は絵本Onlyです。
字が多い本、見たくない〜という気分でした。

7月前半、体力が落ちる前は 
Spiderwick Chroniclesシリーズ(全5巻)にはまりました。
1冊約1万語、お気楽ファンタジーでお勧め!

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<9月〜10月の感想>
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9月に大風邪ひきこみ、2週間ぐらいグズグズするも
涼しさとともにダルさは快調になくなり、読む気満々!
ところが、仕事の繁忙期と重なり、時間が取れない。
という事で、読み応えのある 正統派ファンタジー ゲド戦記を読んでいました。
語数が一冊5万語ぐらいと、私にとっては短く気楽に読める所がGood!
読み応えのある本格派なので、少ない語数でも、充実感たっぷりでした。
(あはは、すごいこと言ってるー 何度も言いますが、昔は5千語で長かった)

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<11月〜今までの感想>
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11月半ば過ぎに仕事の山が越えました。
本が読みたーい!!!
長いのがいい!本格派がいい!
という事で、Ropemakerという正統派ファンタジーに手を出しました。
19万6千語なり♪
とてもとても面白かった。充実です。
その余韻はまだ続いてまして、またもや長い正統派ファンタジーに手を出そうとしています(笑)

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◎感想いろいろ
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300万語ぐらいまでの「読みたい!読みたい!どんどん読みたい!」という強烈さは抜け
多読以外の生活も楽しみたい。世の中には面白い事っていろいろある。
という穏やかな読み方に移ってきています。
でも、多読は生活の一部だから辞めることはない♪そんな感じ♪
生活に根付いた一年。そんな気がしています。

この一年で変わったなぁ。と思うのが本の選択方法。
今年の後半はファンタジーしか読んでない!偏ってますよね〜

ちょっと前まで、限りなくゼロに近いとはいえ微かに漂っていた
「英語が出来る人になりたい」という『欲』のような物が完全に消えました(爆)
それが良いのか悪いのかは謎ですが、
私が読みたい本を読むの!なんか文句あっか!という気合が以前より輝いています(爆爆)
多読を始めた当初から「これを読まなければ」という意識が低かったんですが、その技に磨きがかかったようです。

この、ある意味我儘な多読生活、私には合っているようです。
のらりくらり、ぼちぼち 多読を続けたいな。そう思っています。

皆々様も、ご自身に合った多読生活が見つかりますように。
いろいろな方法で楽しく続けられる事が、希望の光になると思うから。

みんなでいろいろな道を切り開き、整備していけたらいいですね。
私は先陣きって歩く係、私は草を刈る係、私は石をどける係。みたいに。
一度出来た道を消さないように歩く係や出来た道を広げる係、看板立てる係も必要かも。
たくさんの人がいろいろな方法で、そしていろいろな考え方で多読に関われば関わるほど、
素敵な道が何本も出来そうだな。そう思うのです。
多読の方法が多様になれば、後から続く人たちの選択肢が増えますし♪

それぞれの楽しみ方で Happy Reading!
 

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最後に上の感想で出てきた本のご紹介♪
ファンタジーだけの紹介になってしまいました。
(ファンタジー以外で読んだのは、他の方が紹介してくださってるので飛ばし!)
興味の無い方は、ここからは捨ててください。
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■Inkheart 
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009880]
YL8 156,000語
雨の降る夜、男が私達の家を見つめていた。
MOは言う。
「彼は私に会いにきたのだ」
すべてはあの夜から始まった。
顔に3本の傷のある男が、私達の家に来た日から。
ううん、違う。もっと前から始まっていた。
私が知らなかっただけで...

面白い!!!
本好きなら一度は夢にみるような出来事が現実になっています。
でも、現実になることが、必ずしも幸せとは限らない...
優しいお父さんMO(本名Mortimerを縮めた愛称)と一緒に、本に埋もれるように暮らすMeggieが主人公。
本好きな人々が、主要な登場人物に多数存在していて、
本に対する並々ならぬ愛情がほとばしっています。

そしてこの本、各Chapterごとに、いろいろな本の引用が最初に書かれています。
その内容が、そのChapterの展開を暗示するように...
引用された作家さんは24名!
Chapter数は59!(同じ作者の方から別の本が引用されている事もあります)
TolkienやDahlも引用されています。
これだけでも、本好きなら読みたくてしょうがなくなる本だと思いませんか?

読み応えのある素晴らしい本です。
しかし、難しい...
しかも3部作の1作目!謎がいっぱいあるまま終わっています。

2作目InkspellがようやくPBになるようなので(予約可になっていた)カートに入れてしまいました。
よ、よめるのか?自分?
読み出すまでに気合の必要な(笑)でも面白い本です。

3部作の予定ですが、最終巻はまだ刊行されていません。いつかな?

 

■Spiderwick Chronicle シリーズ 全5巻
YL4〜5 語数1万語前後 
[url:http://www.mcpl.lib.mo.us/readers/series/juv/title.cfm?id=1866]
お気楽ファンタジーです。肩の力を抜いて読めます。
ハードカバーしか販売が無いのが、泣き所ですね。でも面白い!
ファンタジー好きにはおなじみの妖精やドワーフ、トロール、ゴブリンなど盛りだくさん。
アーサー叔父さんの残した『Field Guid』を読むと、ファンタジーの生物の生態が分かってしまう。
それはとてもワクワク出来る事で、それでいて、とても危険な事なのです。

○Field Guide,The
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010470]
Mallory ,Jared, そして Simon の Grace家3兄弟 は 
古めかしいビクトリアン調の家に引っ越してきた。
壁から聞こえる変な音、今にも床が抜けそうな階段。
家の中を探検するうちに、奇妙なものを色々発見する。
何がはじまる?何が起こっている?
シリーズ1巻。

○Seeing Stone ,The
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010472]
Simonが何か見えない物に引きづられ、連れ去られた。
Goblinが連れ去ったとTHIMBLETACKは言うけど、
そんなもの何も見えないよ!
Seeing Stone を探さなければいけない。
You can see what's not shown.
シリーズ2巻。

○Lucinda's Secret
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010473]
Arther叔父さんの『Field Guid』を手放したくはないJared。
でも、これを持っているのはとても危険だ。
Grace3兄弟は『Field Guid』をどうするべきか
Aunt Lucinda に尋ねる為、精神病院にお見舞いに行く事にする。
シリーズ3巻。

○Ironwood Tree, The
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010475]
今日はMalloryのフェンシングの試合だ。
あれ?誰かがMalloryのかばんを盗んでいる?
誰だ!?Jaredは追跡を始める。
シリーズ4巻。

○Wrath of Mulgarath, The
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010476]
家が滅茶苦茶に破壊されている!そしてお母さんがいない!
Goblinが家を襲撃したのだ。
連れ去られてしまったお母さん。
何とかしなければ。でもどうしたらいい?
シリーズ最終巻。

 

■Earthsea シリーズ(ゲド戦記) 全5巻 + 外伝
YL8.5前後 語数 5万語±2万語(かなり誤差がありますので、書評でご確認ください)
[url:http://www.mcpl.lib.mo.us/readers/series/juv/title.cfm?id=1163]
ファンタジーの古典と言っても良いのではないでしょうか?
本当に読み応えのある本です。
私はただいま2巻まで読了♪続きを読むのにワクワクしつつ、
もったいない気もして(笑)ゆっくり熟成させています。
私はかなり読みやすかったのですが、「読みにくい」という方多数。
言葉のフレーズ、一つ一つに隠された意味があるような不思議な文章です。
禅問答に答えを出そうとする感覚と似ています。
考え込まずに、心の中をすーっと通り過ぎさせる事が出来る方は
きーっと英語でもがんがん読めます!

○Wizard of Earthsea, A
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002287]
Gedは生まれの身分は低いながらも、魔法の才能に溢れていて、それを自分も知り、他人も認めている。
彼は人に見下される事が我慢なら無い。
そんな彼は、愚かなプライドの高さから、名も無き闇、を呼び込んでしまう。

生きる事、死ぬ事。
目に見えないもの、明らかなもの。
聴こえる音、音にならない音。
目をそむけたいもの、いつまでも見ていたいもの。
闇との闘いの物語でありながら、決着のつけ方は、実に思いがけないものでした。
でも、とてもしっくりくる...
人間の生き方について、心の奥底に溜まるものがあるように思います。
シリーズ第1巻。

○Tombs of Atuan, The
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011182]
少女は神官の生まれ変わりだと言われた。
5歳の時、名前も家族も彼女が繋がる世界の全てを奪われた。
Tombs of Atuan の暗い深い闇が彼女の守る全て。

このお話はGedの物語というよりも Arha(Tenar)の物語と言った方が正しいかもしれません。
この世の中の闇、名前すらない太古の力。
それに仕える運命を背負わされたArha。
彼女が与えられた運命から自分の力で運命を決めていく様は、壮絶に苦しく、そして美しいです。
シリーズ第2巻。

○Farthest Shore, The
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011181]
未読♪
スタジオジブリがアニメ化した「ゲド戦記」はこちらの3巻。
でもでも、原作とは大幅に違うようです。(まったくの別物という噂)
実はジブリ版のアニメに感動して泣いてしまった私。
でも原作に思い入れのある方はどうなのかしら?難しいですよね。
そんなこんなで、少し読み始めるのが怖く、ストップしています。
近いうちに読みたいな。
シリーズ第3巻。

○Tehanu
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011689]
未読♪シリーズ第4巻。

○Tales from Earthsea
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011815]
未読♪ 外伝。
第5巻のOther Wind , The より先に、こちらを読んだ方が良いそうです。

○Other Wind , The
書評なし
ISBN: 044101125X
未読♪シリーズとしては5巻。最終巻。
 
 

■Ropemaker, The
書評なし
YL7〜9ぐらい? 196,000語(概算)
ISBN: 0385730632

魔法を伝える一族に生まれたTiljaは
魔法によって守られた谷で育った。
しかし、谷にかけられた魔法が消えかかってきたのだ。
谷の魔法が消えれば、帝国から人が来る。
そして谷は戦場になってしまう。
谷の森の魔法を守る一族からTiljaとMeenaが 
谷の山の魔法を守る一族からAlnorとTahlが旅に出る。
谷の魔法を再びよみがえらせる為に。

正統派のファンタジーだと思います。
魔法を伝える一族に生まれても、
その力を受け継ぐのは姉妹の中でただ一人。
そして、長女でありながら、力を受け継がず、
妹が力を受けついだ事を受け入れながら
それでも葛藤を隠せないTiljaが主人公です。

魔力を持つスプーン、ROC鳥、賢者(という表記は出てきませんが私のイメージ)の魔法使いなどなど
ファンタジーらしい登場人物が盛りだくさん。
一人の少女の成長を軸に大きな時間の流れを感じるファンタジーになっています。

久しぶりに「あら?知らぬ間に敵は倒れた」という感覚で読んでいた本です。
いやぁ、たくさん飛ばしても面白い本は面白いんです。
 

ここまでながーい文章お読みいただいた皆様、ありがとうございました!
よいお年を!(って気が早すぎるってば!)


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